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公開番号
2025119349
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-14
出願番号
2024014203
出願日
2024-02-01
発明の名称
調剤書類監査装置
出願人
NeoX株式会社
代理人
デロイトトーマツ弁理士法人
主分類
G16H
20/10 20180101AFI20250806BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】調剤薬局において患者毎に処方薬を提供するときに使用する複数種類の調剤関連書類毎に記載内容に不整合がないかを監査する調剤書類監査装置を提供する。
【解決手段】
患者毎に処方薬を提供するときに使用する複数種類の調剤関連書類2を撮影するカメラ撮影部11と、カメラ撮影部11で取得した一つ以上の画像データ毎に文字領域を抽出する画像データ解析部12と、前記文字領域に含まれる文字データと、調剤関連書類2の種類毎に予め定義されている特徴量17とを照合して、前記画像データ毎に含まれる複数種類の調剤関連書類2を特定する書類識別部13と、複数種類の調剤関連書類2毎に、学習モデル16を用いて、‘患者氏名’の情報を識別する文字識別部14と、文字識別部14で識別した‘患者氏名’の情報について、複数種類の調剤関連書類2毎に照合して、その照合結果に不一致のものが含まれていないかを監査する文字照合部15と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
調剤薬局において患者毎に処方薬を提供するときに使用する書類として「処方箋」、「調剤録」、「調剤明細書」、「薬剤情報提供書」、「薬袋」、「お薬手帳シール」、「領収書」を含む、調剤関連書類の記載内容を監査する装置であって、
患者毎に処方薬を提供するときに使用する前記調剤関連書類を撮影するカメラ撮影部と、
前記カメラ撮影部で取得した一つ以上の画像データについて、該画像データ毎にレイアウトを解析して複数の文字領域を抽出する画像データ解析部と、
前記画像データ解析部で抽出した文字領域毎に、該文字領域に含まれる文字データと、前記調剤関連書類の種類毎に予め定義されている特徴量とを照合して、前記画像データに含まれる複数種類の前記調剤関連書類を特定する書類識別部と、
前記書類識別部で特定した複数種類の前記調剤関連書類毎に、学習モデルを用いて、前記調剤関連書類に含まれる‘患者氏名’の情報を識別する文字識別部と、
前記文字識別部で識別した‘患者氏名’の情報について、複数種類の前記調剤関連書類毎に照合して、その照合結果に不一致のものが含まれていないかを監査する文字照合部と、
を備え、
前記学習モデルは、
前記調剤関連書類の種類毎に、‘患者氏名’の情報を識別するために必要な「患者」を含む、一つ以上の特定文字と、該特定文字から‘患者氏名’の情報を識別するための特有のレイアウトタイプや文脈と、に基づき機械学習により生成されたものが含まれる、
ことを特徴とする調剤書類監査装置。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の調剤書類監査装置において、
前記学習モデルは、前記調剤関連書類の種類毎に、‘処方薬’の情報を識別するために必要な「処方」を含む、一つ以上の特定文字と、該特定文字から‘処方薬’の情報を識別するための特有のレイアウトタイプや文脈と、に基づき、機械学習により生成されたものが含まれるとともに、
前記文字識別部は、
前記書類識別部で特定した複数種類の前記調剤関連書類毎に、前記学習モデルを用いて、前記調剤関連書類に含まれる‘処方薬’の情報を識別する手段を有し、
前記文字照合部は、
前記文字識別部で識別した‘処方薬’の情報について、複数種類の前記調剤関連書類毎に照合して、その照合結果に不一致のものが含まれていないかを監査する手段を有する、ことを特徴とする調剤書類監査装置。
【請求項3】
請求項2に記載の調剤書類監査装置において、
前記文字照合部は、前記文字識別部で識別した‘処方薬’の情報に基づき、「薬袋」の数量を算出するとともに、その数量と、前記書類識別部で特定した「薬袋」の数量とを照合して、その照合結果に不一致のものが含まれていないかを監査する手段を有する、ことを特徴とする調剤書類監査装置。
【請求項4】
調剤薬局の店舗毎に使用する前記調剤関連書類のフォーマットに応じて定義された特徴量定義ファイルを一括管理する管理サーバが配置された構成において、
請求項1に記載の調剤書類監査装置は、
前記管理サーバから、各店舗に応じた前記特徴量定義ファイルをダウンロードする特徴量取得部、を備え、
前記書類識別部は、前記特徴量取得部で取得した前記特徴量定義ファイルに定義された前記特徴量を用いて、前記画像データに含まれる複数種類の前記調剤関連書類を特定する、ことを特徴とする調剤書類監査装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、調剤薬局において患者毎に処方薬を提供するときに使用する複数種類の調剤関連書類について記載内容に不整合がないかを監査する技術に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
調剤薬局においては、医療機関から発行された患者毎の処方箋に基づいて医薬品の調剤が行われているが、その際に使用される調剤関連書類として「処方箋」、「調剤録」、「調剤明細書」、「薬剤情報提供書」、「薬袋」、「お薬手帳シール」、「領収書」等があり、患者毎にこれらの調剤関連書類が正しく提供されることが必要となる。
【0003】
しかしながら、調剤薬局において患者毎に必要な複数の調剤関連書類をそろえる際には人手が介入するため、そこにヒューマンエラーが発生する可能性がある。例えば、患者Aの調剤関連書類の中に患者Bのものが混入した場合には医療事故につながる重大なインシデントになる可能性がある。したがって、このようなヒューマンエラーによるインシデントの発生を未然に防止するための仕組みが必要となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
調剤薬局において患者毎に必要な複数種類の調剤関連書類として、「処方箋」、「調剤録」、「調剤明細書」、「薬剤情報提供書」、「薬袋」、「お薬手帳シール」、「領収書」等をそろえるときに、調剤関連書類毎に記載内容に不整合がないか監査することで、ヒューマンエラーによるインシデントの発生を未然に防止することが重要になる。
【0005】
本発明の目的は、調剤薬局において患者毎に処方薬を提供するときに使用する複数種類の調剤関連書類毎に記載内容に不整合がないか監査する、特に‘患者氏名’の情報について照合して、その照合結果に不一致のものが含まれていないかを監査する調剤書類監査装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、第1発明に係る調剤書類監査装置は、
調剤薬局において患者毎に処方薬を提供するときに使用する書類として「処方箋」、「調剤録」、「調剤明細書」、「薬剤情報提供書」、「薬袋」、「お薬手帳シール」、「領収書」を含む、調剤関連書類の記載内容を監査する装置であって、
患者毎に処方薬を提供するときに使用する前記調剤関連書類を撮影するカメラ撮影部と、
前記カメラ撮影部で取得した一つ以上の画像データについて、該画像データ毎にレイアウトを解析して複数の文字領域を抽出する画像データ解析部と、
前記画像データ解析部で抽出した文字領域毎に、該文字領域に含まれる文字データと、前記調剤関連書類の種類毎に予め定義されている特徴量とを照合して、前記画像データに含まれる複数種類の前記調剤関連書類を特定する書類識別部と、
前記書類識別部で特定した複数種類の前記調剤関連書類毎に、学習モデルを用いて、前記調剤関連書類に含まれる‘患者氏名’の情報を識別する文字識別部と、
前記文字識別部で識別した‘患者氏名’の情報について、複数種類の前記調剤関連書類毎に照合して、その照合結果に不一致のものが含まれていないかを監査する文字照合部と、
を備え、
前記学習モデルは、
前記調剤関連書類の種類毎に、‘患者氏名’の情報を識別するために必要な「患者」を含む、一つ以上の特定文字と、該特定文字から‘患者氏名’の情報を識別するための特有のレイアウトタイプや文脈と、に基づき機械学習により生成されたものが含まれる、
ことを特徴とする。
【0007】
第2発明に係る調剤書類監査装置は、第1発明において、
前記学習モデルは、前記調剤関連書類の種類毎に、‘処方薬’の情報を識別するために必要な「処方」を含む、一つ以上の特定文字と、該特定文字から‘処方薬’の情報を識別するための特有のレイアウトタイプや文脈と、に基づき、機械学習により生成されたものが含まれるとともに、
前記文字識別部は、
前記書類識別部で特定した複数種類の前記調剤関連書類毎に、前記学習モデルを用いて、前記調剤関連書類に含まれる‘処方薬’の情報を識別する手段を有し、
前記文字照合部は、
前記文字識別部で識別した‘処方薬’の情報について、複数種類の前記調剤関連書類毎に照合して、その照合結果に不一致のものが含まれていないかを監査する手段を有する、ことを特徴とする。
【0008】
第3発明に係る調剤書類監査装置は、第2発明において、
前記文字照合部は、前記文字識別部で識別した‘処方薬’の情報に基づき、「薬袋」の数量を算出するとともに、その数量と、前記書類識別部で特定した「薬袋」の数量とを照合して、その照合結果に不一致のものが含まれていないかを監査する手段を有する、ことを特徴とする。
【0009】
第4発明に係る調剤書類監査装置は、第1発明において、
調剤薬局の店舗毎に使用する前記調剤関連書類のフォーマットに応じて定義された特徴量定義ファイルを一括管理する管理サーバが配置された構成において、
請求項1に記載の調剤書類監査装置は、
前記管理サーバから、各店舗に応じた前記特徴量定義ファイルをダウンロードする特徴量取得部、を備え、
前記書類識別部は、前記特徴量取得部で取得した前記特徴量定義ファイルに定義された前記特徴量を用いて、前記画像データに含まれる複数種類の前記調剤関連書類を特定する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、調剤薬局において患者毎に処方薬を提供するときに使用する複数種類の調剤関連書類毎に記載内容に不整合がないかを監査する、特に‘患者氏名’の情報について照合して、その照合結果に不一致のものが含まれていないかを監査することで、ヒューマンエラーによるインシデントの発生を未然に防止することが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)
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