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公開番号2025116090
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2025088015,2024022323
出願日2025-05-27,2024-02-16
発明の名称調剤支援システム
出願人株式会社湯山製作所
代理人個人
主分類A61J 3/00 20060101AFI20250731BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】調剤業務の作業効率を向上させることが可能な調剤支援システムを提供する。
【解決手段】処方データに基づいて散薬を一服用分ずつ包装して排出する分包処理を実行可能な散薬分包手段3,4を複数有する調剤支援システム1を構築する。調剤支援システム1は、散薬が処方されている場合に、複数の散薬分包手段3,4のうちの一つの散薬分包手段3,4によって分包処理を実行するものとする。そして、分包処理の実行前に、分包処理を実行する散薬分包手段3,4を決定する振り分け動作を実行し、この振り分け動作で振り分けた分包処理が実行される前に、振り分け動作の結果を示す情報をユーザが確認可能な状態で出力する第一出力動作を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
処方データに基づいて散薬を一服用分ずつ包装して排出する分包処理を実行可能な散薬分包手段が接続され、
前記散薬分包手段は、自動散薬分包機と、別体の薬剤秤量装置と散薬分包機によって構成された手動散薬分包手段からなり、
散薬が処方されている場合、前記自動散薬分包機と前記手動散薬分包手段のうちの一つで前記分包処理が実行されるものであり、
振り分け動作が実行されることで、前記分包処理が前記自動散薬分包機と、前記手動散薬分包手段のいずれかに割り当てられ、前記振り分け動作で割り当てた前記分包処理が実行される前に、前記振り分け動作の結果を示す情報をユーザが確認可能な状態で出力する第一出力動作を実行するものであり、
前記第一出力動作は、前記振り分け動作による割り当て先を示す情報を出力する動作であり、
前記振り分け動作の結果は、前記分包処理の実行前に変更可能であり、
前記第一出力動作では、指示箋が出力される、調剤支援システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、病院、医院、調剤薬局等の医療施設において、患者に薬剤を提供するための調剤支援システムに関するものであり、特に大規模の病院における薬剤提供業務を好適に支援可能な調剤支援システムである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、医療施設で患者に薬剤を提供する際には、医師が診察を行って処方箋を発行し、発行された処方箋に基づいて調剤業務が行われている。詳細には、診察を受けた医療施設で直接薬剤が提供される院内処方と、診察を受けた医療施設外の医療施設(院外の調剤薬局等)で薬剤が提供される院外処方とがあり、比較的規模の大きな大病院では、院内処方が行われている場合がある。この場合、病院内の薬剤部(薬剤課)で薬剤の調製(計量、混合、一包化等)、鑑査、提供等を含む調剤業務が行われる。
【0003】
このような調剤業務を支援するシステムとして、本出願人が過去に出願した特許文献1に開示されている散薬調剤業務支援システムがある(以下、単に調剤支援システムとも称す)。特許文献1の調剤支援システムは、散薬を一服用分ずつに分割して包装する分包作業をほぼ完全に自動化可能な散薬分包機(以下、完全自動散薬分包機とも称す)を含んで構成されている。そして、この調剤支援システムでは、完全自動散薬分包機を使用して実行する分包と、完全自動散薬分包機と他の調剤機器を組み合わせて実行する分包と、他の調剤機器を使用して実行する分包が可能である。
【0004】
ここで、完全自動散薬分包機は、薬剤容器を内部の容器保管装置から散薬の排出場所まで移動させる作業、薬剤容器に収容された散薬を取り出す作業、散薬を秤量する作業、散薬を一包分ずつに分割して個別包装する作業からなる一連の工程を自動で実行できる。
このため、完全自動散薬分包機のみで実行する分包は、他の調剤機器を使う分包に比べて調剤者の負担を少なくできる。
【0005】
したがって、上記した特許文献1の調剤支援システムでは、完全自動散薬分包機のみで実行する分包を優先的に行うものとしている。
具体的には、制御装置が処方データを受信すると、制御装置が完全自動散薬分包機にデータを送信する。そして、完全自動散薬分包機は、処方データに含まれる処方が自己で処理できるか否かを判別する判別動作を実行する。この判別動作の結果、完全自動散薬分包機のみで処理可能である場合は、そのまま完全自動散薬分包機で分包を実行する。これに対し、完全自動散薬分包機のみで処理できない場合は、完全自動散薬分包機から制御装置にデータを再送し、制御装置が他の調剤機器にデータを送信する。そして、他の調剤機器と完全自動散薬分包機を組み合わせて実行する分包か、他の調剤機器を使用して実行する分包のいずれかを実行する。
また、特許文献1には、上記した完全自動散薬分包機が実行する判別動作を制御装置で実行してもよいことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-130972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のように、完全自動散薬分包機は、調剤者の負担が少ないので、市場において好評を得ている。このことから、特に大病院の薬剤部のように、大量に発行される処方箋を次々に処理していく必要のある医療施設において、導入が強く望まれている。
【0008】
そして、大病院では、完全自動散薬分包機を導入するとき、完全自動散薬分包機と、従来の散薬分包機からなる分包機を多数有し、多数の分包機から選択される一つの分包機を使用して分包を実行する大規模な調剤業務支援システムを構築する場合が多い。
【0009】
このような調剤業務支援システムを実際に運用するとき、それぞれの処方データに対応する薬剤がいずれの分包機で分包されるのかが決定されると、調剤者は、システムに属する調剤機器(分包機や秤量装置等)を見て回っていた。そして、分包処理が割り当てられた調剤機器を特定し、完全自動散薬分包機から個別包装された散薬を受け取ったり、従来の散薬分包機に投入する散薬を秤量装置で秤量したりするといった作業を行っていた。
ここで、規模の小さな調剤業務支援システムとは異なり、大規模な調剤業務支援システムを構築した場合、広い敷地に多くの分包機や他の調剤機器が配置されるので、調剤者が調剤機器を見て回る作業の手間が大変なものとなっていた。
【0010】
そこで、いずれの調剤機器を使用して分包するのかが確定した際、その内容を調剤者が視認可能な状態で出力する調剤業務支援システムが望まれていた。
(【0011】以降は省略されています)

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