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公開番号
2025115417
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024009860
出願日
2024-01-26
発明の名称
測定装置
出願人
日置電機株式会社
代理人
個人
主分類
G01R
27/02 20060101AFI20250731BHJP(測定;試験)
要約
【課題】低い電圧値の測定用信号を使用する必要があるときにおいても、被測定量を短時間で高精度に測定可能とする。
【解決手段】測定対象基板に接触させられたプローブP2、測定対象基板PCB、および測定対象基板PCBに接触させられたプローブP1を介して入力される測定用信号を増幅するヘッドアンプ部HA1と、ヘッドアンプ部HA1によって増幅された測定用信号に基づいて測定対象基板についての予め規定された被測定量を測定する測定部と、プローブP1を介して入力した測定用信号を増幅してヘッドアンプ部HA1に出力するプローブホルダアンプ部PHA1とを備えると共に、ヘッドアンプ部HA1がZ軸方向移動機構23-1の基部23aに配設され、かつプローブホルダアンプ部PHA1がZ軸方向移動機構23-1の移動部23bに配設されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1プローブが取り付けられた第1移動体を測定対象基板の板面と交差する方向に移動させて当該測定対象基板に対して当該第1プローブを接離可能に構成された第1移動機構と、
第2プローブが取り付けられた第2移動体を前記測定対象基板の前記板面と交差する方向に移動させて当該測定対象基板に対して当該第2プローブを接離可能に構成された第2移動機構と、
前記第1移動機構が取り付けられた第3移動体を前記測定対象基板の前記板面に沿って移動させる第3移動機構と、
前記第2移動機構が取り付けられた第4移動体を前記測定対象基板の前記板面に沿って移動させる第4移動機構と、
前記第3移動体に配設されると共に、前記測定対象基板に接触させられた前記第2プローブ、当該測定対象基板、および当該測定対象基板に接触させられた前記第1プローブを介して入力される測定用信号を増幅する第1主増幅器と、
前記第1主増幅器によって増幅された前記測定用信号に基づいて前記測定対象基板についての予め規定された被測定量を測定する測定部と、
前記第1移動体に配設されると共に、前記第1プローブを介して入力した前記測定用信号を増幅して前記第1主増幅器に出力する第1前段増幅器とを備えている測定装置。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記第3移動体に取り付けられて前記第1前段増幅器をシールドする第1シールド体を備えている請求項1記載の測定装置。
【請求項3】
前記第4移動体に配設されると共に、前記測定対象基板に接触させられた前記第1プローブ、当該測定対象基板、および当該測定対象基板に接触させられた前記第2プローブを介して入力される前記測定用信号を増幅する第2主増幅器と、
前記第2移動体に配設されると共に、前記第2プローブを介して入力した前記測定用信号を増幅して前記第2主増幅器に出力する第2前段増幅器と、
制御信号に従い、前記第1主増幅器の出力部から前記第1前段増幅器の入力部に前記測定用信号を通過させる通過路を形成する第1通過路形成回路と、
前記制御信号に従い、前記第2主増幅器の出力部から前記第2前段増幅器の入力部に前記測定用信号を通過させる通過路を形成する第2通過路形成回路とを備えている請求項1記載の測定装置。
【請求項4】
前記測定部は、前記制御信号が前記第1通過路形成回路に出力されたときには、当該第1通過路形成回路によって形成される前記通過路から入力され、かつ、前記第1プローブ、前記測定対象基板、前記第2プローブ、前記第2前段増幅器および前記第2主増幅器を介して出力される前記測定用信号に基づいて前記被測定量を測定し、前記制御信号が前記第2通過路形成回路に出力されたときには、当該第2通過路形成回路によって形成される前記通過路から入力され、かつ、前記第2プローブ、前記測定対象基板、前記第1プローブ、前記第1前段増幅器および前記第1主増幅器を介して出力される前記測定用信号に基づいて前記被測定量を測定する請求項3記載の測定装置。
【請求項5】
前記第1通過路形成回路および前記第2通過路形成回路のいずれか一方の通過路形成回路に前記制御信号を出力して当該一方の通過路形成回路によって形成される前記通過路に前記測定用信号を通過させる処理部を備えている請求項4記載の測定装置。
【請求項6】
前記第4移動体に取り付けられて前記第2前段増幅器をシールドする第2シールド体を備えている請求項3から5のいずれかに記載の測定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プローブを介して入力した測定用信号に基づいて測定対象基板についての予め規定された被測定量を測定可能に構成された測定装置に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
出願人は、プローブを介して入力した測定用信号に基づいて検査対象の回路基板についての静電容量値や抵抗値などの被測定量を測定し、その測定結果に基づいて回路基板の良否を検査可能な回路基板検査装置(以下、単に「検査装置」ともいう)を下記の特許文献に開示している。出願人が開示している検査装置は、回路基板の下面に密着させられる絶縁体(誘電体)および絶縁体の下面に密着させられた導電板を有する基板保持具と、複数の移動用プローブと、固定用プローブと、各移動用プローブを移動させる第1移動機構と、固定用プローブを移動させる第2移動機構と、両移動機構によるプローブの移動や、後述する測定処理および測定結果に基づく回路基板の良否判定などを実行する制御装置とを備えている。
【0003】
この場合、第1移動機構は、各移動用プローブを回路基板の表面に沿って移動させるX軸ガイドおよびY軸ガイドを備えている。また、第1移動機構のX軸ガイドは、移動用プローブを支持する移動体、および移動体に取り付けられて回路基板の表面に対して交差するZ軸方向等に各移動用プローブを移動させるためのモータなどを備え、Y軸ガイドは、X軸ガイドをY軸方向に移動させるためのモータなどを備えている。また、第2移動機構は、固定用プローブを回路基板の表面に沿って移動させるX軸ガイドおよびY軸ガイドを備えている。また、第2移動機構のX軸ガイドは、固定用プローブ5を支持する移動体、移動体に取り付けられてZ軸方向に固定用プローブを移動させるためのモータ、および移動体をX軸方向に移動させるためのモータなどを備え、Y軸ガイドは、X軸ガイドをY軸方向に移動させるためのモータなどを備えている。
【0004】
また、制御装置は、検査装置を総括的に制御するCPU、電気的特性測定手段(以下、単に「測定手段」ともいう)、プローブ移動制御手段(以下、単に「移動制御手段」ともいう)、および測定手段に対していずれかの移動用プローブを選択的に接続する切替回路などを備え、同特許文献の図1に示されているように、第1移動機構および第2移動機構と並んで各プローブの移動可能範囲外に配設されている。
【0005】
この検査装置では、第1の検査方法および第2の検査方法の2種類の検査方法のいずれかで回路基板を検査可能に構成されている。第1の検査方法では、回路基板上の各回路パターンと導電板との間の静電容量を測定し、その測定結果に基づいて回路基板を検査する。具体的には、移動制御手段が各移動機構を制御して固定用プローブを導電板に接触させると共に移動用プローブを回路基板上の各回路パターンに順次接触させ、測定手段が導電板(固定用プローブ)と回路パターン(移動用プローブ)との間の静電容量を測定し、CPUが測定手段による測定結果が基準データの許容範囲内であるか否かに基づいて回路基板(回路パターン)の良否を検査する。
【0006】
また、第2の検査方法では、回路パターンの両端間の抵抗値(または電圧値)を測定し、その測定結果に基づいて回路基板を検査する。具体的には、例えば、集積抵抗の共通端子が電源やグランドなどの共通パターンに接続され、かつ、集積抵抗の各独立端子が、互いに独立した複数の回路パターンにそれぞれ接続されている回路パターンを検査するときには、移動制御手段が共通パターンに固定用プローブを接触させると共に移動用プローブを各回路パターンに順次接触させ、測定手段がパターン間(両プローブ間)の抵抗値(または電圧値)を測定し、CPUが測定手段による測定結果が基準データの許容範囲内であるか否かに基づいて回路基板(回路パターン)の良否を検査する。
【0007】
このように、出願人が開示している検査装置では、プローブを介して入力した測定用信号に基づいて静電容量値や抵抗値などの被測定量を測定し、その測定結果に基づいて各回路パターンの良否を検査する構成が採用されており、これにより、回路パターンの大きさ、形状および配置が異なる各種の回路基板を好適に検査することが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平9-230005号公報(第4-8頁、第1-7図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところが、出願人が開示した検査装置には、以下のような改善すべき課題が存在する。
【0010】
具体的には、前述したように、出願人が開示した検査装置では、別個独立して移動可能な一対のプローブを介して入力した測定用信号に基づいて測定した被測定量と基準データとに基づいて各回路パターンの良否を検査する構成が採用されている。この場合、出願人が開示した検査装置では、静電容量や抵抗値などを測定する測定手段(制御装置)が、測定用信号を入力する各プローブを移動させる移動機構と並んで各プローブの移動可能範囲外に固定的に設置されている。このため、出願人が開示した検査装置では、第1移動機構の移動体に取り付けられた移動用プローブと切替回路とが信号ケーブルを介して接続されると共に、第2移動機構の移動体に取り付けられた固定用プローブと測定手段の電気的特性測定回路とが他の信号ケーブルを介して接続されている。これにより、測定手段に対して各プローブを任意のX-Y-Z方向に移動させて測定対象(検査対象)の回路パターンに接触させることが可能となっている。
(【0011】以降は省略されています)
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