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公開番号
2025118197
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013366
出願日
2024-01-31
発明の名称
磁気共鳴イメージング装置及び磁気共鳴イメージング方法
出願人
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
A61B
5/055 20060101AFI20250805BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】被検体内の撮像領域の位相エンコード方向の外側に印加される飽和パルスの励起厚及び励起位置を容易かつ適切に設定すること。
【解決手段】実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置は、取得部と、計測部と、算出部とを備える。前記取得部は、本撮像の対象となる被検体の位相エンコード方向の1次元プロジェクションデータを取得する。前記計測部は、前記1次元プロジェクションデータを用いて、前記位相エンコード方向の被検体厚を計測する。前記算出部は、前記被検体厚に基づいて、前記本撮像が行われる際に前記被検体内の撮像領域の前記位相エンコード方向の外側に印加される飽和パルスの励起厚及び励起位置を算出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
本撮像の対象となる被検体の位相エンコード方向の1次元プロジェクションデータを取得する取得部と、
前記1次元プロジェクションデータを用いて、前記位相エンコード方向の被検体厚を計測する計測部と、
前記被検体厚に基づいて、前記本撮像が行われる際に前記被検体内の撮像領域の前記位相エンコード方向の外側に印加される飽和パルスの励起厚及び励起位置を算出する算出部と
を備える、磁気共鳴イメージング装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記取得部は、前記本撮像で撮像される前記被検体のスライスを包含するスライス撮像範囲を励起して前記位相エンコード方向の1次元プロジェクションデータ収集を行うことで、前記1次元プロジェクションデータを取得する、
請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
【請求項3】
前記計測部は、前記1次元プロジェクションデータから、前記位相エンコード方向における前記被検体の信号の分布を示す信号プロファイルを取得し、当該信号プロファイルに基づいて、前記位相エンコード方向における前記撮像領域の外側の被検体厚を計測する、
請求項1又は2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
【請求項4】
前記計測部は、前記信号プロファイルに基づいて、前記位相エンコード方向において前記被検体の信号が所定の値となる位置を特定し、当該位置と、前記撮像領域の前記位相エンコード方向の縁辺の位置との間の距離を計測することで、前記被検体厚を計測する、
請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置。
【請求項5】
前記算出部は、前記被検体厚、前記撮像領域の中心位置、及び、前記撮像領域の大きさに基づいて、前記飽和パルスの励起厚及び励起位置を算出する、
請求項1又は2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
【請求項6】
前記算出部は、前記飽和パルスのサイドローブ幅を算出し、少なくとも当該サイドローブ幅の大きさだけ前記撮像領域から間隔を空けて前記飽和パルスが印加されるように、前記飽和パルスの励起厚及び励起位置を算出する、
請求項1又は2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
【請求項7】
前記取得部は、前記本撮像が行われる前に収集される前記被検体の位置決め用の撮像データから前記位相エンコード方向の1次元プロジェクションデータを生成することで、前記1次元プロジェクションデータを取得する、
請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
【請求項8】
本撮像の対象となる被検体の位相エンコード方向の1次元プロジェクションデータを取得するステップと、
前記1次元プロジェクションデータを用いて、前記位相エンコード方向の被検体厚を計測するステップと、
前記被検体厚に基づいて、前記本撮像が行われる際に前記被検体内の撮像領域の前記位相エンコード方向の外側に印加される飽和パルスの励起厚及び励起位置を算出するステップと
を含む、磁気共鳴イメージング方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、磁気共鳴イメージング装置及び磁気共鳴イメージング方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、磁気共鳴イメージング(Magnetic Resonance Imaging:MRI)装置によって被検体内の小さい撮像領域(Field OF View:FOV)を高詳細に撮像する方法として、局所励起手法が広く用いられている。
【0003】
例えば、一般的な局所励起手法として、2次元RF(Radio Frequency)励起法、斜め励起法、OVS(Outer Volume Suppression)法が知られている。2次元RF(Radio Frequency)励起法は、位相エンコードを行いながらRFパルスを印加して局所励起を行う方法である。また、斜め励起法は、励起パルスの印加角度と再収束パルスの印加角度を変えて局所励起を行う方法である。また、OVS法は、撮像領域の位相エンコード方向の外側に飽和パルスを印加して、撮像領域の外側の信号を抑制することで局所励起を行う方法である。
【0004】
このうち、OVS法では、被検体の大きさや撮像領域の位置によって飽和パルスの励起厚や励起位置が変わるため、MRI装置の操作者が、被検体の構造を視認しながら飽和パルスの励起厚及び励起位置を設定する必要があり、ワークフローが煩雑になっている。これに対し、飽和パルスの励起厚を大きく設定することによってワークフローの煩雑さを軽減することも可能ではあるが、飽和パルスは励起厚を大きくすると励起プロファイルが悪化し、撮像領域に近い部分の信号抑制が不十分になるため、極力薄い励起厚とするのが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-261487号公報
特開2011-098031号公報
国際公開第2014/185521号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、被検体内の撮像領域の位相エンコード方向の外側に印加される飽和パルスの励起厚及び励起位置を容易かつ適切に設定することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置付けることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態に係るMRI装置は、取得部と、計測部と、算出部とを備える。前記取得部は、本撮像の対象となる被検体の位相エンコード方向の1次元プロジェクションデータを取得する。前記計測部は、前記1次元プロジェクションデータを用いて、前記位相エンコード方向の被検体厚を計測する。前記算出部は、前記被検体厚に基づいて、前記本撮像が行われる際に前記被検体内の撮像領域の前記位相エンコード方向の外側に印加される飽和パルスの励起厚及び励起位置を算出する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施形態に係るMRI装置の構成の一例を示す図である。
図2は、第1の実施形態に係るMRI装置によって行われる処理の概要を示す図である。
図3は、第1の実施形態に係るMRI装置によって行われる処理の一例を示す図である。
図4は、第1の実施形態に係る計測機能によって行われる処理の一例を示す図である。
図5は、第1の実施形態に係る計測機能によって行われる処理の一例を示す図である。
図6は、第1の実施形態に係る算出機能によって行われる処理の一例を示す図である。
図7は、第1の実施形態に係るMRI装置が有する各処理機能によって行われる処理の処理手順を示すフローチャートである。
図8は、第2の実施形態に係るMRI装置によって行われる処理の一例を示す図である。
図9は、第2の実施形態に係るMRI装置によって行われる処理の一例を示す図である。
図10は、第3の実施形態に係るMRI装置によって行われる処理の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本願に係るMRI装置及びMRI方法の実施形態について詳細に説明する。
【0010】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るMRI装置の構成の一例を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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