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公開番号
2025114382
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024009046
出願日
2024-01-24
発明の名称
振動デバイスおよび振動デバイスの製造方法
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H03H
9/02 20060101AFI20250729BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】配線の断線を抑制しつつ、振動素子と配線とを良好に接合することができる振動デバイスおよび振動デバイスの製造方法を提供する。
【解決手段】振動デバイスは、互いに表裏関係にある第1面および第2面を備え、前記第1面と前記第2面とを貫通する貫通孔が形成されている半導体基板と、前記半導体基板の前記第2面側に配置され、前記貫通孔内に露出する導電層を備える半導体回路と、前記貫通孔の内周面に配置され、前記導電層と電気的に接続されている第1配線と、前記第1面に配置され、前記第1配線よりも表面粗さが小さい配線層および前記配線層を覆う被覆層を備える第2配線と、前記半導体基板の前記第1面側に位置し、接合部材を介して前記第2配線に接合されている振動素子と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに表裏関係にある第1面および第2面を備え、前記第1面と前記第2面とを貫通する貫通孔が形成されている半導体基板と、
前記半導体基板の前記第2面側に配置され、前記貫通孔内に露出する導電層を備える半導体回路と、
前記貫通孔の内周面に配置され、前記導電層と電気的に接続されている第1配線と、
前記第1面に配置され、前記第1配線よりも表面粗さが小さい配線層および前記配線層を覆う被覆層を備える第2配線と、
前記半導体基板の前記第1面側に位置し、接合部材を介して前記第2配線に接合されている振動素子と、を備えることを特徴とする振動デバイス。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記第1配線は、めっき配線であり、
前記第2配線は、スパッタリング配線である請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項3】
前記第1配線は、前記第1面にはみ出し、
前記第2配線は、前記第1面において前記第1配線と接している請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項4】
前記第2配線は、前記第1配線を覆っている請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項5】
前記貫通孔内において、前記第1配線と前記第2配線との間に介在する第1有機樹脂膜を有する請求項4に記載の振動デバイス。
【請求項6】
前記第1有機樹脂膜は、前記第1面にはみ出している請求項5に記載の振動デバイス。
【請求項7】
前記貫通孔の内周面と前記第1配線との間に介在する第2有機樹脂膜を有する請求項3に記載の振動デバイス。
【請求項8】
前記第2有機樹脂膜は、前記第1面にはみ出している請求項7に記載の振動デバイス。
【請求項9】
前記第1面と前記第2配線との間に介在する第3有機樹脂膜を有し、
前記第3有機樹脂膜と重なる部分において、前記振動素子が前記接合部材を介して前記第2配線に接合されている請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項10】
前記第1配線は、前記貫通孔の縁部における膜厚よりも中央部における膜厚の方が厚い請求項1に記載の振動デバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動デバイスおよび振動デバイスの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載された半導体装置は、互いに表裏関係にある上面および下面を備え、これら両面を貫通する貫通孔が形成された半導体基板と、半導体基板の下面上に配置され、貫通孔内に露出する第1導電層と、貫通孔の内壁に配置された絶縁層と、絶縁層上に配置された有機絶縁層と、有機絶縁層上に配置され、有機絶縁層が有する第2開口部を介して第1導電層と電気的に接続された配線と、を有する。また、配線は、貫通孔内から半導体基板の上面上に延びて形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-113466号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような構成の半導体装置を所定の周波数信号を発振する発振器に適用した場合、その発振器は、上述した半導体装置と、半導体装置の上面側に位置し、接合部材を介して上面上の配線に接合された振動素子と、半導体基板の上面に接合され、半導体基板との間に振動素子を気密封止する蓋体と、を有する構成となる。しかしながら、特許文献1に記載された半導体装置では、配線の貫通孔内に配置された部分と上面上に配置された部分とが共に銅めっきで形成され、同じ構成であるため、貫通孔内での配線の断線あるいは振動素子と配線との接合不良が生じ易くなる。つまり、配線の断線を抑制しつつ、振動素子と配線とを良好に接合することが困難である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の振動デバイスは、互いに表裏関係にある第1面および第2面を備え、前記第1面と前記第2面とを貫通する貫通孔が形成されている半導体基板と、
前記半導体基板の前記第2面側に配置され、前記貫通孔内に露出する導電層を備える半導体回路と、
前記貫通孔の内周面に配置され、前記導電層と電気的に接続されている第1配線と、
前記第1面に配置され、前記第1配線よりも表面粗さが小さい配線層および前記配線層を覆う被覆層を備える第2配線と、
前記半導体基板の前記第1面側に位置し、接合部材を介して前記第2配線に接合されている振動素子と、を備える。
【0006】
本発明の振動デバイスの製造方法は、互いに表裏関係にある第1面および第2面を備え、前記第1面と前記第2面とを貫通する貫通孔が形成されている半導体基板と、前記半導体基板の前記第2面側に配置され、前記貫通孔内に露出する導電層を備える半導体回路と、を有する半導体装置を準備する準備工程と、
めっき処理によって、前記貫通孔内に前記導電層と電気的に接続される第1配線を形成する第1配線形成工程と、
スパッタリングによって、前記第1面に、前記第1配線よりも表面粗さが小さい配線層および前記配線層を覆う被覆層を備える第2配線を形成する第2配線形成工程と、
接合部材を介して前記第2配線に振動素子を接合する振動素子接合工程と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。
半導体基板に形成された貫通孔の拡大断面図である。
半導体基板に形成された貫通孔の拡大断面図である。
半導体装置の上面を示す平面図である。
半導体装置の断面図である。
振動素子を示す平面図である。
接合部材の形成方法を説明するための断面図である。
めっき処理での問題点を説明するための断面図である。
振動デバイスの製造工程を示すフローチャートである。
振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。
振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。
振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。
振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。
振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。
振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。
振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。
振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。
振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。
振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。
振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。
第2実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。
半導体基板に形成された貫通孔の拡大断面図である。
半導体基板に形成された貫通孔の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の振動デバイスおよび振動デバイスの製造方法を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0009】
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。図2および図3は、それぞれ、半導体基板に形成された貫通孔の拡大断面図である。図4は、半導体装置の上面を示す平面図である。図5は、半導体装置の断面図である。図6は、振動素子を示す平面図である。図7は、接合部材の形成方法を説明するための断面図である。図8は、めっき処理での問題点を説明するための断面図である。図9は、振動デバイスの製造工程を示すフローチャートである。図10ないし図20は、それぞれ、振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。なお、説明の便宜上、各図には、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸として図示している。また、Z軸方向の矢印が向く側を「上」とも言い、反対側を「下」とも言う。また、Z軸方向からの平面視を単に「平面視」とも言う。
【0010】
図1に示すように、振動デバイス1は、半導体装置2と、半導体装置2の上面に配置された振動素子3と、振動素子3を覆って半導体装置2の上面に接合された蓋体4と、を有する。このような振動デバイス1では、半導体装置2と蓋体4とによりパッケージPが形成され、パッケージPが有する収容空間Sに振動素子3が収容されている。
(【0011】以降は省略されています)
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