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公開番号2025119322
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-14
出願番号2024014162
出願日2024-02-01
発明の名称紙粉排出方法および画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250806BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】ドラムユニットを分解することなく、紙粉回収ボックスから紙粉を排出できる技術を提供する。
【解決手段】第1クリーニングローラ40の電位を、第1クリーニングシャフト50の電位よりも高くする。これにより、紙粉回収ボックス60から第1クリーニングシャフト50を介して第1クリーニングローラ40へ、紙粉を移動させることができる。したがって、ドラムユニットを分解することなく、紙粉回収ボックス60から紙粉を排出できる。
【選択図】図7


特許請求の範囲【請求項1】
通常使用時には、
感光体ドラムと接触する第1クリーニングローラによって前記感光体ドラム上の紙粉を回収し、
前記第1クリーニングローラと接触する第1クリーニングシャフトの電位を前記第1クリーニングローラの電位よりも高くすることで、前記第1クリーニングローラ上の紙粉を前記第1クリーニングシャフトに回収し、
前記第1クリーニングシャフトと接触するスポンジによって、前記第1クリーニングシャフト上の紙粉を紙粉回収ボックスに回収する
ドラムユニットにおいて、
前記感光体ドラムと、前記第1クリーニングローラと、前記第1クリーニングシャフトと、前記紙粉回収ボックスとが、前記ドラムユニットのドラムフレームに組み付けられた状態で、前記紙粉回収ボックスから紙粉を排出する紙粉排出方法であって、
前記第1クリーニングローラの電位を、前記第1クリーニングシャフトの電位よりも高くしつつ、前記第1クリーニングローラおよび前記第1クリーニングシャフトを回転させる紙粉排出工程
を有することを特徴とする、紙粉排出方法。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の紙粉排出方法であって、
前記紙粉排出工程では、帯電器により前記感光体ドラムの電位を前記第1クリーニングローラの電位よりも高くしつつ、前記感光体ドラム、前記第1クリーニングローラ、および前記第1クリーニングシャフトを回転させることを特徴とする、紙粉排出方法。
【請求項3】
請求項2に記載の紙粉排出方法であって、
前記紙粉排出工程では、前記ドラムユニットを、環状の転写ベルトを有する画像形成装置に装着した状態で、前記転写ベルトの一部分を、前記感光体ドラムと転写ローラとの間に挟み、前記転写ローラの電位を前記感光体ドラムの電位よりも高くした状態で、前記転写ベルトを回動させることを特徴とする、紙粉排出方法。
【請求項4】
請求項3に記載の紙粉排出方法であって、
前記紙粉排出工程では、前記転写ベルトの他の部分を、第2クリーニングローラとバックアップローラとの間に挟み、前記第2クリーニングローラの電位を前記バックアップローラの電位よりも高くした状態で、前記転写ベルトを回動させることを特徴とする、紙粉排出方法。
【請求項5】
請求項2に記載の紙粉排出方法であって、
前記紙粉排出工程では、前記感光体ドラムと第2クリーニングローラとを接触させ、前記第2クリーニングローラの電位を前記感光体ドラムの電位よりも高くした状態で、前記感光体ドラムおよび前記第2クリーニングローラを回転させることを特徴とする、紙粉排出方法。
【請求項6】
請求項4または請求項5に記載の紙粉排出方法であって、
前記紙粉排出工程では、前記第2クリーニングローラに第2クリーニングシャフトを接触させ、前記第2クリーニングシャフトの電位を前記第2クリーニングローラの電位よりも高くした状態で、前記第2クリーニングローラおよび前記第2クリーニングシャフトを回転させることを特徴とする、紙粉排出方法。
【請求項7】
請求項6に記載の紙粉排出方法であって、
前記第2クリーニングシャフトの外表面に付着した紙粉を、紙粉排出ボックスへ掻き落とすことを特徴とする、紙粉排出方法。
【請求項8】
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の紙粉排出方法であって、
前記紙粉回収ボックスは開口を有し、
前記開口に前記第1クリーニングシャフトが位置し、
前記紙粉回収ボックスの前記開口が下向きとなるように、前記ドラムユニットを配置した状態で、前記紙粉排出工程を実行することを特徴とする、紙粉排出方法。
【請求項9】
本体筐体と、
前記本体筐体に装着可能なドラムユニットであって、
感光体ドラムと、
前記感光体ドラムと接触する第1クリーニングローラと、
前記第1クリーニングローラに接触する第1クリーニングシャフトと、
開口を有する紙粉回収ボックスであって、前記開口に前記第1クリーニングシャフトが位置する紙粉回収ボックスと、
前記第1クリーニングシャフトと接触するスポンジと、
を有するドラムユニットと、
を備えた画像形成装置であって、
前記第1クリーニングローラに第1電位を印加し、前記第1クリーニングシャフトに前記第1電位より高い第2電位を印加する通常動作と、
前記第1クリーニングローラに第3電位を印加し、前記第1クリーニングシャフトに前記第3電位より低い第4電位を印加する紙粉排出動作と、
を実行可能であることを特徴とする、画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、紙粉排出方法および画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、レーザプリンタやLEDプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置が知られている。電子写真方式の画像形成装置は、本体筐体に対して着脱可能なドラムユニットを有する。ドラムユニットは、感光体ドラム、クリーニングローラ、クリーニングシャフト、および紙粉回収ボックスを有する。感光体ドラムの外周面に付着した紙粉は、クリーニングローラおよびクリーニングシャフトを介して、紙粉回収ボックスへ回収される。
【0003】
このようなクリーニングローラ、クリーニングシャフト、および紙粉回収ボックスを備えた従来のドラムユニットについては、例えば、特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-165000号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来、紙粉回収ボックスに回収された紙粉を、紙粉回収ボックスから外部へ排出するためには、ドラムユニットを分解する必要があった。
【0006】
本開示の目的は、ドラムユニットを分解することなく、紙粉回収ボックスから紙粉を排出できる技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願の第1開示は、通常使用時には、感光体ドラムと接触する第1クリーニングローラによって前記感光体ドラム上の紙粉を回収し、前記第1クリーニングローラと接触する第1クリーニングシャフトの電位を前記第1クリーニングローラの電位よりも高くすることで、前記第1クリーニングローラ上の紙粉を前記第1クリーニングシャフトに回収し、前記第1クリーニングシャフトと接触するスポンジによって、前記クリーニングシャフト上の紙粉を紙粉回収ボックスに回収するドラムユニットにおいて、前記感光体ドラムと、前記第1クリーニングローラと、前記第1クリーニングシャフトと、前記紙粉回収ボックスとが、前記ドラムユニットのドラムフレームに組み付けられた状態で、前記紙粉回収ボックスから紙粉を排出する紙粉排出方法であって、前記第1クリーニングローラの電位を、前記第1クリーニングシャフトの電位よりも高くしつつ、前記第1クリーニングローラおよび前記第1クリーニングシャフトを回転させる紙粉排出工程を有することを特徴とする。
【0008】
本願の第2開示は、第1開示の紙粉排出方法であって、前記紙粉排出工程では、帯電器により前記感光体ドラムの電位を前記第1クリーニングローラの電位よりも高くしつつ、前記感光体ドラム、前記第1クリーニングローラ、および前記第1クリーニングシャフトを回転させることを特徴とする。
【0009】
本願の第3開示は、第2開示の紙粉排出方法であって、前記紙粉排出工程では、前記ドラムユニットを、環状の転写ベルトを有する画像形成装置に装着した状態で、前記転写ベルトの一部分を、前記感光体ドラムと転写ローラとの間に挟み、前記転写ローラの電位を前記感光体ドラムの電位よりも高くした状態で、前記転写ベルトを回動させることを特徴とする。
【0010】
本願の第4開示は、第3開示の紙粉排出方法であって、前記紙粉排出工程では、前記転写ベルトの他の部分を、第2クリーニングローラとバックアップローラとの間に挟み、前記第2クリーニングローラの電位を前記バックアップローラの電位よりも高くした状態で、前記転写ベルトを回動させることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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