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公開番号2025114493
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2025002993
出願日2025-01-08
発明の名称外用組成物
出願人大正製薬株式会社
代理人
主分類A61K 8/49 20060101AFI20250729BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】エクトインの安定性に優れた外用組成物を提供すること。
【解決手段】
エクトインとヘパリン類似物質、グリチルリチン酸及び/又はその塩、アスコルビン酸グルコシド、及びアラントインからなる群から選ばれる少なくとも一種とを含有することを特徴とする外用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(a)1w/w%以上のエクトイン、(b)ヘパリン類似物質、グリチルリチン酸及び/又はその塩、アスコルビン酸グルコシド、及びアラントインからなる群から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする外用組成物。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
(a)エクトイン1質量部に対し、(b)ヘパリン類似物質が0.01~10質量部である請求項1に記載の外用組成物。
【請求項3】
(a)エクトイン1質量部に対し、(b)グリチルリチン酸及び/又はその塩が0.01~10質量部である請求項1に記載の外用組成物。
【請求項4】
(a)エクトイン1質量部に対し、(b)アスコルビン酸グルコシドが0.1~10質量部である請求項1に記載の外用組成物。
【請求項5】
(b)グリチルリチン酸及び/又はその塩が、グリチルリチン酸ジカリウムであることを特徴とする請求項1又は3に記載の外用組成物。
【請求項6】
(a)エクトイン1質量部に対し、(b)アラントインが0.1~10質量部である請求項1に記載の外用組成物。
【請求項7】
外用組成物に、(b)ヘパリン類似物質、グリチルリチン酸及び/又はその塩、アスコルビン酸グルコシド、及びアラントインからなる群から選ばれる少なくとも1種を含有させ、(a)エクトインを安定化する方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エクトインを含有する外用組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
エクトインはエジプトの塩湖に生息する好塩基性バクテリア中に多く存在する環状アミノ酸である。エクトインは水和核を生成することで水分保持力を有し、乾燥・紫外線・大気汚染物質・温度・化学物質から細胞を保護することから(非特許文献1)、保湿や皮膚バリア機能向上効果が謳われ、化粧品や医薬部外品などの外用製剤に保湿剤として配合されている。
【0003】
エクトインを配合した製剤は開発が進められており、特許文献1にはエクトインを含有するスキンケアクリームや日焼け止めローション、ヘアスタイリングゲル等記載されている。しかしながら、製剤中での安定性については報告がなく、他の成分とともに配合することによるエクトインの安定性への影響も報告されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2003-528122
【非特許文献】
【0005】
Clinics in Dermatology (2008) 26, 326-333
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、エクトインの安定性に優れた外用組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、エクトインとヘパリン類似物質、グリチルリチン酸及び/又はその塩、アスコルビン酸グルコシドから選ばれる一種とを配合することにより、外用組成物中でエクトインの安定性を向上できることを見出した。
【0008】
すなわち本発明は、
(1)(a)1w/w%以上のエクトイン、(b)ヘパリン類似物質、グリチルリチン酸及び/又はその塩、アスコルビン酸グルコシド、及びアラントインからなる群から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする外用組成物、
(2)(a)エクトイン1質量部に対し、(b)ヘパリン類似物質が0.01~10質量部である(1)に記載の外用組成物、
(3)(a)エクトイン1質量部に対し、(b)グリチルリチン酸及び/又はその塩が0.01~10質量部である(1)又は(2)に記載の外用組成物、
(4)(a)エクトイン1質量部に対し、(b)アスコルビン酸グルコシドが0.1~10質量部である(1)~(3)のいずれかに記載の外用組成物、
(5)(b)グリチルリチン酸及び/又はその塩が、グリチルリチン酸ジカリウムであることを特徴とする(1)~(4)のいずれかに記載の外用組成物、
(6)(a)エクトイン1質量部に対し、(b)アラントインが0.1~10質量部である(1)~(5)のいずれかに記載の外用組成物、
(7)外用組成物に、(b)ヘパリン類似物質、グリチルリチン酸及び/又はその塩、アスコルビン酸グルコシド、及びアラントインからなる群から選ばれる少なくとも1種を含有させ、(a)エクトインを安定化する方法、
である。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、エクトインの安定性に優れた外用組成物を提供することが可能となった。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の外用組成物において用いる各成分は、通常、医薬品、医薬部外品、又は化粧料に用いられる品質のものを適宜使用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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