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公開番号2025118389
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013685
出願日2024-01-31
発明の名称媒体処理装置及び画像形成システム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類B65H 37/04 20060101AFI20250805BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】媒体に液体を付与する液体付与部材に生ずる界面現象を利用して、液体付与量を安定させる媒体処理装置を提供する。
【解決手段】少なくとも一枚の媒体の一部に液体付与をする液体付与手段と、液体付与をされた少なくとも一枚の媒体を含む媒体束に処理を施す後処理手段と、を備え、液体付与手段は、媒体に接触する液体付与端部を有する液体付与部材と、液体付与に用いられる液体を貯液可能な貯液部と、媒体に液体付与端部を接触又は離間をさせるために、液体付与部材を媒体に対し接近又は離間させる液体付与部材移動機構と、液体付与部材移動機構による液体付与端部の媒体への接近動作に応じて、液体付与部材を圧縮する圧縮支持部材と、を備える媒体処理装置による。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも一枚の媒体の一部に液体付与をする液体付与手段と、
前記液体付与をされた少なくとも一枚の前記媒体を含む媒体束に処理を施す後処理手段と、
を備え、
前記液体付与手段は、
前記媒体に接触する液体付与端部を有する液体付与部材と、
前記液体付与に用いられる液体を貯液可能な貯液部と、
前記媒体に前記液体付与端部を接触又は離間をさせるために、前記液体付与部材を前記媒体に対し接近又は離間させる液体付与部材移動機構と、
前記液体付与部材移動機構による前記液体付与端部の前記媒体への接近動作に応じて、前記液体付与部材を圧縮する圧縮支持部材と、
を備えることを特徴とする媒体処理装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記圧縮支持部材を前記貯液部に対し相対的に移動可能な圧縮支持部材移動機構を備え、
前記貯液部に貯留されている前記液体の残量が所定量以上のとき、圧縮支持部材移動機構は同方向かつ同量の移動をし、
前記貯液部に貯留されている前記液体の残量が所定量未満のときは、圧縮支持部材移動機構が液体付与部材移動機構に対して相対的に移動する、
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項3】
前記圧縮支持部材移動機構と液体付与部材移動機構の移動動作を連結させる連結部材を備え、
前記液体付与部材を前記媒体に対して移動させるための駆動力を供給する駆動源と、前記圧縮支持部材を移動させるための駆動力を供給する駆動源とを同一の駆動源とし、
前記連結部材は、
前記貯液部に貯留されている前記液体の残量が所定量未満のとき、前記連結部材を介して前記液体付与部材移動機構の移動量と前記圧縮支持部材移動機構の移動量に差を生じさせるように連結する、
請求項2に記載の媒体処理装置。
【請求項4】
前記圧縮支持部材移動機構を移動するための駆動力を供給する駆動源からの駆動力を前記圧縮支持部材に伝達する伝達部材を備え、
前記圧縮支持部材は内部に液体付与部材を保持し、
前記伝達部材と前記圧縮支持部材との連結部分に前記液体付与部材が含有していた液体の漏洩を防止する弁部材を備える、
請求項2に記載の媒体処理装置。
【請求項5】
前記媒体に画像を形成する画像形成装置と、
前記画像形成装置によって画像が形成された複数の前記媒体に対し前記処理を施す請求項1乃至4のいずれか一項に記載の媒体処理装置と、
を備えることを特徴とする画像形成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体処理装置及び画像形成システムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
シート状の媒体を積み重ねたシート束を綴る媒体処理装置が知られている。当該媒体装置に適用される綴じ処理として、シート束に貫通させる針状の部材(綴じ部材)を用いて綴る「針綴じ処理」や、シート束の一部を加圧変形させて綴る「圧着綴じ処理」などが知られている。
【0003】
後処理装置(媒体処理装置)において、綴じ力を強化して綴じ枚数を増加する目的で、綴じるために積載していく媒体(用紙)の一枚ずつに対して、用紙の圧着綴じ部位に向けて予め液体を含ませた先端部を接離させて液体付与を行う構成が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の構成のように、用紙の圧着する位置に先端部を接離させて液体付与を行う構成の場合、予め液体を先端部に含ませる必要がある。例えば、特許文献1では、先端部に追従する貯液タンクから毛管現象により液体補給する構成が開示されている。
【0005】
毛管現象は液体を吸い上げる高さ方向が高くなるほど、また、補給部材(先端部に液体を補給する部材)が液体と接している面積が狭くなるほど、液体を先端部の補給する速度(補給速度)が遅くなる。したがって、従来技術では、貯液タンクの液面が一定以下の水位になった場合に液体付与量が安定しないという課題の解消が困難である。
【0006】
本発明は、媒体に液体を付与する液体付与部材に生ずる界面現象を利用して、液体付与量を安定させる媒体処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、媒体処理装置に関し、少なくとも一枚の媒体の一部に液体付与をする液体付与手段と、前記液体付与をされた少なくとも一枚の前記媒体を含む媒体束に処理を施す後処理手段と、を備え、前記液体付与手段は、前記媒体に接触する液体付与端部を有する液体付与部材と、前記液体付与に用いられる液体を貯液可能な貯液部と、前記媒体に前記液体付与端部を接触又は離間をさせるために、前記液体付与部材を前記媒体に対し接近又は離間させる液体付与部材移動機構と、前記液体付与部材移動機構による前記液体付与端部の前記媒体への接近動作に応じて、前記液体付与部材を圧縮する圧縮支持部材と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、媒体に液体を付与する液体付与部材に生ずる界面現象を利用して、液体付与量を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
画像形成システムの全体構成を示す図。
後処理装置の内部構造を示す図。
端綴じ処理部を搬送方向の上流側から見た模式図。
端綴じ処理部を主走査方向の液体付与手段側から見た模式図。
圧着手段の構成を示す模式図。
針綴じ処理部を搬送方向の上流側から見た模式図。
針綴じ処理部の変形例を搬送方向の上流側から見た模式図。
後処理装置の動作を制御する制御ブロックのハードウェア構成図。
第一実施形態に係る液体付与手段を含む液体付与部の構成図。
本実施形態に係る液体供給部材が乾いている状態において貯液タンクの液体の量の変化を例示した図。
本実施形態に係る液体供給判定処理のフローチャート。
本実施形態に係る液体付与部における従来例を例示した図。
上記液体付与部において実行可能な液体補給動作を例示した図。
上記液体付与部において実行可能な液体補給動作を例示した図。
第一実施形態に係る液体補給処理の動作フローを例示した図。
第一実施形態に係る液体補給処理の動作フローを例示した図。
第一実施形態に係る液体補給処理の動作フローを例示した図。
第一実施形態に係る液体補給処理の動作フローを例示した図。
第一実施形態に係る液体補給処理の動作フローを例示した図。
第一実施形態に係る液体付与部の一部拡大図。
第一実施形態に係る液体付与部の一部拡大図。
第二実施形態に係る液体付与部を例示した図。
第二実施形態に係る液体補給処理の動作フローを例示した図。
第二実施形態に係る液体補給処理の動作フローを例示した図。
別の実施形態に係る後処理装置の内部構造を示す図。
別の実施形態に係る内部トレイを用紙の厚み方向から見た図。
別の実施形態に係る圧着手段を搬送方向の下流側から見た模式図。
別の実施形態に係る液体付与部を用紙の厚み方向から見た図。
図22のXXV-XXVにおける断面図。
図22のXXVI-XXVIにおける断面図。
別の実施形態に係る後処理装置の制御ブロックのハードウェア構成図。
別の実施形態に係る後処理装置の後処理フローチャート。
画像形成システムの変形例の全体構成を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る画像形成システム1について、図面を参照しながら説明する。図1は、画像形成システム1の全体構成を示す図である。画像形成システム1は、シート状の媒体の一種としての用紙Pに画像を形成する機能、画像が形成された用紙Pに画像形成後の処理としての後処理を施す機能、などを有する。図1に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置としての画像形成装置2と、本発明に係る媒体処理装置としての後処理装置3と、を連動するように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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