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公開番号
2025116419
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-08
出願番号
2024010824
出願日
2024-01-29
発明の名称
ズームレンズ
出願人
株式会社シグマ
代理人
主分類
G02B
15/20 20060101AFI20250801BHJP(光学)
要約
【課題】大口径比でありながら全長が抑制され、ズーミングやフォーカシングでの重心移動が少なく、静粛なオートフォーカスが可能で動画撮影に好適なズームレンズを提供する。
【解決手段】本発明に係るズームレンズは、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群G1と、全体で正の屈折力の中間レンズ群GMと、後側レンズ群GRと、最終レンズ群GNより構成され、中間レンズ群GMは3つ以上のレンズ群からなり、無限遠から近距離へのフォーカシングに際して光軸に沿って移動するフォーカスレンズ群を含み、後側レンズ群GRは1つ以上のレンズ群からなり、広角端から望遠端への変倍に際して各群の間隔が変化し、中間レンズ群GMは物体側へ移動し、中間レンズ群GMと後側レンズ群GRの間隔は広がり、第1レンズ群G1と最終レンズ群GNは変倍及びフォーカシングのいずれにおいても固定であることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群G1と、全体で正の屈折力の中間レンズ群GMと、後側レンズ群GRと、最終レンズ群GNより構成され、
前記中間レンズ群GMは3つ以上のレンズ群からなり、無限遠から近距離へのフォーカシングに際して光軸に沿って移動するフォーカスレンズ群を含み、
前記後側レンズ群GRは1つ以上のレンズ群からなり、
広角端から望遠端への変倍に際して各群の間隔が変化し、前記中間レンズ群GMは物体側へ移動し、前記中間レンズ群GMと前記後側レンズ群GRの間隔は広がり、
前記第1レンズ群G1と前記最終レンズ群GNは変倍及びフォーカシングのいずれにおいても固定であることを特徴とするズームレンズ。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
以下の条件式(1)を満たすことを特徴とする、請求項1に記載のズームレンズ。
(1) -1.50<f1/ft<-0.70
ただし、
f1:第1レンズ群G1の焦点距離
ft:望遠端、無限遠合焦状態における全系の焦点距離
とする。
【請求項3】
前記第1レンズ群G1は負レンズを2枚以上有することを特徴とする、請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項4】
以下の条件式(2)を満たすことを特徴とする、請求項3に記載のズームレンズ。
(2) νdG1_2>57.0
ただし、
νdG1_2:前記第1レンズ群G1に配置される負レンズのうち、2番目に大きいアッベ数
とする。第1レンズ群G1に最も大きいアッベ数の負レンズが2枚以上ある場合は、最も大きいアッベ数をνdG1_2とする。
【請求項5】
前記最終レンズ群GNの最も像側の最終レンズLNは負の屈折力を有し、以下の条件式(3)を満たすことを特徴とする、請求項1に記載のズームレンズ。
(3) 0.0<(RLN1+RLN2)/(RLN1-RLN2)<1.0
ただし、
RLN1:最終レンズLNの物体側面の曲率半径
RLN2:最終レンズLNの像側面の曲率半径
とする。
【請求項6】
前記中間レンズ群GMは物体側から順に正の屈折力の第2レンズ群G2と、負の屈折力の第3レンズ群G3を有し、無限遠から近距離へのフォーカシングに際して前記第2レンズ群G2又は前記第3レンズ群G3の少なくとも一方が光軸に沿って移動することを特徴とする、請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項7】
前記中間レンズ群GMは正の屈折力の第4レンズ群G4を有することを特徴とする、請求項6に記載のズームレンズ。
【請求項8】
以下の条件式(4)を満たすことを特徴とする、請求項6に記載のズームレンズ。
(4) -2.0<f2/f3<-1.0
ただし、
f2:第2レンズ群G2の焦点距離
f3:第3レンズ群G3の焦点距離
とする。
【請求項9】
前記第2レンズ群G2と前記第3レンズ群G3はいずれも2枚以下のレンズにより構成されることを特徴とする、請求項6乃至8に記載のズームレンズ。
【請求項10】
以下の条件式(5)を満たすことを特徴とする、請求項1乃至8に記載のズームレンズ。
(5) 0.7<(βMt/βMw)/(ft/fw)<1.2
ただし、
βMw:広角端、無限遠合焦状態における中間レンズ群GMの結像倍率
βMt:望遠端、無限遠合焦状態における中間レンズ群GMの結像倍率
fw:広角端、無限遠合焦状態における全系の焦点距離
ft:望遠端、無限遠合焦状態における全系の焦点距離
とする。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルカメラやビデオカメラなどに用いられるズームレンズに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、レンズ交換式カメラを用いた動画撮影が一般的になってきている。快適な動画撮影が行えるようにするためには、ズーミングやフォーカシングでのレンズ内の重心移動が小さいことが望ましい。また、オートフォーカス時のモーターの駆動音が大きいとモーター音が録音に入ってしまう可能性があるため、静粛なオートフォーカスが可能であることも重要である。
【0003】
一眼カメラ用交換レンズとして、開放F値が明るい大口径比ズームレンズは、ズームレンズの便利さと明るい開放F値という特徴を併せ持つことで人気がある。また、近年はセンサーサイズが大きく画質に優れるラージフォーマットのカメラが人気であり、ラージフォーマットのカメラに対応した大口径比ズームレンズが望まれている。
【0004】
大口径比のズームレンズとして、例えば以下の特許文献に開示されたズームレンズが挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2016/121939号
特開2019-015956号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では開放F値をF2.8程度に明るくした負先行型の大口径比ズームレンズが開示されている。しかし、フォーカスレンズ群のレンズ枚数が多く重いため、素早くかつ静粛なオートフォーカスを実現するのは困難である。また、光学系の全長が長く、更なる大口径比化を目指すと巨大なズームレンズとなってしまい現実的でない。
【0007】
特許文献2では開放F値をF2程度に明るくした正先行型の大口径比ズームレンズが開示されている。しかし、ズーミングにより径が大きく重い第1レンズ群が繰り出すため、重心移動が大きく、動画撮影時の操作性に影響するため好ましくない。
【0008】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、大口径比でありながら全長が抑制され、ズーミングやフォーカシングでの重心移動が少なく、静粛なオートフォーカスが可能で動画撮影に好適なズームレンズを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るズームレンズは、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群G1と、全体で正の屈折力の中間レンズ群GMと、後側レンズ群GRと、最終レンズ群GNより構成され、中間レンズ群GMは3つ以上のレンズ群からなり、無限遠から近距離へのフォーカシングに際して光軸に沿って移動するフォーカスレンズ群を含み、後側レンズ群GRは1つ以上のレンズ群からなり、広角端から望遠端への変倍に際して各群の間隔が変化し、中間レンズ群GMは物体側へ移動し、中間レンズ群GMと後側レンズ群GRの間隔は広がり、第1レンズ群G1と最終レンズ群GNは変倍及びフォーカシングのいずれにおいても固定であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、大口径比でありながら全長が抑制され、ズーミングやフォーカシングでの重心移動が少なく、静粛なオートフォーカスが可能で動画撮影に好適なズームレンズを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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