TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025117602
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012399
出願日
2024-01-31
発明の名称
制御システム
出願人
三和シヤッター工業株式会社
代理人
個人
主分類
E06B
9/68 20060101AFI20250805BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】開閉装置の使用性を高めることが可能になる、制御システムを提供すること。
【解決手段】制御システム50は、第1開閉制御及び第2開閉制御を行うことが可能な開閉移動制御部と、設定タイミングが到来した場合に、第1開閉制御又は/及び第2開閉制御によって開閉体30の閉鎖方向側の端部が基準位置PPまで到達したことをトリガーとして、制限位置を設定するための復帰設定部と、を備え、開閉移動制御部は、設定タイミングが到来した場合において、第1操作指示が操作装置60を介して受け付けられた場合に、設定タイミングが到来する前に取得された学習値に基づいて、開閉機40の過負荷状態を判定するための第1過負荷判定値を設定し、当該第1過負荷判定値に基づいて、開閉機40が過負荷状態であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、第1開閉制御を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
建物の開口部を開閉する開閉体を有する開閉装置を制御する制御システムであって、
前記開閉装置に関する操作指示を受け付けるための操作手段と、
前記操作手段を介して受け付けられた前記操作指示に基づいて、前記開閉体を開閉移動させる駆動手段を介して前記開閉体の開閉移動を制御する開閉移動制御手段であって、
当該制御システムにあらかじめ設定された基準位置であり、前記開閉体の開閉移動を制御するための基準となる基準位置から前記開閉体の閉鎖方向側の端部が遠ざかるように、前記開閉体を開閉移動させる制御である第1開閉制御と、
前記基準位置に前記開閉体の閉鎖方向側の端部が近づくように、前記開閉体を開閉移動させる制御である第2開閉制御と、を行うことが可能な開閉移動制御手段と、
当該制御システムにあらかじめ設定された制限位置であり、前記開閉体の開閉移動を制限するための制限位置を再度設定する設定タイミングが到来した場合に、前記第1開閉制御又は/及び前記第2開閉制御によって前記開閉体の閉鎖方向側の端部が前記基準位置まで到達したことをトリガーとして、前記制限位置を設定するための復帰設定手段と、を備え、
前記開閉移動制御手段は、
前記設定タイミングが到来した場合において、前記第1開閉制御を行うことを指示する前記操作指示である第1操作指示が前記操作手段を介して受け付けられた場合に、
前記設定タイミングが到来する前に取得された学習値であり、前記駆動手段における開閉移動時の負荷を示す学習値に基づいて、前記駆動手段の過負荷状態を判定するための第1過負荷判定値を設定し、
前記設定した第1過負荷判定値に基づいて、前記駆動手段が過負荷状態であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、前記第1開閉制御を行う、
制御システム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1過負荷判定値は、前記学習値の最大負荷値に基づいている、
請求項1に記載の制御システム。
【請求項3】
前記開閉移動制御手段は、前記設定タイミングが到来した場合において、前記設定した第1過負荷判定値に基づいて、前記駆動手段が過負荷状態であるか否かを判定する際に、前記開閉体の閉鎖方向側の端部の位置が同一の位置において前記駆動手段が過負荷状態であると判定された判定回数が閾値以上である場合、又は、前記開閉体の閉鎖方向側の端部の位置に関わらず、前記駆動手段が過負荷状態であると判定された判定回数が閾値以上である場合には、前記第1開閉制御を制限する、
請求項1又は2に記載の制御システム。
【請求項4】
前記開閉移動制御手段は、
前記設定タイミングが到来した場合において、前記第1操作指示が前記操作手段を介して受け付けられた場合に、
前記第1開閉制御時に前記開閉体を開閉移動させた距離が、前記設定タイミングが到来する前に取得された距離判定値の距離に達したか否かを判定し、
前記距離判定値の距離に達したと判定された場合には、前記駆動手段が過負荷状態であるか否かを判定した前記判定結果に関わらず、前記第1開閉制御を制限する、
請求項1又は2に記載の制御システム。
【請求項5】
前記開閉移動制御手段は、
前記設定タイミングが到来した場合において、前記第2開閉制御を行うことを指示する前記操作指示である第2操作指示が前記操作手段を介して受け付けられた場合に、
当該制御システムにあらかじめ設定されており、且つ前記第1過負荷判定値とは異なる前記駆動手段の負荷量を示す第2過負荷判定値であり、前記駆動手段の過負荷状態を判定するための第2過負荷判定値に基づいて、前記駆動手段が過負荷状態であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、前記第2開閉制御を行う、
請求項1又は2に記載の制御システム。
【請求項6】
前記基準位置は、前記開口部の開放方向側の端部の位置又はその近傍位置であり、
前記第1過負荷判定値が示す前記駆動手段の負荷量を、前記第2過負荷判定値が示す前記駆動手段の負荷量よりも小さくした、
請求項5に記載の制御システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、建物の開口部に取り付けられるシャッター装置を対象として、開閉体の全閉位置及び全開位置、及び開閉体の開閉位置を制御するための基準位置が設定された後に、シャッター装置の電源がオフ(例えば、停電等)したことで基準位置の設定が失われた場合において、全閉位置及び全開位置を再度設定するための技術が提案されている。
【0003】
このような技術においては、例えば、シャッター装置の電源が停電してから復旧した後に、開閉体を開放移動させる操作指示(以下、「開放操作指示」と称する)が受け付けられると、開閉体を開放移動させ、その後開閉体の閉鎖方向の端部の位置が基準位置に到達すると、基準位置に所定の動作量を減算又は加算することで、全閉位置及び全開位置を算出して設定する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、上述した技術では、シャッター装置の電源が停電してから復旧した後に、開閉体を閉鎖移動させる操作指示(以下、「閉鎖操作指示」と称する)が受け付けられると、開閉体の閉鎖移動を制限することで(具体的には、開閉体を閉鎖移動させないようにすることで)、開閉体の損傷を抑制することを可能にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-35221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、上記従来の技術においては、上述したように、シャッター装置の電源が停電してから復旧した後に閉鎖操作指示が受け付けられると、開閉体の閉鎖移動を制限するので、例えば、閉鎖操作指示が受け付けられても開閉体を開閉移動させることができないことから、シャッター装置が故障しているものとしてユーザが誤認する可能性があった。特に、基準位置が全開位置よりも上方に位置する場合において、シャッター装置の電源が停電してから復旧した直後における開閉体の閉鎖方向の端部の位置が全開位置に位置する場合には、閉鎖操作指示が受け付けられても開閉体を閉鎖移動させることができないことで、シャッター装置が故障しているものとしてユーザが誤認しやすいことから、全閉位置及び全開位置の再度の設定をスムーズに行うことが難しくなるおそれがあった。したがって、開閉装置の使用性の観点からは、改善の余地があった。
【0007】
本発明は、上記従来技術における課題を解決するためのものであって、開閉装置の使用性を高めることが可能になる、制御システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の制御システムは、建物の開口部を開閉する開閉体を有する開閉装置を制御する制御システムであって、前記開閉装置に関する操作指示を受け付けるための操作手段と、前記操作手段を介して受け付けられた前記操作指示に基づいて、前記開閉体を開閉移動させる駆動手段を介して前記開閉体の開閉移動を制御する開閉移動制御手段であって、当該制御システムにあらかじめ設定された基準位置であり、前記開閉体の開閉移動を制御するための基準となる基準位置から前記開閉体の閉鎖方向側の端部が遠ざかるように、前記開閉体を開閉移動させる制御である第1開閉制御と、前記基準位置に前記開閉体の閉鎖方向側の端部が近づくように、前記開閉体を開閉移動させる制御である第2開閉制御と、を行うことが可能な開閉移動制御手段と、当該制御システムにあらかじめ設定された制限位置であり、前記開閉体の開閉移動を制限するための制限位置を再度設定する設定タイミングが到来した場合に、前記第1開閉制御又は/及び前記第2開閉制御によって前記開閉体の閉鎖方向側の端部が前記基準位置まで到達したことをトリガーとして、前記制限位置を設定するための復帰設定手段と、を備え、前記開閉移動制御手段は、前記設定タイミングが到来した場合において、前記第1開閉制御を行うことを指示する前記操作指示である第1操作指示が前記操作手段を介して受け付けられた場合に、前記設定タイミングが到来する前に取得された学習値であり、前記駆動手段における開閉移動時の負荷を示す学習値に基づいて、前記駆動手段の過負荷状態を判定するための第1過負荷判定値を設定し、前記設定した第1過負荷判定値に基づいて、前記駆動手段が過負荷状態であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、前記第1開閉制御を行う。
【0009】
請求項2に記載の制御システムは、請求項1に記載の制御システムにおいて、前記第1過負荷判定値は、前記学習値の最大負荷値に基づいている。
【0010】
請求項3に記載の制御システムは、請求項1又は2に記載の制御システムにおいて、前記開閉移動制御手段は、前記設定タイミングが到来した場合において、前記設定した第1過負荷判定値に基づいて、前記駆動手段が過負荷状態であるか否かを判定する際に、前記開閉体の閉鎖方向側の端部の位置が同一の位置において前記駆動手段が過負荷状態であると判定された判定回数が閾値以上である場合、又は、前記開閉体の閉鎖方向側の端部の位置に関わらず、前記駆動手段が過負荷状態であると判定された判定回数が閾値以上である場合には、前記第1開閉制御を制限する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
網戸
2か月前
個人
脚立の転落防止ポール
2か月前
三協立山株式会社
建具
2か月前
株式会社ESP
止水板
6日前
三協立山株式会社
構造体
1か月前
三協立山株式会社
構造体
1か月前
三協立山株式会社
開口部装置
3か月前
三協立山株式会社
開口部装置
2か月前
三協立山株式会社
開口部建材
3か月前
三協立山株式会社
開口部装置
3か月前
三協立山株式会社
改装サッシ
3か月前
三協立山株式会社
開口部装置
3か月前
株式会社ニチベイ
ブラインド
2か月前
三協立山株式会社
開口部装置
3か月前
三協立山株式会社
開口部建材
3か月前
三協立山株式会社
開口部建材
3か月前
三協立山株式会社
開口部装置
1か月前
三協立山株式会社
開口部建材
3か月前
株式会社ウッドワン
ルーバー扉
3か月前
株式会社大奉金属
止水構造
2か月前
株式会社TJMデザイン
脚立用ホルダー
1か月前
個人
窓用パネルの取付部材
3か月前
株式会社ニチベイ
縦型ブラインド
13日前
永大産業株式会社
開閉構造体
1か月前
林テレンプ株式会社
シート機構
3か月前
株式会社LIXIL
建具
19日前
株式会社大林組
シャッター装置
13日前
株式会社LIXIL
建具
19日前
三和シヤッター工業株式会社
水密構造
6日前
三協立山株式会社
エクステリア構成材
5日前
株式会社LIXIL
建具
5日前
株式会社LIXIL
建具
5日前
株式会社LIXIL
建具
5日前
株式会社LIXIL
建具
3日前
ナブテスコ株式会社
建具及び表示装置
1か月前
三和シヤッター工業株式会社
ドア
2か月前
続きを見る
他の特許を見る