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公開番号2025118177
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013327
出願日2024-01-31
発明の名称安全帯使用検知システム
出願人吉川工業株式会社
代理人弁理士法人英和特許事務所
主分類A62B 35/00 20060101AFI20250805BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】既設の親綱等の長尺状のフック係止手段をそのまま使用することができると共に、当該長尺状のフック係止手段にフックを掛けるときにICタグ等の構成部品が破損することを抑制することのできる、安全帯使用検知システムを提供する。
【解決手段】安全帯のフック4aと命綱4bとの接続部に取り付けられるICタグ1と、高所作業場に設置される長尺状のフック係止手段5の下方にフック4aの長さに相当する間隔をおいて設置され、ICタグ1のトリガー信号を発信するケーブル2とを備える安全帯使用検知システムA。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
安全帯のフックと命綱との接続部に取り付けられるICタグと、
高所作業場に設置される長尺状のフック係止手段の下方に前記フックの長さに相当する間隔をおいて設置され、前記ICタグのトリガー信号を発信するケーブルと、を備える安全帯使用検知システム。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記ケーブルは、前記ICタグのトリガー信号として、当該ケーブルの近傍の第一の範囲に及ぶ第一のトリガー信号を発信する、請求項1に記載の安全帯使用検知システム。
【請求項3】
前記ケーブルは、前記ICタグのトリガー信号として、前記第一のトリガー信号に加えて、前記第一の範囲より広い第二の範囲に及ぶ第二のトリガー信号を発信する、請求項2に記載の安全帯使用検知システム。
【請求項4】
前記ICタグのトリガー信号に応答して発信される前記ICタグの応答信号を受信する応答信号受信手段を更に備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の安全帯使用検知システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、高所作業場において安全帯が正しく使用されているか否かを検知するための安全帯使用検知システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
工事現場等の高所作業場での作業の際、作業者には、転落防止のための安全帯の着用が義務付けられている。安全帯は、作業者の身体に装着されるベルトと、ベルトに連結された命綱と、命綱の先端に取り付けられたフックとを備える。作業者は、ベルトを身体に装着し、高所作業場に設置された親綱等の長尺状のフック係止手段にフックを掛けることによって、高所作業時の安全を確保する。
【0003】
ところで、転落事故を確実に防止するためには、作業者が安全帯を正しく使用することが必要である。特に、作業者が高所作業場においてフックを親綱等の長尺状のフック係止手段に掛け忘れることがあることから、従前より、フックが親綱等の長尺状のフック係止手段に掛けられているか否かを検知するための仕組みが提案されている。
【0004】
例えば特許文献1では、「親綱と、命綱を介して作業者の安全ベルトが取り付けられるフックと、前記フックに取り付けられた第1ICタグと、前記親綱に設けられ、前記第1I Cタグのトリガー信号を発信する第1トリガー信号発信手段と、前記第1ICタグのトリガー信号に応答して発信される前記第1ICタグの応答信号である第1応答信号を受信する第1応答信号受信手段と、を備える安全管理システム。」が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5359661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のシステムでは、親綱にトリガー信号発信手段を設ける必要がある。工事現場等の高所作業場において親綱等の長尺状のフック係止手段は既設の場合が多く、その場合、既設の親綱等の長尺状のフック係止手段に後付けでトリガー信号発信手段を設ける必要がある。すなわち、特許文献1のシステムでは、既設の親綱等の長尺状のフック係止手段をそのまま使用することができないという問題がある。また、特許文献1のシステムでは、トリガー信号発信手段を含む親綱にフックを掛けるときに、トリガー信号発信手段の電線が断線するなどして、トリガー信号発信手段が破損する可能性がある。更に、特許文献1のシステムでは、フック(実施例ではフック先端)にICタグを取り付けることから、親綱にフックを掛けるときにICタグが親綱に接触してICタグが破損する可能性もある。
【0007】
以上に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、既設の親綱等の長尺状のフック係止手段をそのまま使用することができると共に、当該長尺状のフック係止手段にフックを掛けるときにICタグ等の構成部品が破損することを抑制することのできる、安全帯使用検知システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一観点によれば、次の安全帯使用検知システムが提供される。
安全帯のフックと命綱との接続部に取り付けられるICタグと、
高所作業場に設置される長尺状のフック係止手段の下方に前記フックの長さに相当する間隔をおいて設置され、前記ICタグのトリガー信号を発信するケーブルと、を備える安全帯使用検知システム。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、既設の親綱等の長尺状のフック係止手段をそのまま使用することができると共に、当該長尺状のフック係止手段にフックを掛けるときにICタグ等の構成部品が破損することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態である安全帯使用検知システムの概念図。
ICタグの取付例を示す図(取付カバーを開いた状態)。
ICタグの構成例を示すブロック図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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