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公開番号2025115731
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010344
出願日2024-01-26
発明の名称眼科装置および眼科プログラム
出願人株式会社ニデック
代理人
主分類A61B 3/103 20060101AFI20250731BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 検眼ユニットを微動および粗動させる際の操作性を向上させることが可能な眼科装置および眼科プログラムを提供する。
【解決手段】 被検眼を検査するための検眼ユニットと、被検眼に対する検眼ユニットの相対位置を移動させる駆動部と、検者によって操作される操作部であって、検眼ユニットを第1移動速度にて微動させるための第1操作部と、検眼ユニットを第2移動速度にて粗動させるための第2操作部と、を有する操作部と、操作部の操作を検出する操作検出ユニットと、制御部と、を備え、制御部は、操作検出ユニットによって第2操作部の操作が検出された場合、検眼ユニットの第2移動速度を第2操作部の操作量に応じて増加させるように駆動部を制御することで、検眼ユニットの位置を粗動させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
被検眼を検査するための検眼ユニットと、
前記被検眼に対する前記検眼ユニットの相対位置を移動させる駆動部と、
検者によって操作される操作部であって、前記検眼ユニットを第1移動速度にて微動させるための第1操作部と、前記検眼ユニットを第2移動速度にて粗動させるための第2操作部と、を有する操作部と、
前記操作部の操作を検出する操作検出ユニットと、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記操作検出ユニットによって前記第2操作部の操作が検出された場合、前記検眼ユニットの前記第2移動速度を前記第2操作部の操作量に応じて増加させるように前記駆動部を制御することで、前記検眼ユニットの位置を粗動させる
ことを特徴とする眼科装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の眼科装置であって、
前記制御部は、前記操作検出ユニットによって前記第1操作部の操作が検出された場合、前記検眼ユニットを第1移動速度にて移動させるように前記駆動部を制御することで、前記検眼ユニットの位置を微動させ、
前記検眼ユニットの前記第2移動速度は、所定の最小速度から、前記第1移動速度よりも速い最大速度に向かって、増加する速度である
ことを特徴とする眼科装置。
【請求項3】
請求項2に記載の眼科装置であって、
前記制御部は、前記検眼ユニットの微動における前記第1移動速度を前記第1操作部の操作量にかかわらず一定とするように前記駆動部を制御することで、前記検眼ユニットの位置を微動させる
ことを特徴とする眼科装置。
【請求項4】
請求項1~3のいずれかに記載の眼科装置であって、
前記第1操作部は、任意の方向へ傾倒可能に支持される操作桿であり、
前記第2操作部は、前記操作桿の外周を取り囲んで配置され、二次元方向へスライド可能に支持される環状部材であり、
前記第1操作部における所定の傾倒範囲の境界にて、前記第1操作部と前記第2操作部とが接触し、前記第1操作部の傾倒角度が前記所定の傾倒範囲を超えると、前記第1操作部の傾倒とともに前記第2操作部のスライド移動が行われる
ことを特徴とする眼科装置。
【請求項5】
請求項4に記載の眼科装置であって、
前記制御部は、前記操作検出ユニットによって前記第1操作部の操作が検出された場合、前記第1操作部の前記所定の傾倒範囲よりも広い傾倒範囲において、前記検眼ユニットを前記第1移動速度にて微動させる
ことを特徴とする眼科装置。
【請求項6】
請求項4または5に記載の眼科装置であって、
前記第2操作部を、前記第1操作部が前記境界に達する位置であり、かつ、前記第1操作部が前記第2操作部と接触する位置である初期位置に向けて付勢する付勢部を備え、
前記付勢部は、前記第2操作部を前記初期位置へスライド移動させるとともに、前記第2操作部に接触する前記第1操作部の傾倒角度を前記所定の傾倒範囲内に戻し、
前記制御部は、前記操作検出ユニットによって、前記第1操作部が前記所定の傾倒範囲内に戻る操作、および、前記第2操作部が前記初期位置に戻る操作、の少なくともいずれかが検出された場合、前記検眼ユニットの移動を禁止する
ことを特徴とする眼科装置。
【請求項7】
被検眼を検査するための検眼ユニットと、
前記被検眼に対する前記検眼ユニットの相対位置を移動させる駆動部と、
検者によって操作される操作部であって、前記検眼ユニットを第1移動速度にて微動させるための第1操作部と、前記検眼ユニットを第2移動速度にて粗動させるための第2操作部と、を有する操作部と、
前記操作部の操作を検出する操作検出ユニットと、
制御部と、
を備える眼科装置にて用いる眼科プログラムであって、
前記眼科プログラムが前記制御部に実行されることで、
前記操作検出ユニットによる前記第2操作部の操作を検出する検出ステップと、
前記検出ステップの検出結果に基づいて、前記検眼ユニットの前記第2移動速度を前記第2操作部の操作量に応じて増加させるように前記駆動部を制御し、前記検眼ユニットの位置を粗動させる粗動ステップと、
を前記眼科装置に実行させることを特徴とする眼科プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、被検眼を検査するための眼科装置、および、眼科装置にて用いる眼科プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
被検眼を検査するための種々の眼科装置(例えば、眼屈折力測定装置、角膜曲率測定装置、眼圧測定装置、眼底カメラ、OCT装置、レーザ走査型検眼装置(SLO)等)が知られている。多くの眼科装置による被検眼の検査は、被検眼と検眼ユニットの間の相対位置が適正位置に調整された状態で実行される。
【0003】
被検眼と検眼ユニットの間の相対位置を効率良く調整するために、装置の少なくとも一部を微動および粗動させることが可能な眼科装置も知られている。微動とは、相対位置を細かく調整するために、装置の少なくとも一部を小さく(またはゆっくり)移動させることである。粗動とは、相対位置をおおまかに調整するために、装置の少なくとも一部を微動時よりも大きく(または速く)移動させることである。
【0004】
例えば、特許文献1に記載の眼科装置は、微動操作用の操作部と粗動操作用の操作部を備えており、各々の操作部によって、検眼ユニットの微動と粗動を独立に実行することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-195919号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、検者による微動や粗動の指示の入力においては、微動操作用の操作部および粗動操作用の操作部に対する操作性が十分とは言えなかった。このため、例えば、操作部の操作量と移動速度の関係等の改善が望まれていた。
【0007】
本開示の典型的な目的は、検眼ユニットを微動および粗動させる際の操作性を向上させることが可能な眼科装置および操作ユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示における典型的な実施形態が提供する眼科装置は、被検眼を検査するための検眼ユニットと、前記被検眼に対する前記検眼ユニットの相対位置を移動させる駆動部と、検者によって操作される操作部であって、前記検眼ユニットを第1移動速度にて微動させるための第1操作部と、前記検眼ユニットを第2移動速度にて粗動させるための第2操作部と、を有する操作部と、前記操作部の操作を検出する操作検出ユニットと、制御部と、を備え、前記制御部は、前記操作検出ユニットによって前記第2操作部の操作が検出された場合、前記検眼ユニットの前記第2移動速度を前記第2操作部の操作量に応じて増加させるように前記駆動部を制御することで、前記検眼ユニットの位置を粗動させることを特徴とする。
【0009】
本開示における典型的な実施形態が提供する眼科プログラムは、被検眼を検査するための検眼ユニットと、前記被検眼に対する前記検眼ユニットの相対位置を移動させる駆動部と、検者によって操作される操作部であって、前記検眼ユニットを第1移動速度にて微動させるための第1操作部と、前記検眼ユニットを第2移動速度にて粗動させるための第2操作部と、を有する操作部と、前記操作部の操作を検出する操作検出ユニットと、制御部と、を備える眼科装置にて用いる眼科プログラムであって、前記眼科プログラムが前記制御部に実行されることで、前記操作検出ユニットによる前記第2操作部の操作を検出する検出ステップと、前記検出ステップの検出結果に基づいて、前記検眼ユニットの前記第2移動速度を前記第2操作部の操作量に応じて増加させるように前記駆動部を制御し、前記検眼ユニットの位置を粗動させる粗動ステップと、を前記眼科装置に実行させることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0010】
眼科装置1の外観を示す右側面図である。
眼科装置1の光学系および制御系を示す図である。
操作ユニット60を右斜め後方から見た斜視図である。
図3におけるA-A線矢視方向断面図である。
第1操作部61を、図4に示す状態から+X方向に傾倒範囲R1内にて傾倒させた状態を示す図である。
第1操作部61を、図4に示す状態から+X方向に傾倒範囲R2内にて傾倒させた状態を示す図である。
第1操作部61の傾倒角度と検眼ユニット2の移動速度の関係を示す図である。
第2操作部70のスライド量と検眼ユニット2の移動速度の関係を示す図である。
眼科装置1が実行する相対位置調整処理のフローチャートである。
第1操作部61の傾倒角度と検眼ユニット2の移動速度の関係を示す変容例の図である。
第1操作部61の傾倒角度と検眼ユニット2の移動速度の関係を示す変容例の図である。
第2操作部70のスライド量と検眼ユニット2の移動速度の関係を示す変容例の図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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