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公開番号
2025115024
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-06
出願番号
2024009321
出願日
2024-01-25
発明の名称
化合物および有機エレクトロルミネッセンス素子
出願人
三星電子株式会社
,
Samsung Electronics Co.,Ltd.
代理人
IBC一番町弁理士法人
主分類
C07F
5/02 20060101AFI20250730BHJP(有機化学)
要約
【課題】発光スペクトル幅が狭く、高色純度を実現することができ、有機エレクトロルミネッセンス素子の発光効率および寿命を向上させうる、新規な青色発光材料を提供する。
【解決手段】下記一般式1で表される構造のAr
1
の環形成原子またはAr
2
の環形成原子に、下記一般式2で表される構造が1つ付加した構造を有し、かつ下記一般式2で表される構造のAr
5
の環形成原子およびAr
6
の環形成原子の少なくとも一方に、下記一般式3で表される構造が1つ以上4つ以下付加した構造を有する、化合物である。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式1で表される構造のAr
1
の環形成原子またはAr
2
の環形成原子に、下記一般式2で表される構造が1つ付加した構造を有し、かつ
前記一般式2で表される構造のAr
5
の環形成原子およびAr
6
の環形成原子の少なくとも一方に、下記一般式3で表される構造が1つ以上4つ以下付加した構造を有する、化合物:
JPEG
2025115024000043.jpg
51
149
前記一般式1、前記一般式2および前記一般式3において、Ar
1
~Ar
8
は、それぞれ独立して、置換もしくは無置換の環形成原子数6以上30以下の芳香族炭化水素環、または置換もしくは無置換の環形成原子数5以上30以下の芳香族複素環であり、
前記一般式2において、Xは、-O-、-S-、-NR
21
-または-CR
22
R
23
-であり、R
21
、R
22
およびR
23
は、それぞれ独立して、水素、重水素、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、または置換もしくは無置換のヘテロアリール基であり、Xが-NR
21
-である場合、R
21
を介してAr
7
の環形成原子と結合してもよく、
前記一般式1において、Zは、炭素またはケイ素であり、
前記一般式2において、2つの結合手*1は、前記一般式1で表される構造のAr
1
の2つの環形成原子と結合する、または2つの結合手*1は、前記一般式1で表される構造のAr
2
の2つの環形成原子と結合し、
前記一般式3において、Yは、-O-、-S-または-NR
31
-であり、R
31
は、水素、重水素、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、または置換もしくは無置換のヘテロアリール基であり、2つの結合手*2は、前記一般式2で表される構造のAr
5
の2つの環形成原子と結合する、または2つの結合手*2は、前記一般式2で表される構造のAr
6
の2つの環形成原子と結合する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記一般式1で表される構造のAr
1
の環形成原子またはAr
2
の環形成原子に、下記一般式4で表される構造が1つ付加した構造を有し、かつ
下記一般式4で表される構造のAr
5’
の環形成原子およびAr
6
の環形成原子の少なくとも一方に、下記一般式5で表される構造が1つ以上4つ以下付加した構造を有する、請求項1に記載の化合物:
JPEG
2025115024000044.jpg
68
130
前記一般式4において、
R
41
は、重水素、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、または置換もしくは無置換のヘテロアリール基であり、
nは、0、1、2または3であり、ここで、nが2以上である場合、R
41
は、同一であっても異なっていてもよく、
Ar
6
、Ar
7
、Xおよび結合手*1は、前記一般式2における説明と同義であり、
前記一般式5において、
Ar
9
は、置換もしくは無置換の環形成原子数6以上30以下の芳香族炭化水素環、または置換もしくは無置換の環形成原子数5以上30以下の芳香族複素環であり、
2つの結合手*2は、前記一般式5で表される構造のAr
5’
の2つの環形成原子と結合する、または2つの結合手*2は、前記一般式5で表される構造のAr
6
の2つの環形成原子と結合し、
Ar
8
は、前記一般式3における説明と同義である。
【請求項3】
前記一般式1で表される構造のAr
1
の環形成原子またはAr
2
の環形成原子に、下記一般式6で表される構造が1つ付加した構造を有する、請求項1または2に記載の化合物:
JPEG
2025115024000045.jpg
76
130
前記一般式6において、
R
61
は、重水素、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、または置換もしくは無置換のヘテロアリール基であり、
mは、0または1であり、
Ar
6
、Ar
7
、Xおよび結合手*1は、前記一般式2における説明と同義であり、Ar
8
は、前記一般式3における説明と同義であり、Ar
9
は、前記一般式5における説明と同義である。
【請求項4】
前記一般式1で表される構造のAr
1
の環形成原子またはAr
2
の環形成原子に、下記一般式7で表される構造が1つ付加した構造を有する、請求項1または2に記載の化合物:
JPEG
2025115024000046.jpg
83
130
前記一般式7において、
R
71
およびR
72
は、それぞれ独立して、重水素、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、または置換もしくは無置換のヘテロアリール基であり、
oは、0、1、2、3または4であり、ここで、oが2以上である場合、R
71
は、同一であっても異なっていてもよく、
pは、0、1、2または3であり、ここで、pが2以上である場合、R
72
は、同一であっても異なっていてもよく、
Xおよび結合手*1は、前記一般式2における説明と同義であり、Ar
8
は、前記一般式3における説明と同義であり、Ar
9
は、前記一般式5における説明と同義であり、R
61
およびmは、前記一般式6における説明と同義である。
【請求項5】
請求項1または2に記載の化合物を含む、組成物。
【請求項6】
熱活性化遅延蛍光材料および燐光材料の少なくとも一方をさらに含む、請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
前記燐光材料は、白金錯体である、請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
請求項1または2に記載の化合物を含む、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料。
【請求項9】
請求項1または2に記載の化合物を含む有機層を有する、有機エレクトロルミネッセンス素子。
【請求項10】
前記有機層は発光層である、請求項9に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、化合物および有機エレクトロルミネッセンス素子に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
有機エレクトロルミネッセンス素子は、スマートフォン等のディスプレイとして採用されており、高い色純度を確保するためにトップエミッション方式によるキャビティ効果を利用した色純度の向上が図られている。しかし、トップエミッション方式によるキャビティ効果を利用することにより、色純度が向上する一方で、発光効率が低下するという問題がある。
【0003】
現在、有機エレクトロルミネッセンス素子の発光材料として、蛍光材料、燐光材料が主に利用されている。有機エレクトロルミネッセンス素子では赤、緑、青の3色の発光材料が用いられており、中でも青色発光材料は、発光効率、素子寿命、色純度等の観点から更なる改良が求められている。
【0004】
したがって、現在採用されているトップエミッション方式の青色有機エレクトロルミネッセンス素子の発光効率を向上させるために、半値幅が狭く高効率な有機エレクトロルミネッセンス特性を与える発光ドーパント材料が求められる。
【0005】
近年、ホウ素原子を導入した下記の化合物a、および化合物bのような発光材料が、青色発光を示し、有機EL素子において狭い半値幅と、高い発光効率を示すことが報告された(非特許文献1および2参照)。
【0006】
JPEG
2025115024000001.jpg
26
130
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
“Ultrapure Blue Thermally Activated Delayed Fluorescence Molecules: Effcient HOMO-LUMO Separation by the Multiple Resonance Effect” Takuji Hatakeyama, Kazushi Shiren, Kiichi Nakajima, Shintaro Nomura, Soichiro Nakatsuka, Keisuke Kinoshita, Jingping Ni, Yohei Ono, and Toshiaki Ikuta, Advanced Materials 2016, 28, 2777-2781
“Narrowband deep-blue organic light-emitting diode featuring an organoboron-based emitter” Yasuhiro Kondo, Kazuki Yoshiura, Sayuri Kitera, Hiroki Nishi, Susumu Oda, Hajime Gotoh, Yasuyuki Sasada, Motoki Yanai and Takuji Hatakeyama, Nature Photonics 2019, 13, 678-682
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
有機エレクトロルミネッセンス素子では、広い色域を網羅するために、赤、緑および青(R,G、B)のそれぞれについて、高色純度の発光材料が要求される。
【0009】
しかしながら、特に青色発光材料において、高色純度の発光の実現は難しく、上記非特許文献1および2に記載の材料では、発光スペクトル幅が広く、色純度が十分ではないという問題がある。
【0010】
そこで本発明は、発光スペクトル幅が狭く、高色純度を実現することができ、有機エレクトロルミネッセンス素子の発光効率および寿命を向上させうる、新規な青色発光材料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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