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公開番号2025095034
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023210794
出願日2023-12-14
発明の名称車両用モータ構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人
主分類H02K 5/10 20060101AFI20250619BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】足元空間で舞い上がった異物がモータの内部に入る量を低減させることができる車両用モータ構造を提供する。
【解決手段】車両の座席の足元空間Aに面して配置されたモータ120であって、回転軸方向の一方側における端面123aに形成され空気が通過可能な第1開口124を有するモータ120を備えた車両用モータ構造110において、車両用モータ構造110はさらに、モータ120の第1開口124を覆うカバー150を備え、カバー150は、モータ120をその第1開口124から下面122aにわたって連続して覆うことでモータ120との間に空気が通過可能な流路151を形成し、流路151の端部に形成され空気が通過可能な第2開口152を形成している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両の座席の足元空間に面して配置されたモータであって、回転軸方向の一方側における端面に形成され空気が通過可能な第1開口を有するモータを備えた車両用モータ構造において、当該車両用モータ構造はさらに、
前記モータの第1開口を覆うカバーを備え、
前記カバーは、
前記モータをその第1開口から下面にわたって連続して覆うことで前記モータとの間に空気が通過可能な流路を形成し、
前記流路の端部に形成され空気が通過可能な第2開口を形成していることを特徴とする車両用モータ構造。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記モータはさらに、前記端面から前記回転軸方向の他方側に離れた位置から該端面よりも径方向に広がる基端部を有し、
前記第2開口は、前記基端部から前記回転軸方向の一方側に所定の間隔だけ離れていることを特徴とする請求項1に記載の車両用モータ構造。
【請求項3】
前記モータの端面と下面との境界には、窪みが形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用モータ構造。
【請求項4】
前記第1開口は、前記モータの端面の下部に形成されていて、
前記カバーはさらに、前記流路の上端に位置する上壁を有し、
前記上壁は、前記第1開口よりも上に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用モータ構造。
【請求項5】
前記カバーはさらに、
前記モータの端面のうち前記流路に覆われた部分以外の領域を覆う端面当接部と、
前記モータの外周面のうち前記流路が前記モータの下面に沿って延びる範囲以外の領域を覆う外周面当接部と有し、
前記流路は、前記端面当接部および前記外周面当接部よりも膨出していることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用モータ構造。
【請求項6】
前記モータの下面および端面の少なくとも一方は、前記流路を拡張するように凹んでいることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用モータ構造。
【請求項7】
前記流路は、前記第2開口側から前記モータの端面に近付くにしたがって上るように傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用モータ構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用モータ構造に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、筒状のヨークと、ヨークの一端を閉塞するエンドブラケットと、コンミテータと、ブラシと、を備えるブラシ付きモータにおいて、エンドブラケットに、コンミテータとブラシとが摺接する箇所と対向する位置に、空冷開口部が形成されたラジエータ冷却用のファンモータの構造が開示されている。そして、この構造には、さらに、この空冷開口部の周縁からブラシ側に向かって突出する筒状のフードと、フードの先端にフードの開口部の一部を閉塞するようにカバーとが設けられている。この特許文献1は、このような構造により、ブラシの摩耗粉が空冷開口部から排出されブラシ側に舞い戻ることが防止される、としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-122059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1のようなラジエータ冷却用のファンモータが用いられる空調装置は、ダッシュパネルとインストルメントパネルとの間に配置されることが多い。
【0005】
しかしながら、特許文献1の構成では、仮にそのようなファンモータが乗員の足元空間に面する位置または足元空間と連通する位置に固定された場合に、乗員の乗降や足元動作により舞い上がった埃等の異物が空冷開口部を介してファンモータ内に入ることを十分に防げない可能性がある。
【0006】
本発明はこのような課題に鑑み、足元空間で舞い上がった異物がモータの内部に入る量を低減させることができる車両用モータ構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の代表的な構成は、車両の座席の足元空間に面して配置されたモータであって、回転軸方向の一方側における端面に形成され空気が通過可能な第1開口を有するモータを備えた車両用モータ構造において、車両用モータ構造はさらに、モータの第1開口を覆うカバーを備え、カバーは、モータをその第1開口から下面にわたって連続して覆うことでモータとの間に空気が通過可能な流路を形成し、流路の端部に形成され空気が通過可能な第2開口を形成していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、足元空間で舞い上がった異物がモータの内部に入る量を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1の実施例に係る車両用モータ構造を適用した車両構造の側面図である。
図1の車両用モータ構造の斜視図である。
図2の車両用モータ構造の分解斜視図である。
図1の車両用モータ構造のA-A断面図である。
図4の車両用モータ構造の一部拡大断面図である。
本発明の第2の実施例に係る車両用モータ構造の断面図である。
本発明の第1の実施例に係る車両用モータ構造の分解斜視図である。
本発明の第2の実施例に係る車両用モータ構造の分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施の形態は、車両の座席の足元空間に面して配置されたモータであって、回転軸方向の一方側における端面に形成され空気が通過可能な第1開口を有するモータを備えた車両用モータ構造において、当該車両用モータ構造はさらに、モータの第1開口を覆うカバーを備え、カバーは、モータをその第1開口から下面にわたって連続して覆うことでモータとの間に空気が通過可能な流路を形成し、流路の端部に形成され空気が通過可能な第2開口を形成していることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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