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公開番号
2025115843
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024010533
出願日
2024-01-26
発明の名称
撮像レンズ系、カメラモジュール、車載システム、移動体
出願人
マクセル株式会社
代理人
個人
主分類
G02B
13/04 20060101AFI20250731BHJP(光学)
要約
【課題】夜間における車内の監視に十分な明るさ及び画角を有する撮像レンズ系、カメラモジュール、車載システム、移動体を提供する。
【解決手段】撮像レンズ系11は、前群Gfと、開口絞りSTOPと、後群Grの実質的に6枚のレンズから構成され、像側面が像側に凹面を向けた負のパワーを有する第1レンズL1、物体側面が物体側に凹面を向けた第2レンズL2、正のパワーを有する第3レンズL3、パワーを有する第4レンズL4、パワーを有する第5レンズL5、パワーを有する第6レンズL6からなり、第1レンズL1の焦点距離をf1、光学系全体の焦点距離をfと定義したときに、以下の条件式(1)を満足する。
-3.0<f1/f<-1.0 ・・・(1)
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
物体側から像側に向かって順に、前群と、開口絞りと、後群の実質的に6枚のレンズから構成され、像側面が像側に凹面を向けた負のパワーを有する第1レンズ、物体側面が物体側に凹面を向けた第2レンズ、正のパワーを有する第3レンズ、パワーを有する第4レンズ、パワーを有する第5レンズ、パワーを有する第6レンズからなり、
前記第1レンズの焦点距離をf1、光学系全体の焦点距離をfと定義したときに、以下の条件式(1)を満足することを特徴とする、
撮像レンズ系。
-3.0<f1/f<-1.0 ・・・(1)
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記第3レンズはガラスレンズである、請求項1に記載の撮像レンズ系。
【請求項3】
前記撮像レンズ系において、前記第3レンズは、最も大きい正のパワーを有する、請求項1に記載の撮像レンズ系。
【請求項4】
前記第3レンズの焦点距離をf3と定義したときに、以下の条件式(2)を満足することを特徴とする、
請求項1に記載の撮像レンズ系。
1.2<f3/f<2.0 ・・・(2)
【請求項5】
前記第1レンズと前記第2レンズの合成焦点距離をf12と定義したときに、以下の条件式(3)を満足することを特徴とする、請求項1に記載の撮像レンズ系。
-2.0<f12/f<-1.3 ・・・(3)
【請求項6】
前記第2レンズ、前記第4レンズ、前記第5レンズ及び前記第6レンズはプラスチックレンズである、請求項1に記載の撮像レンズ系。
【請求項7】
前記第2レンズの焦点距離をf2と定義したときに、以下の条件式(4)を満足することを特徴とする、請求項1に記載の撮像レンズ系。
-30<f2/f<-5 ・・・(4)
【請求項8】
前記第5レンズの焦点距離をf5と定義したときに、以下の条件式(5)を満足することを特徴とする、請求項1に記載の撮像レンズ系。
1.5<f5/f<7 ・・・(5)
【請求項9】
前記第6レンズの焦点距離をf6と定義したときに、以下の条件式(6)を満足することを特徴とする、請求項1に記載の撮像レンズ系。
3<f6/f<50 ・・・(6)
【請求項10】
前記撮像レンズ系の設計波長をWLと定義したときに、以下の条件式(7)を満足することを特徴とする、請求項1に記載の撮像レンズ系。
800nm<WL<1000nm ・・・(7)
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像レンズ系、カメラモジュール、車載システム、移動体に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車載用の撮像レンズ系として、フロントセンシングに適した画角を備えるものが記載されている。また、特許文献2には、監視カメラ用のレンズ系として、夜間や薄暗い場所でも良好に監視できる大口径比のレンズ系が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6796515号公報
特許第5854966号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の撮像レンズ系では、F値が2.0であるため、夜間における車内の監視、夜間や悪天候時におけるセンシングには、明るさが不十分である。また、特許文献2に記載のレンズ系では、全画角が20°であるため、車内の運転手、助手席搭乗者、後部座席搭乗者の監視には、画角が狭い。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、夜間における車内の監視に十分な明るさ及び画角を有する撮像レンズ系、カメラモジュール、車載システム、移動体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態の撮像レンズ系は、物体側から像側に向かって順に、前群と、開口絞りと、後群の実質的に6枚のレンズから構成され、像側面が像側に凹面を向けた負のパワーを有する第1レンズ、物体側面が物体側に凹面を向けた第2レンズ、正のパワーを有する第3レンズ、パワーを有する第4レンズ、パワーを有する第5レンズ、パワーを有する第6レンズからなり、
前記第1レンズの焦点距離をf1、光学系全体の焦点距離をfと定義したときに、以下の条件式(1)を満足する。
-3.0<f1/f<-1.0 ・・・(1)
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、夜間における車内の監視に十分な明るさ及び画角を有する撮像レンズ系、カメラモジュール、車載システム、移動体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1に係るカメラモジュール及び撮像レンズ系の構成を示す断面図である。
実施例1の撮像レンズ系における球面収差図(縦収差図)、像面湾曲図、歪曲収差図である。
実施例2に係るカメラモジュール及び撮像レンズ系の構成を示す断面図である。
実施例2の撮像レンズ系における球面収差図(縦収差図)、像面湾曲図、歪曲収差図である。
実施例3に係るカメラモジュール及び撮像レンズ系の構成を示す断面図である。
実施例3の撮像レンズ系における球面収差図(縦収差図)、像面湾曲図、歪曲収差図である。
実施例4に係るカメラモジュール及び撮像レンズ系の構成を示す断面図である。
実施例4の撮像レンズ系における球面収差図(縦収差図)、像面湾曲図、歪曲収差図である。
実施例5に係るカメラモジュール及び撮像レンズ系の構成を示す断面図である。
実施例5の撮像レンズ系における球面収差図(縦収差図)、像面湾曲図、歪曲収差図である。
本発明の一実施の形態に係るカメラモジュールを備える車載システムが搭載される車両の概略図である。
図11の車載システムを構成する撮像装置の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明するが、本実施形態は、特にセンシングシステムにおいて信頼性の高いシステムを実現でき、強靭なインフラの開発に貢献するものであり、国連の提唱する持続可能な開発目標(SDGs)の「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」の、「9.1 すべての人々に安価で公平なアクセスに重点を置いた経済発展と人間の福祉を支援するために、地域・越境インフラを含む質の高い、信頼でき、持続可能かつ強靱(レジリエント)なインフラを開発する。」をターゲットとするものである。
(実施の形態1:撮像レンズ系)
実施の形態1に係る撮像レンズ系は、物体側から像側に向かって順に、前群と、開口絞りと、後群の実質的に6枚のレンズから構成され、像側面が像側に凹面を向けた負のパワーを有する第1レンズ、物体側面が物体側に凹面を向けた第2レンズ、正のパワーを有する第3レンズ、パワーを有する第4レンズ、パワーを有する第5レンズ、パワーを有する第6レンズからなり、
第1レンズの焦点距離をf1、光学系全体の焦点距離をfと定義したときに、以下の条件式(1)を満足する。
-3.0<f1/f<-1.0 ・・・(1)
【0010】
これにより、夜間における車内の監視に十分な明るさ及び画角を有する撮像レンズ系を提供することができる。
具体的には、撮像レンズ系の画角を広くすると、撮像レンズ系に入射する光の径が太くなり、レンズの光線有効半径が大きくなり、特にレンズの光線有効半径内の周辺部における収差補正が必要となる。ここで、「光線有効半径」とは、光軸からレンズ面を通過する最大周辺光線までの距離である。同様に、F値(Fナンバ、Fno)を小さくすると、レンズの光線有効半径が大きくなり、特にレンズの光線有効半径内の周辺部における収差補正が必要となる。上記の条件式(1)を満足することにより、像面湾曲、歪曲収差等の諸収差を補正することができ、高解像度で、十分な明るさ及び画角を有する撮像レンズ系を実現することができる。より具体的には、f1/fの値が-1.0以上の場合、第1レンズのパワーが強すぎ、第1レンズの光線有効半径内の周辺部における像面湾曲、歪曲収差等の諸収差を過剰に補正してしまう。一方、f1/fの値が-3.0以下の場合、第1レンズのパワーが弱すぎ、第1レンズの光線有効半径内の周辺部における像面湾曲、歪曲収差等の諸収差を十分に補正することができない。
よって、撮像レンズ系が条件式(1)を満足することにより、夜間における車内の監視に十分な明るさ及び画角を有する撮像レンズ系を提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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