特許ウォッチ

公開番号2025121364
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-19
出願番号2024146476
出願日2024-08-28
発明の名称ペーパータオル包装体パッケージ
出願人日本製紙クレシア株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 85/672 20060101AFI20250812BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】タイトに包装でき、シートやロールの柔らかさ、吸水性を維持しつつ、ペーパータオルロールの変形を抑えることが可能なペーパータオル包装体パッケージを提供する。
【解決手段】本開示は、3ロール入りの複数のペーパータオル包装体20を第1外装フィルム30で包装したペーパータオル包装体パッケージ10であって、ペーパータオル包装体20は、ペーパータオルロール40を、幅方向に直線状に3ロール並べて第2外装フィルム50で包装した包装体であり、厚み方向に2つ以上5つ以下並べられて第1外装フィルム30で包装され、巻密度は、0.15m/cm²以上0.60m/cm²以下であり、巻柔らかさは、1.2mm以上4.0mm以下であり、厚み方向の最も他側に位置するペーパータオル包装体20の台の上面からの落差は、10mm以上45mm以下であり、吸水量は、280g/m²以上570g/m²以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
３ロール入りの複数のペーパータオル包装体を第１外装フィルムで包装したペーパータオル包装体パッケージであって、
前記ペーパータオル包装体は、ペーパータオルをロール状に巻き取ったペーパータオルロールを、軸方向と交叉する第１方向に直線状に３ロール並べて第２外装フィルムで包装した包装体であり、軸方向及び前記第１方向の双方と交叉する第２方向に２つ以上５つ以下並べられて前記第１外装フィルムで包装され、
前記ペーパータオルロールの巻密度は、０．１５ｍ／ｃｍ
２
以上０．６０ｍ／ｃｍ
２
以下であり、
前記ペーパータオルロールの巻柔らかさは、１．２ｍｍ以上４．０ｍｍ以下であり、
前記ペーパータオル包装体パッケージを台の上に載置し、全ての前記ペーパータオル包装体を前記第２方向の一側へ寄せ、前記第２方向の最も他側に位置する前記ペーパータオル包装体を前記台の縁よりも外側に落としたときの前記台の上面からの落差は、１０ｍｍ以上４５ｍｍ以下であり、
前記ペーパータオルの単位面積あたりの吸水量は、２８０ｇ／ｍ
２
以上５７０ｇ／ｍ
２
以下である
ことを特徴とするペーパータオル包装体パッケージ。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記ペーパータオルロールの巻径は、１２５ｍｍ以上１７５ｍｍ以下である
ことを特徴とする請求項１に記載のペーパータオル包装体パッケージ。
【請求項３】
前記ペーパータオルの製品ＰＬＹの坪量は、３３ｇ／ｍ
２
以上６５ｇ／ｍ
２
以下である
ことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載のペーパータオル包装体パッケージ。
【請求項４】
前記ペーパータオルの紙厚は、２．０ｍｍ／１０ＰＬＹ以上５．０ｍｍ／１０ＰＬＹ以下である
ことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載のペーパータオル包装体パッケージ。
【請求項５】
前記ペーパータオルの単位質量あたりの吸水量は、３．０ｇ／ｇ以上１２．０ｇ／ｇ以下である
ことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載のペーパータオル包装体パッケージ。
【請求項６】
前記ペーパータオルロールの巻長は、２０ｍ以上５０ｍ以下である
ことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載のペーパータオル包装体パッケージ。
【請求項７】
前記ペーパータオルには、エンボスが形成されており、
前記エンボスのエンボス面積率は、８％以上２０％以下である
ことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載のペーパータオル包装体パッケージ。
【請求項８】
前記ペーパータオルロールの幅２８０ｍｍ当たりのコアを含まないロール重量は、１９０ｇ以上６２０ｇ以下である
ことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載のペーパータオル包装体パッケージ。
【請求項９】
前記ペーパータオルロールのロール密度は、０．０３ｇ／ｃｍ
３
以上０．２０ｇ／ｃｍ
３
以下である
ことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載のペーパータオル包装体パッケージ。
【請求項１０】
前記第１外装フィルムで包装される前の前記ペーパータオル包装体の前記第２方向を軸とした場合の前記第２外装フィルムの周長Ａは、１３００ｍｍ以上１７００ｍｍ以下である
ことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載のペーパータオル包装体パッケージ。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、ペーパータオル包装体パッケージに関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
複数個のロール製品をまとめて外装フィルムで包装した包装体がある。
【０００３】
例えば、特許文献１には、１０個のトイレットロールを外装フィルムによってガセット包装したトイレットロール包装体が開示されている。また、特許文献２には、２個のトイレットロールをフィルムで包装したトイレットロールパッケージが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１９－１１６３０２号公報
特開２０１８－１１４９８８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ところで、ペーパータオルの長尺化が進んでいる。品質を重視した吸水性が高く、嵩高なペーパータオルロールは、長尺品よりも巻密度が低く、柔巻である。このような品質を重視した吸水性が高く、嵩高で柔巻のペーパータオルロールでは、３ロールをフィルム包装してタイトなペーパータオル包装体を得ることはできても、当該ペーパータオル包装体を複数個まとめて更に外側からフィルム包装したペーパータオル包装体パッケージにすると、パッケージ内部でペーパータオル包装体が動き易くなり、ペーパータオル包装体パッケージのタイト性を維持することが難しい。また、パッケージ内部でペーパータオル包装体が動くと、ペーパータオル包装体同士が、或いはペーパータオルロール同士が当たり、ペーパータオルロールが変形してしまうおそれがある。一方、ペーパータオル包装体パッケージのタイト性を確保しようとすると、きつく包装する必要があるので、中身のペーパータオルロールが潰れて、エンボスが潰れたり、紙厚が薄くなったりと品質を維持できなくなるおそれがある。
【０００６】
そこで、本開示は、３ロール入りのペーパータオル包装体を２個～５個まとめてフィルム包装する場合であっても、タイトに包装でき、シートやロールの柔らかさ、吸水性を維持しつつ、ペーパータオルロールの変形を抑えることが可能なペーパータオル包装体パッケージの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記課題を解決するため、本発明の第１の態様は、３ロール入りの複数のペーパータオル包装体を第１外装フィルムで包装したペーパータオル包装体パッケージであって、前記ペーパータオル包装体は、ペーパータオルをロール状に巻き取ったペーパータオルロールを、軸方向と交叉する第１方向に直線状に３ロール並べて第２外装フィルムで包装した包装体であり、軸方向及び前記第１方向の双方と交叉する第２方向に２つ以上５つ以下並べられて前記第１外装フィルムで包装され、前記ペーパータオルロールの巻密度は、０．１５ｍ／ｃｍ
２
以上０．６０ｍ／ｃｍ
２
以下であり、前記ペーパータオルロールの巻柔らかさは、１．２ｍｍ以上４．０ｍｍ以下であり、前記ペーパータオル包装体パッケージを台の上に載置し、全ての前記ペーパータオル包装体を前記第２方向の一側へ寄せ、前記第２方向の最も他側に位置する前記ペーパータオル包装体を前記台の縁よりも外側に落としたときの前記台の上面からの落差は、１０ｍｍ以上４５ｍｍ以下であり、前記ペーパータオルの単位面積あたりの吸水量は、２８０ｇ／ｍ
２
以上５７０ｇ／ｍ
２
以下である。
【０００８】
本発明の第２の態様は、上記第１の態様のペーパータオル包装体パッケージであって、前記ペーパータオルロールの巻径は、１２５ｍｍ以上１７５ｍｍ以下である。
【０００９】
本発明の第３の態様は、上記第１の態様又は上記第２の態様のペーパータオル包装体パッケージであって、前記ペーパータオルの製品ＰＬＹの坪量は、３３ｇ／ｍ
２
以上６５ｇ／ｍ
２
以下である。
【００１０】
本発明の第４の態様は、上記第１の態様又は上記第２の態様のペーパータオル包装体パッケージであって、前記ペーパータオルの紙厚は、２．０ｍｍ／１０ＰＬＹ以上５．０ｍｍ／１０ＰＬＹ以下である。
（【００１１】以降は省略されています）

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