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公開番号2025118272
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013495
出願日2024-01-31
発明の名称振動アクチュエータ
出願人ニデックプレシジョン株式会社
代理人弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類B06B 1/04 20060101AFI20250805BHJP(機械的振動の発生または伝達一般)
要約【課題】振動トルクを高めることができる振動アクチュエータを提供する。
【解決手段】振動アクチュエータ10は、第1プレート21と、第1プレートに対向する第2プレート31と、を有する。第1プレートは、磁石裏面22aが取り付けられる磁石取付面50と、コイル表面33bに対向するコイル対向面53と、を備えている。第2プレートは、コイル裏面33aが取り付けられるコイル取付面60と、磁石表面22bに対向する磁石対向面62と、を備えている。コイル取付面とコイル対向面との間隔は、磁石取付面と磁石対向面との間隔よりも狭い。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1プレートと、前記第1プレートに対向する第2プレートと、を備える振動アクチュエータであって、
前記第1プレートに取り付けられる磁石裏面と、前記磁石裏面の反対側に位置して前記第2プレートに対向する磁石表面と、を備える板状磁石と、
前記第2プレートに取り付けられるコイル裏面と、前記コイル裏面の反対側に位置して前記第1プレートに対向するコイル表面と、を備える板状コイルと、
前記第1プレートに取り付けられる第1端部と、前記第2プレートに取り付けられる第2端部と、を備える弾性部材と、
を有し、
前記第1プレートは、前記磁石裏面が取り付けられる磁石取付面と、前記コイル表面に対向するコイル対向面と、を備えており、
前記第2プレートは、前記コイル裏面が取り付けられるコイル取付面と、前記磁石表面に対向する磁石対向面と、を備えており、
前記コイル取付面と前記コイル対向面との間隔は、前記磁石取付面と前記磁石対向面との間隔よりも狭い、
振動アクチュエータ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記第1プレートの前記コイル対向面は、前記第1プレートの前記磁石取付面よりも前記第2プレート側に位置している、
振動アクチュエータ。
【請求項3】
請求項1または2に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記第2プレートの前記コイル取付面は、前記第2プレートの前記磁石対向面よりも前記第1プレート側に位置している、
振動アクチュエータ。
【請求項4】
請求項1に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記第1プレートは、前記磁石取付面を備えるプレート本体部と、前記プレート本体部に設けられて前記コイル対向面を備えるプレス加工部と、を有している、
振動アクチュエータ。
【請求項5】
請求項1または4に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記第2プレートは、前記磁石対向面を備えるプレート本体部と、前記プレート本体部に設けられて前記コイル取付面を備えるプレス加工部と、を有している、
振動アクチュエータ。
【請求項6】
請求項1に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記第1プレートは、前記磁石取付面を備えるプレート本体と、前記プレート本体に取り付けられて前記コイル対向面を備える補助プレートと、を有している、
振動アクチュエータ。
【請求項7】
請求項1または6に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記第2プレートは、前記磁石対向面を備えるプレート本体と、前記プレート本体に取り付けられて前記コイル取付面を備える補助プレートと、を有している、
振動アクチュエータ。
【請求項8】
請求項1に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記板状コイルの前記コイル表面は、前記板状磁石の前記磁石表面よりも前記磁石裏面側に位置している、
振動アクチュエータ。
【請求項9】
請求項1に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記第1プレートおよび前記第2プレートは、強磁性体からなり、かつ前記板状コイルの空芯部に開口する開口部を備えている、
振動アクチュエータ。
【請求項10】
請求項9に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記板状コイルは、前記空芯部を区画する一対のストレート部を備えており、
前記ストレート部の長手方向に直交する方向を幅方向としたとき、前記開口部の幅寸法は、前記空芯部の幅寸法以上である、
振動アクチュエータ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、振動アクチュエータに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
スマートフォン、タブレットおよびゲームコントローラ等の機器は、使用者に対して振動による触覚を与えるフィードバック機能を備えている。このフィードバック機能を実現するため、電磁力によって可動子を振動させるリニア振動アクチュエータが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/151232号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、スマートフォン等の機器については薄型化が求められることから、リニア振動アクチュエータ等の振動アクチュエータについても薄型化が求められている。しかしながら、振動アクチュエータの薄型化は振動トルクを低下させる要因であるため、振動アクチュエータの振動トルクを高めることが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示によれば、振動アクチュエータは、第1プレートと、前記第1プレートに対向する第2プレートと、を有する。前記振動アクチュエータは、前記第1プレートに取り付けられる磁石裏面と、前記磁石裏面の反対側に位置して前記第2プレートに対向する磁石表面と、を備える板状磁石を有する。前記振動アクチュエータは、前記第2プレートに取り付けられるコイル裏面と、前記コイル裏面の反対側に位置して前記第1プレートに対向するコイル表面と、を備える板状コイルを有する。前記振動アクチュエータは、前記第1プレートに取り付けられる第1端部と、前記第2プレートに取り付けられる第2端部と、を備える弾性部材を有する。前記第1プレートは、前記磁石裏面が取り付けられる磁石取付面と、前記コイル表面に対向するコイル対向面と、を備えている。前記第2プレートは、前記コイル裏面が取り付けられるコイル取付面と、前記磁石表面に対向する磁石対向面と、を備えている。前記コイル取付面と前記コイル対向面との間隔は、前記磁石取付面と前記磁石対向面との間隔よりも狭い。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、振動アクチュエータの振動トルクを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本開示の一実施形態である振動アクチュエータを備えたスマートフォンを示す斜視図である。
図2は、振動アクチュエータを示す斜視図である。
図3は、振動アクチュエータの内部構造を示す分解斜視図である。
図4は、図2のA-A線に沿って振動アクチュエータを示す断面図である。
図5は、図4に示した振動アクチュエータの分解状態を示す断面図である。
図6は、可動プレートを取り外した状態の振動アクチュエータを示す斜視図である。
図7は、可動プレートおよび固定プレートに形成されるスリットと、板状磁石および板状コイルと、の位置関係を示す図である。
図8は、振動アクチュエータの動作状況を示す図である。
図9は、振動アクチュエータの動作状況を示す図である。
図10は、変形例1の振動アクチュエータを示す断面図である。
図11は、変形例2の振動アクチュエータを示す断面図である。
図12は、変形例3の振動アクチュエータの一部を示す分解斜視図である。
図13は、変形例3の振動アクチュエータを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一または実質的に同一の構成や要素については、同一の符号を付して繰り返しの説明を省略する。
【0009】
<振動アクチュエータを備える電子機器>
図1は、本開示の一実施形態である振動アクチュエータ10を備えたスマートフォン11を示す斜視図である。図1に示すように、電子機器であるスマートフォン11のディスプレイ12等には、振動アクチュエータ10が取り付けられている。この振動アクチュエータ10を用いてディスプレイ12の振動パターンを制御することにより、ディスプレイ12に触れる使用者に対して振動によるクリック感等の触覚を与えることができる。
【0010】
図示する例では、振動アクチュエータ10をディスプレイ12に取り付けているが、これに限られることはなく、振動アクチュエータ10をスマートフォン11の筐体13に取り付けても良い。この場合には、振動アクチュエータ10を用いて筐体13の振動パターンを制御することができ、筐体13に触れる使用者に対して振動による触覚を与えることができる。これらの振動フィードバック技術は、ハプティクス技術とも呼ばれている。また、振動アクチュエータ10は、リニア振動アクチュエータやリニア振動モータ等とも呼ばれている。
(【0011】以降は省略されています)

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