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公開番号2025119417
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-14
出願番号2024014297
出願日2024-02-01
発明の名称カウンタウエイト及び作業機械
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人相原国際知財事務所
主分類E02F 9/18 20060101AFI20250806BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】姿勢を安定させてカウンタウエイトを載置可能とし、且つカウンタウエイトの着脱作業における作業効率を向上することができるカウンタウエイト及びそれを備えた作業機械を提供する。
【解決手段】カウンタウエイト(12)は、取付面(12a)と、背面(12b)と、機体(2)から取り外したカウンタウエイト(12)をその姿勢を安定させて載置可能とする支持装置(20)とを備え、支持装置(20)は、カウンタウエイト(12)の下面(12c)から突出する押込棒(30、70)と、押込棒(30、70)の上下動に連動する歯車機構(40)と、カウンタウエイト(12)の載置に伴い押込棒(30、70)が上側に押し込まれることにより、歯車機構(40)を介してカウンタウエイト(12)の下部から取付面(12a)の側及び背面(12b)の側にそれぞれ突出する一対の張り出し板(50、52)とを有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
作業機械の機体に着脱可能に設けられるカウンタウエイトであって、
前記カウンタウエイトは、前記機体に取り付けた状態で前記機体に対向する取付面と、前記取付面と反対側の背面と、前記機体から取り外した前記カウンタウエイトをその姿勢を安定させて載置可能とする支持装置とを備え、
前記支持装置は、
前記カウンタウエイトの下面から突出する押込棒と、
前記押込棒の上下動に連動する歯車機構と、
前記カウンタウエイトの載置に伴い前記押込棒が上側に押し込まれることにより、前記歯車機構を介して前記カウンタウエイトの下部から前記取付面の側及び前記背面の側にそれぞれ突出する一対の張り出し板と
を有することを特徴とする、カウンタウエイト。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記押込棒は、その長手方向に亘って第1ラックを有し、
前記歯車機構は、
前記第1ラックが噛み合うピニオンと前記ピニオンよりも大径の大径歯車とが一体に形成される二段歯車と、
前記一対の張り出し板のうちの一方の前記張り出し板の上面に形成され、前記大径歯車が噛み合う第2ラックと、
前記一方の張り出し板の第1側面に形成される第3ラックと、
前記一対の張り出し板のうちの他方の前記張り出し板の前記第1側面に対向する第2側面に形成される第4ラックと、
前記一対の張り出し板の間において、前記第3ラック及び前記第4ラックに噛み合う連動歯車と
を含むことを特徴とする、請求項1に記載のカウンタウエイト。
【請求項3】
前記二段歯車は、前記カウンタウエイトの載置に伴い前記押込棒が押し込まれて上側に移動することにより、前記第1ラックを介して前記ピニオンが回転し、前記ピニオンの回転に伴い前記大径歯車が回転して、前記第2ラックを介して前記一方の張り出し板を移動させて前記カウンタウエイトの下部から前記取付面の側に突出させるように構成され、
前記連動歯車は、前記一方の張り出し板の移動に伴い前記第3ラックを介して回転し、前記連動歯車の回転に伴い前記第4ラックを介して前記他方の張り出し板を前記一方の張り出し板とは反対側に移動させて前記カウンタウエイトの下部から前記背面の側に突出させるように構成されることを特徴とする、請求項2に記載のカウンタウエイト。
【請求項4】
前記支持装置は、前記押込棒を支持する支持ばねを有し、
前記支持ばねは、前記押込棒を支持する状態において前記押込棒を前記カウンタウエイトの前記下面から突出させるとともに、前記カウンタウエイトの載置に伴い前記カウンタウエイトの重量に抗して前記押込棒を押し込み可能な弾性力を有することを特徴とする、請求項3に記載のカウンタウエイト。
【請求項5】
前記カウンタウエイトの前記下面には、前記カウンタウエイトを前記機体に取り付けるための締結具が突出し、
前記支持装置が作動していない状態において、前記カウンタウエイトの前記下面から突出する前記押込棒の第1突出長は、前記カウンタウエイトの前記下面から突出する前記締結具の第2突出長よりも小さいことを特徴とする、請求項4に記載のカウンタウエイト。
【請求項6】
前記押込棒は、
前記支持ばねに接続される本体部と、
前記本体部の下部に接続部を介して回動可能に支持される先端部と、
下端が前記先端部に接続されるとともに上端が前記支持ばねに接続され、前記本体部に対する交差方向に前記先端部を回動させた状態で保持する保持ばねと
を有し、
回動された前記先端部は、前記カウンタウエイトの前記下面よりも上側に位置付けられることを特徴とする、請求項4に記載のカウンタウエイト。
【請求項7】
請求項1から6の何れか一項に記載のカウンタウエイトを備えることを特徴とする、作業機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、機体に着脱可能に設けられたカウンタウエイト及びそれを備えた作業機械に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
作業機械の機体には、機体のバランス状態を確保するためにカウンタウエイトが着脱可能に設けられている。カウンタウエイトは、機体に取り付けた状態において、機体前後方向に薄い扁平形状をなし、機体に対向する取付面と、この取付面と反対側の背面とを有する。作業機械をトレーラなどで運搬する場合には重量制限があるため、機体からカウンタウエイトを取り外し、機体とカウンタウエイトとを別々に搬送する場合がある。
【0003】
特許文献1には、カウンタウエイトをトレーラなどの荷台において倒れることなく姿勢を安定させて載置することを目的とし、前述した取付面及び背面に複数の架台を取り付けたカウンタウエイトが開示されている。カウンタウエイトには架台の収納部が形成され、カウンタウエイトを機体に取り付ける際には、カウンタウエイトから架台を取り外して収納部に収納することにより、架台を廃棄することなく再利用可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-147963号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1においては、カウンタウエイトを機体から取り外して運搬してさらに機体に取り付ける過程において、カウンタウエイトに対して複数の架台を都度着脱しなければならない。従って、カウンタウエイトの着脱作業における作業効率が低下するという問題がある。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、姿勢を安定させてカウンタウエイトを載置可能とし、且つカウンタウエイトの着脱作業における作業効率を向上可能とするカウンタウエイト及びそれを備えた作業機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するべく、本発明のカウンタウエイトは、作業機械の機体に着脱可能に設けられるカウンタウエイトであって、カウンタウエイトは、機体に取り付けた状態で機体に対向する取付面と、取付面と反対側の背面と、機体から取り外したカウンタウエイトをその姿勢を安定させて載置可能とする支持装置とを備え、支持装置は、カウンタウエイトの下面から突出する押込棒と、押込棒の上下動に連動する歯車機構と、カウンタウエイトの載置に伴い押込棒が上側に押し込まれることにより、歯車機構を介してカウンタウエイトの下部から取付面の側及び背面の側にそれぞれ突出する一対の張り出し板とを有することを特徴とする。
また、本発明の作業機械は、前述したカウンタウエイトを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、姿勢を安定させてカウンタウエイトを載置可能とし、且つカウンタウエイトの着脱作業における作業効率を向上可能とするカウンタウエイト及びそれを備えた作業機械を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る油圧ショベルの側面図である。
カウンタウエイトの一部を取付面側から見た正面図である。
カウンタウエイトの側面図である。
カウンタウエイトの下面図である。
支持装置が作動したときのカウンタウエイトの側面図である。
支持装置が作動したときのカウンタウエイトの下面図である。
押込棒とピニオンとの連動を説明する図である。
大径歯車と一方の張り出し板との連動を説明する図である。
連動歯車と他方の張り出し板との連動を説明する図である。
変形例に係る押込棒及びその周辺の側面図である。
図10の押込棒を正面から見たときの接続部の断面図である。
図10の押込棒の先端部を回動させたときの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態に係る作業機械について図面を参照して説明する。図1は、作業機械の一例である油圧ショベル1の側面図を示す。油圧ショベル1の機体2は、自走可能なクローラ式の下部走行体4と、下部走行体4の上に旋回可能に搭載される上部旋回体6とから構成されている。上部旋回体6の前部には、土砂の掘削作業等を行うための作業装置8が取付けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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