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公開番号
2025119176
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-14
出願番号
2024013895
出願日
2024-02-01
発明の名称
電力変換装置
出願人
株式会社明電舎
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20250806BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】追加の制御が不要かつ、出力電圧変動やスイッチング素子の漏れ電流に対するロバスト性を有する回路構成とすることで信頼性を向上させた、個別スナバ回路を有する電力変換装置を提供する。
【解決手段】中性点クランプ式3レベルインバータ回路またはアクティブクランプ式3レベルインバータ回路において、第1~第4スイッチング素子T1~T4にそれぞれ並列に第1~第4抵抗RT1~RT4を接続する。また、第1~第4抵抗RT1~RT4の抵抗値を同値とする。第3スナバコンデンサCS3と第3スナバダイオードDS3の接続点と第1、第2抵抗RT1、RT2の接続点との間に第5スナバ抵抗RS5を接続する。第2スナバコンデンサCS2と第2スナバダイオードDS2の接続点と第3、第4抵抗RT3、RT4の接続点との間に第6スナバ抵抗RS6を接続する。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
P端子とN端子間に直列接続された第5、第6コンデンサと、
前記第5コンデンサに並列接続された第5分圧抵抗と、
前記第6コンデンサに並列接続された第6分圧抵抗と、
前記P端子と前記N端子間に直列接続された第1~第4スイッチング素子と、
前記第1~第4スイッチング素子にそれぞれ並列接続され、抵抗値が同値の第1~第4抵抗と、
前記第1スイッチング素子の一端と他端との間に直列接続された第1スナバコンデンサと第1スナバダイオードと、
前記第2スイッチング素子の一端と他端との間に直列接続された第2スナバコンデンサと第2スナバダイオードと、
前記第3スイッチング素子の一端と他端との間に直列接続された第3スナバダイオードと第3スナバコンデンサと、
前記第4スイッチング素子の一端と他端との間に直列接続された第4スナバダイオードと第4スナバコンデンサと、
前記第1スナバコンデンサと前記第1スナバダイオードの接続点と前記第4スナバコンデンサと前記第4スナバダイオードの接続点との間に直列接続された第1、第4スナバ抵抗と、
前記第1、第2抵抗の接続点と前記第3、第4抵抗の接続点との間に直列接続された第5、第6ダイオード、または、第5、第6スイッチング素子と、
前記第3スナバコンデンサと前記第3スナバダイオードの接続点と前記第1、第2抵抗の接続点との間に接続された第5スナバ抵抗と、
前記第2スナバコンデンサと前記第2スナバダイオードの接続点と前記第3、第4抵抗の接続点との間に接続された第6スナバ抵抗と、
前記第3スナバダイオード、前記第3スナバコンデンサ、前記第5スナバ抵抗の接続点と前記P端子との間に直列接続された第5スナバダイオード、第3スナバ抵抗と、
前記第2スナバダイオード、前記第2スナバコンデンサ、前記第6スナバ抵抗の接続点と前記N端子との間に直列接続された第6スナバダイオード、第2スナバ抵抗と、
を備え、
前記第5、第6コンデンサの接続点を中性点とし、前記第1スナバ抵抗と前記第4スナバ抵抗の接続点を前記中性点に接続し、前記第5、第6ダイオードの接続点、または、前記第5、第6スイッチング素子の接続点を前記中性点に接続し、前記第2、第3スイッチング素子の接続点を交流出力端子とすることを特徴とする電力変換装置。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
P端子とN端子間に直列接続された第5、第6コンデンサと、
前記第5コンデンサに並列接続された第5分圧抵抗と、
前記第6コンデンサに並列接続された第6分圧抵抗と、
前記P端子と前記N端子間に直列接続された第1~第4スイッチング素子と、
前記第1~第4スイッチング素子にそれぞれ並列接続され、抵抗値が同値の第1~第4抵抗と、
前記第1スイッチング素子の一端と他端との間に直列接続された第1スナバコンデンサと第1スナバダイオードと、
前記第2スイッチング素子の一端と他端との間に直列接続された第2スナバコンデンサと第2スナバダイオードと、
前記第3スイッチング素子の一端と他端との間に直列接続された第3スナバダイオードと第3スナバコンデンサと、
前記第4スイッチング素子の一端と他端との間に直列接続された第4スナバダイオードと第4スナバコンデンサと、
前記第1スナバコンデンサと前記第1スナバダイオードの接続点と前記第4スナバコンデンサと前記第4スナバダイオードの接続点との間に直列接続された第1、第4スナバ抵抗と、
前記第1、第2抵抗の接続点と前記第3、第4抵抗の接続点との間に直列接続された第5、第6ダイオード、または、第5、第6スイッチング素子と、
前記第3スナバコンデンサと前記第3スナバダイオードの接続点と前記第1、第2抵抗の接続点との間に直列接続された第3、第5スナバ抵抗と、
前記第2スナバコンデンサと前記第2スナバダイオードの接続点と前記第3、第4抵抗の接続点との間に接続された第2、第6スナバ抵抗と、
前記第3、第5スナバ抵抗の接続点と前記P端子との間に接続された第5スナバダイオードと、
前記第2、第6スナバ抵抗の接続点と前記N端子との間に接続された第6スナバダイオードと、
を備え、
前記第5、第6コンデンサの接続点を中性点とし、前記第1スナバ抵抗と前記第4スナバ抵抗の接続点を前記中性点に接続し、前記第5、第6ダイオードの接続点、または、前記第5、第6スイッチング素子の接続点を前記中性点に接続し、前記第2、第3スイッチング素子の接続点を交流出力端子とすることを特徴とする電力変換装置。
【請求項3】
前記第5ダイオードのカソードとアノードの間、または前記第5スイッチング素子の一端と他端との間に直列接続された第7スナバダイオード、第5スナバコンデンサと、
前記第6ダイオードのカソードとアノードの間、または前記第6スイッチング素子の一端と他端との間に直列接続された第6スナバコンデンサ、第8スナバダイオードと、
前記第7スナバダイオードと前記第5スナバコンデンサの接続点と前記P端子との間に接続された第7スナバ抵抗と、
前記第6スナバコンデンサと前記第8スナバダイオードの接続点と前記N端子との間に接続された第8スナバ抵抗と、
を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の電力変換装置。
【請求項4】
前記第1~第4抵抗の抵抗値、前記第1~第4スイッチング素子のオフ時の抵抗値を以下の(1)式の関係とすることを特徴とする請求項1または2記載の電力変換装置。
TIFF
2025119176000009.tif
50
166
RT1:第1抵抗の抵抗値
RT2:第2抵抗の抵抗値
RT3:第3抵抗の抵抗値
RT4:第4抵抗の抵抗値
Roff1:第1スイッチング素子のオフ時の抵抗値
Roff2:第2スイッチング素子のオフ時の抵抗値
Roff3:第3スイッチング素子のオフ時の抵抗値
Roff4:第4スイッチング素子のオフ時の抵抗値
【請求項5】
前記第1~第4抵抗の抵抗値、前記第1~第4スイッチング素子のオフ時の抵抗値を以下の(2)式の関係とすることを特徴とする請求項1または2記載の電力変換装置。
TIFF
2025119176000010.tif
50
166
RT1:第1抵抗の抵抗値
RT2:第2抵抗の抵抗値
RT3:第3抵抗の抵抗値
RT4:第4抵抗の抵抗値
Roff1:第1スイッチング素子のオフ時の抵抗値
Roff2:第2スイッチング素子のオフ時の抵抗値
Roff3:第3スイッチング素子のオフ時の抵抗値
Roff4:第4スイッチング素子のオフ時の抵抗値
【請求項6】
前記第2、第3スイッチング素子が同時にオンし続ける限界オン時間は以下の(4)式を満たすことを特徴とする請求項1または2記載の電力変換装置。
TIFF
2025119176000011.tif
50
166
Vtm:第1~第4スイッチング素子、第1~第4スナバコンデンサ、第1~第6スナバダイオードの絶対最大定格電圧
Vdc:P端子とN端子間の電圧
ΔVcsn:第2、第3スイッチング素子を同時オンし続けたときの第2、第3スナバコンデンサの低下電圧
t0m:第2、第3スイッチング素子を同時にオンし続ける限界オン時間
τ:第5スナバ抵抗と第3スナバコンデンサ、第6スナバ抵抗と第2スナバコンデンサの時定数
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、放電阻止形の個別スナバ回路を有する電力変換装置に係り、特にスナバコンデンサの初期充電回路に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
本発明と対比するための先行技術として特許文献1~4が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特願平7-312872号公報
特開2020-156163号公報
特開平11-55956号公報
特開平7-111784号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の段落番号0050~0053では、初期充電回路なしの電力変換装置の構成における問題点について述べている。図1に初期充電回路がない電力変換装置の回路構成とスイッチング動作開始時の波形を示す。
【0005】
スナバコンデンサC1が電源電圧Eに充電されていない状態でスイッチング素子S2またはスイッチング素子S3がオンすると、スナバダイオードD3に印加される電圧は電源電圧Eより大きくなる。図1の構成の場合、t2における直流電圧とスイッチング素子S2の電圧の差(2E-Vs2),3/2Eが印加される。したがって、スナバダイオードD3の素子定格が3/2E未満の場合、素子定格を超過して破損する可能性がある。
【0006】
加えて、運転開始直後に配線インダクタンスとスナバコンデンサC1の共振電流が流れ、過電圧E1が印加される。最悪の場合、過電圧E1は電源電圧Eの2倍に達する。スナバコンデンサC1、スナバダイオードD1、スイッチング素子S2、スイッチング素子S3の素子定格が2E未満E以上の場合、共振電流および過電圧E1によって、素子定格を超過する可能性がある。
【0007】
対策として、特許文献1には以下の先行技術1~4が開示されている。しかし、下記のいずれかの課題を有している。
・始動時に追加の制御が必要。
・待機時、電力変換装置(インバータ)の出力電圧変動に対するスナバコンデンサ電圧と,スイッチング素子の電圧アンバランスに対するロバスト性がない。
・スイッチング素子やスナバコンデンサの漏れ電流ばらつきによるスナバコンデンサ電圧とスイッチング素子の過充電が生じる。
【0008】
[先行技術1]
図2に先行技術1の動作波形を示す。段落番号0057に示す通り、時間t1~t2の期間でスイッチング素子S1,S4をオフして(時刻ta)装置の運転を開始することにより、装置運転開始時(時刻t2)にスイッチング素子S3に印加される過電圧を抑制することができる。
【0009】
しかし、E/2までしか充電できず、スナバダイオードD3、スナバコンデンサC1、スナバダイオードD1、スイッチング素子S2、スイッチング素子S3は耐電圧3/2Eを満足する大型・高価な素子が必要であるため、電力変換装置(インバータ)が大型化・高価となる問題がある。加えて、スナバコンデンサC1充電のために追加の制御が必要である。
【0010】
[先行技術2]
図3に先行技術2の回路構成とスイッチング動作開始時の動作波形を示す。段落番号0058~0062には、スイッチング素子S2のスナバ回路を構成するスナバダイオードD3の両端に抵抗R15が接続されていると共に、スイッチング素子S3のスナバ回路を構成するスナバダイオードD3の両端にも抵抗R16が接続されている構成と動作が示されている。
(【0011】以降は省略されています)
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