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公開番号
2025116634
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-08
出願番号
2024011163
出願日
2024-01-29
発明の名称
包装機
出願人
グンゼ株式会社
代理人
弁理士法人矢野内外国特許事務所
主分類
B65B
67/04 20060101AFI20250801BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】内部空間の厚み方向の隙間が狭い袋体に対して、外形サイズを拡張することなく、比較的厚みの薄い複数の物品を、配置位置及び配置姿勢を保持しつつ、手動操作によって安定して収容することができる包装機を提供する。
【解決手段】挿入方向側に位置する出限位置P1と、挿入方向側との反対側に位置する戻限位置P2との間で往復移動可能な支持プレート4、挿入方向に沿って延出する複数のワイヤー31、並びに支持プレート4の上下両側にて各ワイヤー31の両端部を各々固定する上側固定部32及び下側固定部33を有し、各ワイヤー31の線径は0.2mm以上1.0mm以下であり、出限位置P1にて支持プレート4に袋体101を被覆させた後、戻限位置P2側に向かって支持プレート4を引き出し、複数のワイヤー31の上側領域S1を支持プレート4の下面41a2側に移動させながら、物品Wを袋体101の内部に落下させて収容する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一端部が開口された開口部を有する袋体に物品を収容して包装する包装機であって、
前記物品を載置するワイヤーユニットと、
前記ワイヤーユニットを摺動可能に支持する支持プレートとを備え、
前記ワイヤーユニットは、
平面視において、前記袋体に対する前記物品の挿入方向に沿って延出し、且つ当該挿入方向との直交方向である幅方向に平行に配置される複数のワイヤーと、
前記支持プレートの上側において、各々の前記ワイヤーの一端部を固定する上側固定部と、
前記支持プレートの下側において、各々の前記ワイヤーの他端部を固定する下側固定部とを有し、
前記支持プレートは、
前記挿入方向に沿って、当該挿入方向側に位置する出限位置と、当該挿入方向側との反対側に位置する戻限位置との間で前記支持プレートを往復移動可能に支持する摺動支持部と、
前記挿入方向側の端部に設けられ、前記上側固定部から前記支持プレートの上面に沿って当該挿入方向側に延出する前記複数のワイヤーの延出方向を反転させる第1周回部と、
前記挿入方向側との反対側の端部に設けられ、前記第1周回部から前記支持プレートの下面に沿って当該挿入方向側との反対側に延出する前記複数のワイヤーの延出方向を反転させる第2周回部とを有し、
各々の前記ワイヤーの線径は、0.2mm以上1.0mm以下であり、
前記支持プレートが前記出限位置に位置した状態で、前記複数のワイヤー上に前記物品を載置して、前記開口部を介して前記袋体を前記支持プレートに被覆させた後、手動操作によって前記支持プレートを前記戻限位置に移動させて前記袋体から引き出すことにより、前記複数のワイヤーにおける前記支持プレートの上面側の領域を、前記挿入方向側の端部から徐々に前記支持プレートの下面側に移動させながら、前記物品を前記袋体の内部に落下させて収容する、
ことを特徴とする包装機。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記ワイヤーは、線径が0.6mm以下である、樹脂製の弾性部材によって形成される、
ことを特徴とする、請求項1に記載の包装機。
【請求項3】
前記支持プレートにおいて、
前記第1周回部の前記挿入方向側の端面は、平面視にて当該挿入方向側に突出する湾曲形状に形成されるとともに、
当該端面には、各々の前記ワイヤーを案内する複数のスリットが設けられる、
ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の包装機。
【請求項4】
前記支持プレートは、
前記出限位置と前記戻限位置との間において、
手動操作による往復移動を行うための操作部を有する、
ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の包装機。
【請求項5】
前記ワイヤーユニットにおいて、
前記上側固定部は、
各々の前記ワイヤーの一端部と連結される複数の張力調整ボルトと、
前記複数の張力調整ボルトを螺合させて保持する保持部材とを有し、
前記保持部材に対する前記張力調整ボルトの捩じ込み量を変位させることにより、前記ワイヤーの張力を調整する、
ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の包装機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、手動操作によって、比較的厚みの薄い複数の物品を袋体に収容して包装する包装機に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、野菜類等の農産物を被包装物(以下、適宜「物品」と記載)とし、内部空間における厚み方向の隙間が狭い袋体に当該物品を収容して包装する分野においては、比較的小規模の事業所によって行われる場合が多く、また、袋体に収容される物品においても、所謂少量多品種に亘ることから、従来より、作業者による手動操作(または手作業)によって容易に扱うことができ、且つ多種多様な物品に対応可能な小型の包装機が用いられている。
このような包装機の一例として、例えば特許文献1においては、全体として扇形状になっている野菜類等の物品を、一端が開口された包装袋(袋体)内に当該開口を通じて収容することによって包装する包装装置(包装機)が開示されている。
【0003】
上記特許文献1における包装機においては、載置台として機能する装置本体が備えられており、当該装置本体は、所定量の物品を載置するとともに、袋体に形成された一端開口(開口部)を通じて、先端側から基端にかけて当該袋体に挿入可能に形成されている。
また、装置本体において、物品と接する表面には細かな凹凸が形成されており、当該凹凸によって物品との接触面積を小さくし、両者(物品及び装置本体)に作用する摩擦抵抗が小さくなるように構成されている。
さらに、装置本体の先端には、当該装置本体に載置された物品の基端部を把持するための、逃げ部(切欠き部)が形成されている。
【0004】
そして、上記包装機を用いて物品を包装する場合、先ず始めに、所定量の物品を装置本体に載置した後、当該物品とともに装置本体全体に袋体を被せ、その後、上記逃げ部(切欠き部)を介して、物品の基端部と、袋体の底部とを同時に摘まみ、装置本体から両者(物品及び袋体)を引き抜く。
これにより、作業者による手作業によって所定量の物品は袋体に収容され、当該袋体によって包装される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-74421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記特許文献1における包装機において、装置本体に載置された物品が、当該装置本体から袋体を引き抜く際の引抜き方向に沿って連続的に延びる野菜類等である場合、前述した作業手順に従い当該物品を袋体に収容し、容易に包装することができる。
しかしながら、装置本体に載置された物品が小片の野菜類等であって、上記引抜き方向に沿うことなく断続的に配置されている場合、これら複数の物品の配置位置及び配置姿勢を保持しつつ、前述した作業手順に従い当該複数の物品を袋体に収容して包装することは困難である。
【0007】
また、前述したように、装置本体の表面には細かな凹凸が形成されており、袋体とともに当該装置本体から物品を引き出す際に、両者(物品及び装置本体)の間で作用する摩擦抵抗が小さくなるように工夫されてはいるが、実際に物品を引き出す際には、物品の基端部と、袋体の底部とを同時に摘まみ、当該物品の基端部をやや持ち上げた状態で行われるため、物品の厚みが比較的薄い場合には、当該物品に撓みが生じ、基端部と反対側の端部が装置本体の表面に対して強く押し付けられることとなり、両者(物品及び装置本体)の間で作用する摩擦抵抗の減少はあまり見込めない。
その結果、装置本体から物品を引き出す際に、予期せぬ破損や欠損等が生じる虞がある。
【0008】
本発明は、以上に示した現状の問題点に鑑みてなされたものであり、内部空間における厚み方向の隙間が狭い袋体に対して、比較的厚みの薄い複数の物品を、手動操作によって収容して包装する包装機であって、袋体の外形サイズを拡張することなく、これら複数の物品の配置位置及び配置姿勢を保持しつつ、当該袋体に安定して収容することができる包装機を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0010】
即ち、本発明の態様1に係る包装機は、一端部が開口された開口部を有する袋体に物品を収容して包装する包装機であって、前記物品を載置するワイヤーユニットと、前記ワイヤーユニットを摺動可能に支持する支持プレートとを備え、前記ワイヤーユニットは、平面視において、前記袋体に対する前記物品の挿入方向に沿って延出し、且つ当該挿入方向との直交方向である幅方向に平行に配置される複数のワイヤーと、前記支持プレートの上側において、各々の前記ワイヤーの一端部を固定する上側固定部と、前記支持プレートの下側において、各々の前記ワイヤーの他端部を固定する下側固定部とを有し、前記支持プレートは、前記挿入方向に沿って、当該挿入方向側に位置する出限位置と、当該挿入方向側との反対側に位置する戻限位置との間で前記支持プレートを往復移動可能に支持する摺動支持部と、前記挿入方向側の端部に設けられ、前記上側固定部から前記支持プレートの上面に沿って当該挿入方向側に延出する前記複数のワイヤーの延出方向を反転させる第1周回部と、前記挿入方向側との反対側の端部に設けられ、前記第1周回部から前記支持プレートの下面に沿って当該挿入方向側との反対側に延出する前記複数のワイヤーの延出方向を反転させる第2周回部とを有し、各々の前記ワイヤーの線径は、0.2mm以上1.0mm以下であり、前記支持プレートが前記出限位置に位置した状態で、前記複数のワイヤー上に前記物品を載置して、前記開口部を介して前記袋体を前記支持プレートに被覆させた後、手動操作によって前記支持プレートを前記戻限位置に移動させて前記袋体から引き出すことにより、前記複数のワイヤーにおける前記支持プレートの上面側の領域を、前記挿入方向側の端部から徐々に前記支持プレートの下面側に移動させながら、前記物品を前記袋体の内部に落下させて収容することを特徴とする。
このように、本発明の態様1に係る包装機においては、支持プレートの上面及び下面に沿って延出し、物品を載置して袋体に収容する部材が、0.2mm以上1.0mm以下の線径からなる複数のワイヤーによって構成されていることから、支持プレート、及び支持プレートによって支持された状態におけるこれら複数のワイヤーの、物品の厚み方向(上下方向)のサイズを小さく抑えることができる。
従って、内部空間における上記厚み方向の隙間が狭い袋体であっても、当該袋体の外形サイズを拡張することなく、複数のワイヤーとともに物品を袋体の内部に容易に挿入して収容することができる。
また、本発明に係る包装機においては、手動操作によって出限位置に位置する支持プレートを戻限位置に移動させ、物品を載置した複数のワイヤーを袋体から引き出すことにより、これら複数のワイヤーにおける支持プレートの上面側の領域を、上記挿入方向側の端部から徐々に当該支持プレートの下面側に移しつつ、袋体の内部に物品を落下させて収容することから、比較的厚みの薄い複数の物品であっても、従来の包装機のように、予期せぬ破損や欠損等が生じることなく、これら複数の物品の配置位置及び配置姿勢を保持しつつ、安定して袋体に収容することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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