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公開番号2025120596
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-18
出願番号2024015490
出願日2024-02-05
発明の名称扇子の製造方法
出願人四国団扇株式会社
代理人個人
主分類A45B 27/00 20060101AFI20250808BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】扇子の製造方法を簡便にすることができる。
【解決手段】扇面と、親骨と複数の中骨と当該親骨および当該複数の中骨とを連結する要とを含む骨部とを具備する扇子を製造する方法であって、前記複数の中骨のうち相互に隣接する2本の中骨が所望する角度をなすように治具で固定する固定工程と、相互に対向する表面が熱溶着層でそれぞれ形成された上紙と下紙との間に、前記治具により固定された複数の中骨を配置する配置工程と、前記上紙と前記下紙とを溶着する溶着工程とを具備する製造方法。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
扇面と、親骨と複数の中骨と当該親骨および当該複数の中骨とを連結する要とを含む骨部とを具備する扇子を製造する方法であって、
前記複数の中骨のうち相互に隣接する2本の中骨が所望する角度をなすように治具で固定する固定工程と、
相互に対向する表面が熱溶着層でそれぞれ形成された上紙と下紙との間に、前記治具により固定された複数の中骨を配置する配置工程と、
前記上紙と前記下紙とを溶着する溶着工程とを
具備する製造方法。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記配置工程では、一部が事前に溶着された前記上紙と前記下紙との間に、前記治具により固定された複数の中骨を配置する
請求項1の製造方法。
【請求項3】
前記配置工程では、前記上紙および前記下紙のうちの一方を把持することで当該上紙と当該下紙との間隔を形成し、当該間隔から前記複数の中骨を挿入する
請求項2の製造方法。
【請求項4】
前記配置工程において、前記上紙と前記下紙との間に前記複数の中骨が挿入される方向に直交する方向における一方側の端部と他方側の端部が溶着されている
請求項3の製造方法。
【請求項5】
前記配置工程において、前記上紙および前記下紙のうち前記相互に隣接する2本の中骨の間の領域が溶着されている
請求項2の製造方法。
【請求項6】
前記固定工程において、前記親骨は、前記上紙および前記下紙に重ならない位置になるように前記治具により固定される
請求項2の製造方法。
【請求項7】
前記溶着工程の後に、前記上紙および前記下紙のうちを扇状に裁断し、かつ、折り線を形成する加工工程を含む
請求項1の製造方法。
【請求項8】
前記複数の中骨は、2本の中骨である
請求項1の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、扇子を製造するための技術に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、扇子は、職人の手作業により製造されていた。概略的には、扇状に打ち抜いた扇面(芯紙と皮紙との合わせ紙)に型を使って折り線を付けた後、糊を付着させた中骨を差し込み接着し、その後に親骨を扇面に接着することで製造していた。しかし、職人による手作業では、大量生産が難しいという問題があった。
【0003】
そこで、特許文献1では、機械を用いて扇子を製造する技術が提案されている。具体的には、特許文献1では、複数の中骨と当該中骨を上下方向において挟みこむ2枚の被覆紙(熱溶着層が表面に設けられている紙)とを被覆貼付装置を用いて溶着した後に、被覆紙を扇状に打ち抜き、プレス型を用いて被覆紙に折り目を付け、親骨を取り付ける。複数の中骨は、適切な位置および角度で被覆紙に接着するために、連結片により相互に連結している。連結片は、事前に中骨と一体に形成する必要がある。そして、複数の中骨が被覆紙に接着された後に、連結片を切断する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭63-209605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の技術では、連結片を成形する工程や中骨を被覆紙に接着した後に連結片を切断および除去する工程が必要である。したがって、特許文献1においては、扇子の製造に手間がかかっていた。ひいては、扇子を簡便に製造するという観点からは、改良の余地があった。以上の事情を考慮して、本発明では、簡便に扇子の製造方法を簡便にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]扇面と、親骨と複数の中骨と当該親骨および当該複数の中骨とを連結する要とを含む骨部とを具備する扇子を製造する方法であって、前記複数の中骨のうち相互に隣接する2本の中骨が所望する角度をなすように治具で固定する固定工程と、相互に対向する表面が熱溶着層でそれぞれ形成された上紙と下紙との間に、前記治具により固定された複数の中骨を配置する配置工程と、前記上紙と前記下紙とを溶着する溶着工程とを具備する製造方法。
【0007】
[2]前記配置工程では、一部が事前に溶着された前記上紙と前記下紙との間に、前記治具により固定された複数の中骨を配置する[1]の製造方法。
【0008】
[3]前記配置工程では、前記上紙および前記下紙のうちの一方を把持することで当該上紙と当該下紙との間隔を形成し、当該間隔から前記複数の中骨を挿入する[2]の製造方法。
【0009】
[4]前記配置工程において、前記上紙と前記下紙との間に前記複数の中骨が挿入される方向に直交する方向における一方側の端部と他方側の端部が溶着されている[2]または[3]の製造方法。
【0010】
[5]前記配置工程において、前記上紙および前記下紙のうち前記相互に隣接する2本の中骨の間の領域が溶着されている[1]から[3]の製造方法。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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