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公開番号
2025116432
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-08
出願番号
2024010850
出願日
2024-01-29
発明の名称
ベンザゼピン化合物の製造方法
出願人
株式会社トクヤマ
代理人
主分類
C07D
225/06 20060101AFI20250801BHJP(有機化学)
要約
【課題】 晶析による精製では除去が困難であった不純物を容易に除去できるベンザゼピン化合物の製造方法を提供する。
【解決手段】 ベンザゼピン化合物を第1溶媒中で、活性炭に接触させることで、高純度なベンザゼピン化合物を製造する方法を提供する。活性炭の窒素ガス吸着法による、1.5nm以上3.0nm以下の細孔の容積は、0.1mL/g以上0.5mL/g以下であることが好ましい。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1)に表されるベンザゼピン化合物の粗体と、第1溶媒と、活性炭とを接触させることを含むベンザゼピン化合物の製造方法:
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48
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続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記活性炭の窒素ガス吸着法による、横軸を細孔直径とし、縦軸を微分細孔容積とした第1細孔分布において、最大ピークは、1.5nm以上3.0nm以下の範囲内に位置する、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記活性炭の窒素ガス吸着法による、1.5nm以上3.0nm以下の細孔の容積が0.1mL/g以上0.5mL/g以下である、請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記式(1)に表されるベンザゼピン化合物の粗体は、下記式(2)に表される酸塩化物と、下記式(3)に表されるアニリン化合物とを接触させることにより得られる、請求項1に記載の製造方法:
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43
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38
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【請求項5】
前記式(1)に表されるベンザゼピン化合物の粗体を分液により洗浄した後、前記活性炭と接触させることを含む、請求項1に記載の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベンザゼピン化合物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
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2025116432000001.jpg
30
44
【0003】
上記式(4)で示されるトルバプタン(化学名:(7-クロロ-5-ヒドロキシ-1-[2-メチル-4-(2-メチルベンゾイルアミノ)-ベンゾイル]-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-ベンゾアゼピン))は、水利尿作用を有するバソプレシンV2-受容体拮抗剤として有用な化合物である。
【0004】
トルバプタンを含む、式(1)で表されるベンザゼピン化合物の製造方法についてはこれまでに多く報告されている。たとえば、特許文献1には、下記スキームAのように、ベンザゼピン化合物の合成方法と、酢酸エチルを用いて晶析を行うことによりベンザゼピン化合物の結晶を得る方法が記載されている。
スキームA
【0005】
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36
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【0006】
また特許文献2には、下記式スキームBのように、ベンザゼピン化合物の合成方法と、メタノール/水(4:1)を用いて晶析を行うことによりベンザゼピン化合物の結晶を得る方法が記載されている。
スキームB
【0007】
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43
169
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2020-015686号公報
特許第5583172号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
一般的に化合物を医薬品原薬として使用する場合には、非常に高純度のものを利用することが望まれている。しかしながら、本発明者らが特許文献1及び特許文献2に記載の方法でトルバプタンの合成とつづく晶析により、トルバプタンを製造したところ、アミド化反応中に複数の不純物が副生され、トルバプタンに残存することがわかった。
【0010】
これら副生成物は、除去が困難であり、高純度のトルバプタンを得るためには繰り返し精製操作を行う必要があった。さらにこれら副生成物の残存量はトルバプタンの合成に用いた上記式(3)の化合物の純度に強く依存していた。したがって、高純度のトルバプタンを得るためには、例えば、その原料である式(2)および(3)で表される化合物の純度も非常に高く保つ必要があり、コストや操作性の観点からも大きく問題であった。
(【0011】以降は省略されています)
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