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公開番号2025116022
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2025083946,2021578247
出願日2025-05-20,2020-06-25
発明の名称介護者支援システム
出願人ストライカー コーポレイション,Stryker Corporation
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G16H 80/00 20180101AFI20250731BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】介護者支援システムは、介護者が患者のケア及び患者を支持するベッドを管理するのを支援する。
【解決手段】システムは、介護者の巡視タスク、床ずれの評価及び/又は転倒リスクの評価のような患者に関連するタスクを監視するとともに完了したタスクをEMRサーバに転送する。システムは、ベッドの状態も監視し、一つ以上の医療施設プロトコルへの適合を判断し、管理者が医療施設を管理するのを支援するために適合レベルのレポートを作成し、介護者がベッド及び/又は患者に関連する一つ以上のアラート状態にどのように迅速に応答するかも監視し、そのような応答時間に関連する管理者向けのレポートを生成する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
介護者が患者のケアタスクを実行するのを支援するための介護者支援システムであって、
(a)複数のベッドであって、前記複数のベッドの各々は、
リターフレームと、
前記リターフレームで支持されるとともに患者の各々を支持するように適合された支持デッキと、
前記ベッドの各々を一意に識別する識別子を含むメモリと、
ナースコールケーブルの第1の端部に結合するように適合されたナースコールケーブルポートであって、ナースコールコンセントに結合するように適合された第2の端部を有し、それによって前記ベッドの各々がナースコールシステムと通信できるようにする、ナースコールケーブルポートと、
前記ベッドの各々の状態を検出するように適合されたセンサと、
ネットワークトランシーバと、
前記メモリ、前記ネットワークトランシーバ及び前記センサと通信するコントローラであって、前記センサの各々が前記ベッドの各々が不所望な状態にあることを検出したときにアラートをアクティブにするとともに介護者がアラートに応答したときにアラートを非アクティブにするように適合された、コントローラと、
を備え、前記コントローラは、前記識別子、第1のアラートメッセージ及び第2のアラートメッセージを、前記ネットワークトランシーバを介して前記ベッドの各々から転送するように更に適合され、前記第1のアラートメッセージは、前記アラートがアクティブにされたことに応答して送信され、前記第2のアラートメッセージは、前記アラートが非アクティブにされたことに応答して送信される、複数のベッドと、
(b)サーバ上で実行するように適合された介護者支援アプリケーションであって、前記識別子、前記第1のアラートメッセージ及び前記第2のアラートメッセージを前記ベッドから受信するように適合され、
(i)前記介護者支援アプリケーションが前記第1のアラートメッセージ及び前記第2のアラートメッセージを受信する前記ベッドの各々の時間間隔を記録することであって、前記時間間隔は、前記第1のアラートメッセージの受信から前記第2のアラートメッセージの受信までの時間に対応することと、
(ii)前記時間間隔を電子デバイスに転送することと、
(iii)前記時間間隔を前記電子デバイスのディスプレイに表示することと、
を実行するように更に適合された、介護者支援アプリケーションと、
を備える介護者支援システム。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記介護者支援アプリケーションは、複数の前記時間間隔を平均化するとともにその平均を前記電子デバイスの前記ディスプレイに表示するように更に適合された、請求項1に記載の介護者支援システム。
【請求項3】
前記介護者支援アプリケーションは、
(i)第1の期間に亘って収集された複数の前記時間間隔の第1のセットの第1の平均を決定することと、
(ii)第2の期間に亘って収集された複数の前記時間間隔の第2のセットの第2の平均を決定することと、
(iii)前記第1の平均と前記第2の平均の両方を同時に表示することと、
を実行するように更に適合された、請求項1に記載の介護者支援システム。
【請求項4】
前記第1の期間は、日、週、月又は年のうちの一つであり、前記第2の期間は、日、週、月又は年のうちの一つである、請求項3に記載の介護者支援システム。
【請求項5】
前記センサは、退出検出システムであり、前記不所望な状態は、患者の各々が前記ベッドの各々から出た状態である、請求項1に記載の介護者支援システム。
【請求項6】
前記センサは、ベッド監視システムによって監視される一連のセットのセンサであり、前記不所望な状態は、前記ベッドの各々のブレーキがアクティブでないこと、前記ベッドの各々のサイドレールのセットが上昇していないこと、前記ベッドの各々の前記リターフレームの高さが最小の高さではないこと又は前記ベッドの各々の退出検出システムがアクティブにされていないことのうちの一つ以上を含む、請求項1に記載の介護者支援システム。
【請求項7】
複数の前記ベッドの各々は、タイマーを有し、前記コントローラは、前記時間間隔を決定するとともに前記時間間隔を介護者支援アプリケーションに送信するために前記タイマーを利用するように適合された、請求項1に記載の介護者支援システム。
【請求項8】
前記介護者支援アプリケーションは、タイマーを有し、前記時間間隔を決定するために前記タイマーを利用するように適合された、請求項1に記載の介護者支援システム。
【請求項9】
前記介護者支援アプリケーションは、複数の前記時間間隔を記録するとともに介護者、位置、時刻及び患者のタイプのうちの少なくとも一つに従って複数の前記時間間隔の各々を分類するように適合された、請求項1に記載の介護者支援システム。
【請求項10】
前記介護者支援アプリケーションは、
(a)床ずれを発症する患者の各々のリスクに関する介護者からの床ずれリスクデータを受信するとともに前記床ずれリスクデータから床ずれリスク評価スコアを決定することと、
(b)患者の各々の転倒リスクに関する介護者からの転倒リスクデータを受信するとともに前記転倒リスクデータから転倒リスク評価スコアを決定することと、
(c)介護者が患者の各々の巡視タスクを完了したときを示す完了データを介護者から受信することと、
(d)床ずれリスク評価指標を前記電子デバイスの前記ディスプレイに表示することであって、前記床ずれリスク評価指標は、患者の各々の床ずれ発症リスクを示すことと、
(e)転倒リスク評価インジケータを前記電子デバイスの前記ディスプレイに表示することであって、前記転倒リスク評価インジケータは、患者の各々の転倒リスクを示すことと、
(f)患者の各々の次の巡視タスクが完了するまでの時間を表示することと、
(g)患者の各々の巡視タスクを実行するためのリマインダーを表示することと、
(h)患者の各々の床ずれリスク評価を実行するためのリマインダーを表示することと、
(i)患者の各々の転倒リスク評価を実行するためのリマインダーを表示することと、
(j)前記電子デバイスを使用して前記ベッドの各々に搭載された退出検出システムをアクティブにすることと、
(k)患者の各々が前記ベッドの各々から出るときに退出アラートを受信することと、
のうちの少なくとも二つを実行するように更に適合された、請求項1に記載の介護者支援システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
この出願は、発明者Thomas Durlach等による表題が「介護者支援システム」である2019年6月30日に出願された米国仮特許出願第62868947号、発明者Thomas Durlach等による表題が「介護者支援システム」である2019年6月28日に出願された米国仮特許出願第62868387号及び発明者Thomas Durlach等による表題が「介護者支援システム」である2019年6月28日に出願された米国仮特許出願第62868360号の優先権を主張し、その全開示を、参照によりここに組み込む。
続きを表示(約 3,000 文字)【0002】
この出願は、以下の出願に関連し、参照によりその全体が組み込まれている。表題が「患者支援装置及び臨床巡視を管理するためのシステム」である2018年12月19日に出願された米国特許出願第62/781831号、表題が「介護者支援システム」である2019年6月28日に出願された米国特許出願第62868,387号、表題が「患者支援装置及び患者転倒リスクを管理するためのシステム」である2019年3月29日に出願された米国特許出願第62826187号、表題が「介護者支援システム」である2019年6月28日に出願された米国特許出願第62868360号、表題が「患者支援装置及び臨床巡視を管理するためのシステム」である2018年12月19日に出願された米国特許出願第6281879号及び表題が「患者支援装置及び床ずれリスクを管理するためのシステム」である2019年3月29日に出願された米国特許出願第62826195号。
【0003】
本開示は、ベッド、ベビーベッド、ストレッチャー、手術台、リクライニングチェア等の患者支援装置に関する。更に具体的には、本開示は、そのような患者支援装置の管理とその巡視タスク等であるがそれに限定されない他のタスクの実行の両方で介護者を支援するためのシステムに関する。
【背景技術】
【0004】
病院は、通常、看護師及び/又は他の介護者が患者の世話をするときに様々な異なる職務を遂行することを期待する。これらの職務は、投薬及び/又は治療の実施、重要な兆候の読み取り、点滴の設置及び除去、血液サンプルの採取、処方された活動及び/又は投薬への患者の適合の確保、患者のベッドへの出入りの支援、定期的な患者の訪問、患者のベッドの望ましい状態への設定、これらの活動の一つ以上の記録並びに一般的に患者のニーズへの対応を含む。これらの義務の一つは、患者巡視として通常知られていることを実行することを含む。そのような巡視の義務は、介護者が特定の指定された間隔で患者の健康状態を個人的にチェックすることを含む。病院の管理者は、通常、介護者がこれらの巡視職務を実行する最小頻度を、例えば、少なくとも2時間に1回のように指定する。状況によっては、巡視の頻度を、患者の病状、病院の棟又はセクション及び/又は他の要因に基づいて変更してもよい。
【0005】
病院は、通常、看護師及び/又は他の介護者が患者の転倒のリスクを減らすのを助けることも期待する。多くの病院では、患者に転倒リスクが割り当てられ、転倒リスクが特定のしきい値を超えた場合、入院中に患者が転倒するおそれを減らすために、介護者が特定の措置を講じる必要がある。そのような転倒リスク低減ステップは、多くの場合、例えば、退出検出システムの準備、ブレーキの作動等のような病院のベッドの一つ以上のコンポーネントを一つ以上の望ましい状態に配置することを含む。病院は、通常、患者が医療施設にいる間に床ずれを発症しないこと及び/又は既存の床ずれが悪化しないことを看護師及び/又は他の介護者によって保証することを期待する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のタスクに加えて、病院は、通常、患者のベッドが適切に構成されていることを看護師によって確認することを期待する。適切な構成は、次のいずれか一つ以上を含んでもよい:ベッドがコンセントに接続されていることの確認、ベッドがナースコールシステムに適切に接続されていることの確認、退出検知システムが装備されていることを確認する。ベッドの監視システムが装備されていることの確認及び/又はベッドの他の一つ以上の態様が所望の状態にあることの確認。
【0007】
したがって、看護師及び他の介護者のタスク及び責任は、多様かつ相当な数であり、これらの介護者が責任を果たすとともに患者に質の高い医療を提供するのを支援する技術が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
様々な実施形態によれば、介護者が患者ケアの職務の複数を実行するのを支援するためのツールをここに提供する。いくつかの実施形態によれば、床ずれリスク低減職務の実施、転倒リスク低減職務の実施、ベッド構成職務の実施、巡視職務の実施及びリマインダーが設定される可能性のある他の定期的な職務の実施の一つ以上を容易にするためのツールを特に提供する。ツールは、ベッドに関連する様々な状態データ並びに介護者の一つ以上の職務に関連する通知及びリマインダーを表示する画面を表示することにより、介護者の職務を支援してもよい。ベッドに関連する状態データは、転倒リスクを軽減するプロトコル、床ずれリスクを軽減するプロトコル、人工呼吸器関連肺炎(VAP)を軽減するプロトコル及び/又は他のプロトコルのようなベッドが一つ以上の医療施設プロトコルに従って動作しているか否かを示してもよい。状態データは、ベッドがバッテリー電力とコンセントからの電力のうちのいずれで動作しているか否か、ベッドのバッテリーの状態、ベッドがナースコールシステムに適切に結合されているか否か、ベッドが病院のネットワークと無線通信できるか否か、ベッドがサービスを必要とするか否か、ベッドの退出検出システムが装備されているか否か、ベッドの退出検出システムが装備されている場合にどの検出レベルで装備されているか及び/又はベッドの他の態様を示すデータを示してもよい。
【0009】
さらに、ツールは、様々な未実行のタスクについて介護者にアラートを提供する。そのようなタスクは、ベッドの様々な状態を望ましい状態に設定すること、患者の健康の一つ以上の態様(例えば、患者が転倒するリスクがあるか否か及び/又は他の不所望な状態であるか否か)を評価すること及び患者のケアの一つ以上の態様及び/又は他のタスクを記録することを含んでもよい。これらの完全に異なるタスクのリマインダー及び通知を単一のツールに組み合わせることにより、ツールは、介護者がそのような完全に異なる患者ケアタスクを実行するために別々のツールにアクセス及び/又は利用する必要をなくす。いくつかの実施形態では、ツールは、患者のベッド及び介護者によって運ばれるモバイル電子デバイスと通信するサーバベースの介護者支援アプリケーション並びに病院の事前に指定された領域に位置するベッドの情報を表示する固定された電子デバイスを備える。
【0010】
ツールは、追加的に又は代替的に、状態をアラートするための介護者の応答時間及び介護者が様々な医療施設プロトコルをどの程度うまく管理しているかについての情報を医療施設管理者に提供してもよい。そのような情報は、異なる期間に亘って複数のベッドについて収集され、平均化され、グラフ化され、及び/又は、介護者、病棟、フロア等のようであるがそれに限定されない様々なパラメーターに従って分離されてもよい。ツールは、介護者がこれらのプロトコルのいずれか一つ以上を実行するための命令及び/又はベッドの任意の一つ以上の機能を操作するための命令を容易に見ることを可能にしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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