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公開番号
2025115515
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024010004
出願日
2024-01-26
発明の名称
スイングアーム式のクランプフィーダー
出願人
株式会社カラクル
代理人
個人
,
個人
主分類
B65H
1/06 20060101AFI20250731BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】用紙束の最下のものをクランプして給紙するスイングアーム式のクランプフィーダーに於いて、クランプした用紙の増落丁判定機能を長期間に亘って安定化する。
【解決手段】スイングアームに固定したスライドブッシュで直動可能にした直動棒の下端に下クランプを備え、前記スイングアームの下端に上クランプを備え、更に前記スイングアームに距離センサーを備えるとともに対峙するセンサードグを前記直動棒に備え、下クランプと上クランプとで挟持した用紙の厚さを計測チェックする構成にしたことを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
直動棒の下端に下クランプを備え、スイングアームに固定されたスライドブッシュに挿通して支持し、前記スイングアームの下端に前記下クランプと対を成して用紙端縁部をクランプする上クランプを備え、更に前記スイングアームに距離センサーを備えるとともに該センサーに対峙するセンサードグを前記直動棒に備え、前記スイングアームの往動から復動への切替わり直前にクランプを閉動して用紙をクランプするとともに、複動動作中に用紙厚さをチェックし、往動への切替わり直前で前記下クランプを開動させて引き抜いた用紙を開放することで給紙するべく構成したことを特徴とするスイングアーム式のクランプフィーダー。
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【請求項2】
直動棒の下端に下クランプを備え、スイングアームに固定されたスライドブッシュに挿通して支持し、上端にはカムフロアを備え、前記カムフロアは前記スイングアームの揺動支点であるカム軸に固定されたカム周面と係合し、更に前記スイングアームの下端に前記下クランプと対を成して用紙端縁部をクランプする上クランプを備え、更に前記スイングアームに距離センサーを備えるとともに該センサーに対峙するセンサードグを前記直動棒に備え、前記スイングアームの往動から復動への切替わり直前にクランプを閉動して用紙をクランプするとともに、複動動作中に用紙厚さをチェックし、往動への切替わり直前で前記下クランプを開動させて引き抜いた用紙を開放することで給紙するべく構成したことを特徴とするスイングアーム式のクランプフィーダー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、はがき、各種カード、チラシ、カタログ、冊子、帳票、筒封など、総じて用紙と称するが、積上げた用紙束から最下のものから順に高頻度で給紙するスイングアーム型のクランプフィーダーに関する。また、斯様なフィーダーが複数台組み込まれて構成される丁合機,入紙機,インサーターの改善に係る。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
係る業界にあって、主なフィーダーを大別すれば、用紙束の最下のものを一対のメカ式クランプで挟持して引き抜くクランプ方式のものと、ゴムコロやゴムベルトの摩擦力を利用して給紙するフリクション方式のものがある。本願に係るフィーダーは前者に属し、その中でも揺動支点を中心にしてスイングアームの往動と複動を繰返し、前記アームの往動から復動への切替わりにクランプを閉動して用紙を挟持するとともに、複動動作中に用紙厚さをチェックし、往動への切替わり直前で前記クランプを開動させて、引き抜いた用紙を開放することで給紙するスイングアーム型のクランプフィーダーに関する。
例えば、類似する先行技術として下記のものが公知である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-72324号公報
特開平8-67401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術に基づくフィーダーの欠点は、挟持した用紙厚さを複動動作中に安定的に計測可能に維持することが困難であることである。それは、構造上の問題に起因するもので、1日当たり数万回の動作が日常的である運用の実務からして、メカ各部に摩耗によるガタが生じてしまうのは避けられないが、その結果、用紙厚さの計測に支障が出てくる。例えば、コピー用紙の厚さは50乃至70ミクロン程度であるが、チラシ類や帳票などは30乃至50ミクロン程度の薄紙が用いられることもある。
【0005】
この種のフィーダーで用紙厚さを計測する目的は、調整不良等が原因で用紙をクランプし損なった場合に落丁、1部であるべきが2部クランプしてしまった場合は増丁、要するに毎回の動作時に増落丁チェックをすることにある。実務的には前記コピー用紙程度以上の厚さがある用紙であれば、比較的安定した結果が得られるが、それより薄い用紙の場合は、その判定結果に誤動作が多くなり、古いフィーダーになればなるほど誤作動を多発する。要は、機構上に問題があって、機械部品の摩耗ガタが計測結果に悪い影響を与える構造になっている。
【0006】
具体的には、従来型のフィーダーでは、クランプから厚さの計測箇所に至るまでの機構に、クランプを開閉動作するための支点機構を含んで構成されている。この支点は極めて高頻度で回動するので摩耗が進行しないようにメンテナンス(給油)されている。ここで理解すべきは、支点軸と軸受けとの嵌合具合である。一般論からすると、軸受けに軸がすんなり手で挿入できる程度なら、直径で20乃至30ミクロン程度の寸法差(軸の方が細い)があり、初期段階で既にこの程度のガタを伴っている。これが、摩耗進行すれば、計測結果が不安定になる。即ち、用紙厚さに対して支点機構の摩耗ガタの程度が無視できないレベルで悪い影響を及ぼす。
【0007】
実務的には、ガタがある状態であっても用紙1部をクランプし、その計測値を以て基準値とするようなティーチング方式が採用されている。しかし、それは根本的な解決にはならず、誤動作が生じる都度、再ティーチングする。そして、用紙が薄紙になると対処できず、増落丁機能をOFFして丁合機やインサーターを運用してしまう。
本願発明は、機械部品に摩耗ガタが生じてきても、用紙厚さの計測に悪影響を与えない新規な機構を考案して構成したスイングアーム型のクランプフィーダーを提供する
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、直動棒の下端に下クランプを備え、スイングアームに固定されたスライドブッシュに挿通して支持し、前記スイングアームの下端に前記下クランプと対を成して用紙端縁部をクランプする上クランプを備え、更に前記スイングアームに距離センサーを備えるとともに該センサーに対峙するセンサードグを前記直動棒に備え、前記スイングアームの往動から復動への切替わり直前にクランプを閉動して用紙をクランプするとともに、複動動作中に用紙厚さをチェックし、往動への切替わり直前で前記下クランプを開動させて引き抜いた用紙を開放することで給紙するべく構成したことを特徴とするスイングアーム式のクランプフィーダーを提供する。
【0009】
また、本発明は、直動棒の下端に下クランプを備え、スイングアームに固定されたスライドブッシュに挿通して支持し、上端にはカムフロアを備え、前記カムフロアは前記スイングアームの揺動支点であるカム軸に固定されたカム周面と係合し、更に前記スイングアームの下端に前記下クランプと対を成して用紙端縁部をクランプする上クランプを備え、更に前記スイングアームに距離センサーを備えるとともに該センサーに対峙するセンサードグを前記直動棒に備え、前記スイングアームの往動から復動への切替わり直前にクランプを閉動して用紙をクランプするとともに、複動動作中に用紙厚さをチェックし、往動への切替わり直前で前記下クランプを開動させて引き抜いた用紙を開放することで給紙するべく構成したことを特徴とするスイングアーム式のクランプフィーダーを提供する。
【発明の効果】
【0010】
本願フィーダーは直動棒の直線往復運動でクランプを開閉動作させる構造であるので、その直動棒に摩耗ガタが生じることがあっても、クランプで挟持した厚さ寸法をセンサーならびにドグに対して、支点機構等を介することなく直接的に反映することができ、結果的に摩耗ガタに起因した誤差を惹起することはなく、長期的に極めて安定した計測性能(増落丁のチェック機能)を発揮する。また、直動棒の上端にカムフロアを備えて構成したものにあっては、従来フィーダーの機構構造に比べて著しく簡素であるので、小型でコスト安なフィーダーを係る業界に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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