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公開番号2025116455
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024010890
出願日2024-01-29
発明の名称吸気マニホールド
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類F02M 35/10 20060101AFI20250801BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】内燃機関の各気筒に分配される還流ガスの不均一化が生じることを抑制でき、内燃機関の運転を安定させることができる吸気マニホールドを提供すること。
【解決手段】吸気マニホールド1において、サージタンク2の上壁2Cに第1の隔壁部21Aが設けられており、第1の隔壁部21Aは、分岐管の配列方向で左方側に位置する第1の連通口2bよりも右方の第3の連通口2d側で、かつ、パージガス導入口7aよりも第1の連通口2b側に位置している。第1の隔壁部21Aは、サージタンク2の前壁2Aからパージガス導入口7aの後端部よりも後壁側に延びており、第1の隔壁部21Aの下端部21aは、吸気口の上端部よりも下方で、かつ、吸気口の中心部よりも上方に位置している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
吸気管が接続されるサージタンクと、前記サージタンクに導入される空気を内燃機関の気筒に分配する複数の分岐管と、前記サージタンクに還流ガスを導入する還流ガス導入管とを備え、
前記サージタンクは、
前記複数の分岐管が接続される複数の連通口を有する一方の側壁と、
前記複数の分岐管の配列方向と直交する方向で前記一方の側壁と対向し、前記吸気管が接続される吸気口を有する他方の側壁と、
前記一方の側壁と前記他方の側壁の上端部を連絡し、前記還流ガス導入管が接続される還流ガス導入口を有する上壁とを含んで構成されており、
前記吸気口は、前記複数の分岐管の配列方向と直交する方向で少なくとも前記複数の分岐管の配列方向の最も一方側に位置する一方の連通口に対向する吸気マニホールドであって、
前記サージタンクの上壁に第1の隔壁部が設けられており、
前記第1の隔壁部は、前記複数の分岐管の配列方向で最も他方側に位置する他方の連通口よりも前記一方の連通口側で、かつ、前記還流ガス導入口よりも前記他方の連通口側に位置しており、
前記第1の隔壁部は、前記サージタンクの前記他方の側壁から少なくとも前記還流ガス導入口の前記一方の側壁側の端部よりも前記一方の側壁側に位置しており、
前記第1の隔壁部の下端部は、前記吸気口の上端部よりも下方で、かつ、前記吸気口の中心部よりも上方に位置していることを特徴とする吸気マニホールド。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記サージタンクの上壁に第2の隔壁部が設けられており、
前記第2の隔壁部の後端部は、前記第1の隔壁部の前記一方の側壁側の端部から前記複数の分岐管の配列方向に延びており、
前記第2の隔壁部の延びる方向の端部は、少なくとも前記吸気口の中心部よりも前記他方の連通口から離れた位置に位置していることを特徴とする請求項1に記載の吸気マニホールド。
【請求項3】
前記第2の隔壁部の下端部は、前記第1の隔壁部の下端部から前記吸気口の外形に沿う湾曲形状を経て、前記第1の隔壁部の下端部よりも高い位置で、かつ、少なくとも前記吸気口の上端部よりも上方で直線状に延びる直線形状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の吸気マニホールド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吸気マニホールドに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
内燃機関の吸気系においては、燃料タンク内のパージガス等の還流ガスを吸入空気と混合して燃焼室に流し、燃焼室で燃焼させるようにしている。
【0003】
従来のこの種の内燃機関の吸気マニホールドとしては、特許文献1に記載されるものが知られている。
【0004】
特許文献1に記載される内燃機関の吸気マニホールドは、ガス導入管を吸気口の開口部近傍に配置し、流入する吸気の気流によってガス(蒸発燃料ガス、EGRガスおよびブローバイガス等(以下、外部ガスという)を混合し、サージタンク内に拡散している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-207469号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の内燃機関の吸気マニホールドにあっては、各気筒の吸気バルブの開閉タイミング等の影響から、吸気配管内部で吸入空気の吸気吹き戻しが発生し、外部ガスが特定の気筒側から流れる吸入空気の吸気吹き戻しの流れの影響を受け、各気筒に分配される外部ガスの不均一化が生じるおそれがある。このため、各気筒に供給される燃料のばらつきが発生し、内燃機関の運転が不安定になるおそれがある。
【0007】
ここで、吸気吹き戻しとは、圧縮行程で吸気弁が開いている場合に、吸気が燃焼室から吸気ポートに吹き戻される現象である。
【0008】
本発明は、上記のような事情に着目してなされたものであり、内燃機関の各気筒に分配される還流ガスの不均一化が生じることを抑制でき、内燃機関の運転を安定させることができる吸気マニホールドを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、吸気管が接続されるサージタンクと、前記サージタンクに導入される空気を内燃機関の気筒に分配する複数の分岐管と、前記サージタンクに還流ガスを導入する還流ガス導入管とを備え、前記サージタンクは、前記複数の分岐管が接続される複数の連通口を有する一方の側壁と、前記複数の分岐管の配列方向と直交する方向で前記一方の側壁と対向し、前記吸気管が接続される吸気口を有する他方の側壁と、前記一方の側壁と前記他方の側壁の上端部を連絡し、前記還流ガス導入管が接続される還流ガス導入口を有する上壁とを含んで構成されており、前記吸気口は、前記複数の分岐管の配列方向と直交する方向で少なくとも前記複数の分岐管の配列方向の最も一方側に位置する一方の連通口に対向する吸気マニホールドであって、前記サージタンクの上壁に第1の隔壁部が設けられており、前記第1の隔壁部は、前記複数の分岐管の配列方向で最も他方側に位置する他方の連通口よりも前記一方の連通口側で、かつ、前記還流ガス導入口よりも前記他方の連通口側に位置しており、前記第1の隔壁部は、前記サージタンクの前記他方の側壁から少なくとも前記還流ガス導入口の前記一方の側壁側の端部よりも前記一方の側壁側に位置しており、前記第1の隔壁部の下端部は、前記吸気口の上端部よりも下方で、かつ、前記吸気口の中心部よりも上方に位置していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
このように上記の本発明によれば、内燃機関の各気筒に分配される還流ガスの不均一化が生じることを抑制でき、内燃機関の運転を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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