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公開番号2025120513
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-18
出願番号2024015323
出願日2024-02-05
発明の名称固定構造
出願人株式会社ディスコ
代理人インフォート弁理士法人
主分類F16B 5/07 20060101AFI20250808BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】アルミフレームに固定ブラケットを容易に固定できる固定構造を提供すること。
【解決手段】本発明の固定構造は、アルミフレーム(50)のT字溝(51)を利用して部品(P)を固定する固定ブラケット(10)を用いる。固定ブラケットは、T字溝方向に延在し、一方の端側に配置されT字溝に進入するT型端部(12)と、他方の端側に配置されT字溝に進入してT字溝の幅方向に変形する幅変形端部(13)と、T型端部と幅変形端部とがT字溝に進入した際に、T型端部と幅変形端部とが互いにT字溝に引っ掛かる力を付与するテンション付与部(24)と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
アルミフレームのT字溝を利用して部品を固定する固定ブラケットを用いた固定構造であって、
該固定ブラケットは、該T字溝方向に延在し、一方の端側に配置され該T字溝に進入するT型端部と、他方の端側に配置され該T字溝に進入して該T字溝の幅方向に変形する幅変形端部と、該T型端部と該幅変形端部とが該T字溝に進入した際に該T型端部と該幅変形端部とが互いに該T字溝に引っ掛かる力を付与するテンション付与部と、を備える、固定構造。
続きを表示(約 70 文字)【請求項2】
該アルミフレームは、該T字溝における該幅変形端部が進入する部分に切り欠き部を備える、請求項1記載の固定構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アルミフレームに固定ブラケットが固定される固定構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、装置の枠組みを形成するアルミフレームを開示している。アルミフレームには、長手方向に延出して断面視T字型のT溝が形成され、かかるT溝を介して部品が取り付けられている。この取り付けにおいては、T溝にTナットを挿入してからTナットのねじ孔にボルトの雄ねじ部を螺合して、ボルトの頭部とTナットとでアルミフレーム及び部品を挟み込んで部品をアルミフレームに固定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-82262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1にあっては、アルミフレームに部品を固定する際、Tナットやボルトに加え、それらを扱うための工具が必要になり、部品点数や作業用の器材が多くなる。特に、多数の部品を取り付ける場合には、工具の使用回数が増加するため作業性が低下する、という問題がある。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、アルミフレームに固定ブラケットを容易に固定することができる固定構造を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の固定構造は、アルミフレームのT字溝を利用して部品を固定する固定ブラケットを用いた固定構造であって、該固定ブラケットは、該T字溝方向に延在し、一方の端側に配置され該T字溝に進入するT型端部と、他方の端側に配置され該T字溝に進入して該T字溝の幅方向に変形する幅変形端部と、該T型端部と該幅変形端部とが該T字溝に進入した際に該T型端部と該幅変形端部とが互いに該T字溝に引っ掛かる力を付与するテンション付与部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、アルミフレームのT字溝にT型端部と幅変形端部とを進入させると、テンション付与部が発揮する力によってT型端部及び幅変形端部をT字溝に引っ掛けることができる。これにより、固定ブラケットをアルミフレームに固定するため、ナットやボルトを不要にできるばかりでなく、それらを扱う工具の使用も不要にすることができる。その結果、固定ブラケットの固定に要する作業時間を短縮でき、かかる作業の容易化、生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係る固定構造の概略斜視図である。
図1の部分正面図である。
実施の形態の固定構造で用いられるアルミフレームの概略斜視図である。
図2を下方から見た図である。
図2のA-A線断面図である。
図2のB-B線断面図である。
実施の形態の固定ブラケットの展開図である。
第1変形例に係る幅変形端部を示す図2と同様の断面図である。
第2変形例に係る幅変形端部を示す図2と同様の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、実施の形態に係る固定構造について説明する。図1は、実施の形態に係る固定構造の概略斜視図である。図2は、図1の部分正面図である。図3は、実施の形態の固定構造で用いられるアルミフレームの概略斜視図である。先ず、図3を用いて、実施の形態で用いられるアルミフレームの説明をする。
【0010】
図3に示すように、アルミフレーム50は、押出材とされ、横断面が概略正方形の輪郭形状をなす四角柱状に形成されている。アルミフレーム50の4つの側面には、外部に開口するT字溝51がそれぞれ形成され、T字溝51は、アルミフレーム50の全長にわたって延在方向に形成されている。T字溝51は、入口部52と、入口部52より広幅の中間部53と、中間部53における入口部52と反対側に連なる底部54とを備えている。入口部52は、一対の片状部56によって形成されている。各片状部56は、T字溝51の幅方向両側から内向きにそれぞれ形成され、片状部56の各先端の離間幅が入口部52の開口幅となる。
(【0011】以降は省略されています)

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