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公開番号2025115860
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010553
出願日2024-01-26
発明の名称ポンプ式吐出器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人
主分類B65D 47/34 20060101AFI20250731BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】従来と同じようにして内容液を吐出することが可能であって、更にリサイクル性にも優れるポンプ式吐出器を提案する。
【解決手段】ポンプ式吐出器100は、ステム7aが進退移動することによって駆動するポンプと、吐出口12dを有するとともにステム7aに連結するヘッド12と、を備え、ヘッド12及びキャップ10の何れか一方に、ヘッド12及びキャップ10の何れか他方に向けて延出された延出部12eが設けられ、ヘッド12及びキャップ10の何れか他方に、ヘッド12をキャップ10に向けて前進させた際に延出部12eによって撓む複数の弾性片10eと、周方向に隣り合う弾性片10e同士を周方向につなぐ接続部10nとが設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内容液を収容する容器の口部に装着されるキャップと、該キャップにより該口部に保持されステムが進退移動することによって駆動するポンプと、内容液を外界に吐出させる吐出口を有するとともに該ステムに連結するヘッドと、を備え、該ヘッドを該キャップに向けて移動させることによって該容器内の内容液を該吐出口から吐出させるポンプ式吐出器において、
前記ヘッド及び前記キャップの何れか一方に、該ヘッド及び該キャップの何れか他方に向けて延出された延出部が設けられ、
前記ヘッド及び前記キャップの何れか他方に、該ヘッドを前記キャップに向けて前進させた際に前記延出部によって撓む複数の弾性片と、周方向に隣り合う該弾性片同士を周方向につなぐ接続部とが設けられたポンプ式吐出器。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記接続部は、前記ヘッドが後退限に移動した状態において前記延出部が前記弾性片に接触する部位よりも後側に位置する請求項1に記載のポンプ式吐出器。
【請求項3】
前記弾性片は、弾性片本体と、該弾性片本体よりも幅狭になる補強リブを備え、
前記補強リブは、該補強リブの根元側に位置するリブ根元部と、該リブ根元部から該補強リブの先端側に向かって厚みが徐々に薄くなるリブ徐変部とを有する請求項1に記載のポンプ式吐出器。
【請求項4】
前記弾性片は4個であり、前記接続部は2個である請求項1に記載のポンプ式吐出器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポンプ式吐出器に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
ポンプ式吐出器として、容器の口部に装着されるキャップと、キャップにより口部に保持されステムが進退移動することによって駆動するポンプと、ステムに連結するヘッドとを備え、ヘッドをキャップに向けて移動させることによって容器内の内容液をヘッドの吐出口から吐出させるものが既知である(例えば特許文献1参照)。
【0003】
このようなポンプ式吐出器の内部には、特許文献1に示されているように、キャップに向けて移動させたヘッドを初期位置に復帰させるためにコイルスプリングが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-31950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところでこのようなポンプ式吐出器は、大部分の部材は合成樹脂製であるものの、コイルスプリングは金属製である。このため使用後に廃棄するにあたって、このままの状態では樹脂品としてリサイクルすることができない。また一般にこの種のポンプ式吐出器では、通常の使用時において部材が外れてしまうことを避けるべく、例えば嵌合等によって部材同士は強固に固定されている。従って、ポンプ式吐出器を分解してコイルスプリングと他の部材とに分別するにも手間を要することとなる。
【0006】
本発明はこのような問題点を解決することを課題とするものであって、従来と同じようにして内容液を吐出することが可能であって、更にリサイクル性にも優れるポンプ式吐出器を提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のポンプ式吐出器は、内容液を収容する容器の口部に装着されるキャップと、該キャップにより該口部に保持されステムが進退移動することによって駆動するポンプと、内容液を外界に吐出させる吐出口を有するとともに該ステムに連結するヘッドと、を備え、該ヘッドを該キャップに向けて移動させることによって該容器内の内容液を該吐出口から吐出させるポンプ式吐出器において、前記ヘッド及び前記キャップの何れか一方に、該ヘッド及び該キャップの何れか他方に向けて延出された延出部が設けられ、前記ヘッド及び前記キャップの何れか他方に、該ヘッドを前記キャップに向けて前進させた際に前記延出部によって撓む複数の弾性片と、周方向に隣り合う該弾性片同士を周方向につなぐ接続部とが設けられている。
【発明の効果】
【0008】
本発明のポンプ式吐出器によれば、ヘッドをキャップに向けて移動させた際、弾性片を延出部によって撓ませることができ、また弾性片が撓むことによって接続部も弾性変形させることができるため、弾性片と接続部が復元する際にヘッドを初期位置に復帰させることができる。また金属製のコイルスプリングに換えて上記のような弾性片と延出部を用いているため、使用後は、従来のポンプ式吐出器で行っていた金属部品を分別する作業は必要がなく、またそのまま樹脂品として再利用することができるためリサイクル性にも優れる。
【0009】
そしてヘッドを復帰させる際に必要とする力は、弾性片と接続部の両方で発現させればよく、それ故、弾性片だけでヘッドを復帰させる場合に比して弾性片で発現させる復元力を小さくすることができる。なお一般的に撓み変形可能な弾性片は、大きな復元力を得ようとするとへたりが生じやすくなるが、本発明によれば上記のように弾性片で発現させる復元力が小さくなるため、弾性片だけでヘッド復帰させる場合に比して弾性片のへたりを抑制することができる。また一般的に弾性片を撓ませていく際に要する力は弾性片の撓み量に応じて増大するところ、得ようとする復元力が大きくなると、弾性片を撓ませる際に要する力の増加割合(力が増加していくときの傾き)が大きくなる。すなわち、大きな復元力を要する弾性片をポンプ式吐出器に用いた場合、ヘッドを押圧するにあたって必要となる力の増加割合が大きくなることから使用感に欠けることになる。なお大きな復元力を要する弾性片であっても、弾性片の長さを長くすると、ヘッドを押圧するにあたって必要となる力の増加割合を抑えることは可能であるが、この場合はポンプ式吐出器の全長が大きくなる。一方、本発明によれば上記のように弾性片で発現させる復元力が小さくなるため、使用感を良好に維持することができるうえ、ポンプ式吐出器の大型化を招くことがない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係るポンプ式吐出器の一実施形態における弾性片が撓む前の状態を示した側面視での断面図である。
図1に示したキャップの斜視図である。
図1に示したキャップの平面図である。
図1に示したキャップの側面図である。
図1に示したポンプ式吐出器に関し、ヘッドを押圧した状態での側面視での断面図である。
図1に示したキャップの変形例に関する図(側面図)である。
図1に示したキャップの更なる変形例に関する図(平面図)である。
図6Aに示したキャップの側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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