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公開番号2025121819
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2024163490
出願日2024-09-20
発明の名称落下防止具
出願人株式会社和田電業社
代理人個人
主分類F16B 41/00 20060101AFI20250813BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】作業性と安全性を向上できる落下防止具を提供する。
【解決手段】第1のリストベルト11に第1の吊り紐13の一端を結合し、他端にボルト10aの頭部を磁力で吸着して保持する第1の保持部15を設ける。第2のリストベルト12に第2の吊り紐14の一端を結合し、他端にナット10bの座面の裏面を磁力で吸着して保持する第2の保持部16を設ける。第1、第2のリストベルトにはそれぞれ、第1、第2の保持部を磁力で吸着させることにより吊り紐の他端を固定する第1、第2の吸着固定部17,18を設ける。そして、第1、第2のリストベルトを作業者の両手首に装着し、第1、第2の保持部にボルトとナットを吸着して回転させることにより締結する。作業後は、第1、第2の保持部を第1、第2の吸着固定部に固定する、ことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
作業者の左右の手首にそれぞれ装着される一組の第1、第2のリストベルトと、
各々の一端が前記第1、第2のリストベルトに結合される第1、第2の吊り紐と、
前記第1の吊り紐の他端に結合され、ボルトの頭部を磁力で吸着して保持する第1の保持部と、
前記第2の吊り紐の他端に結合され、ナットの座面の裏面を磁力で吸着して保持する第2の保持部と、
前記第1のリストベルトに設けられ、前記第1の保持部を磁力で吸着させて固定する第1の吸着固定部と、
前記第2のリストベルトに設けられ、前記第2の保持部を磁力で吸着させて固定する第2の吸着固定部と、
を具備することを特徴とする落下防止具。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記第1、第2の保持部と前記第1、第2の吊り紐との間、前記第1、第2の吊り紐の中間部、及び前記第1、第2の吊り紐の前記リストベルトとの結合部の何れかに設けられ、前記第1、第2の吊り紐の捩れを取る第1、第2のスイベルを更に備える、ことを特徴とする請求項1に記載の落下防止具。
【請求項3】
前記第1、第2の吊り紐にそれぞれ設けられ、前記第1、第2の保持部をそれぞれ前記第1、第2の吸着固定部に保持したときに、前記第1、第2の吊り紐をそれぞれ巻き取る第1、第2の巻取リールを更に備える、ことを特徴とする請求項1に記載の落下防止具。
【請求項4】
前記第1、第2の吊り紐はそれぞれ、伸縮セーフティコードである、ことを特徴とする請求項1に記載の落下防止具。
【請求項5】
前記第1の保持部は、第1の磁石と、この第1の磁石と前記ボルトの頭部との間に介在され、ボルトの頭部が嵌合される磁性材で形成された第1のボルト保持部材とを備え、前記第2の保持部は、第2の磁石と、この第2の磁石と前記ナットにおける座面の裏面との間に介在され、ナットが嵌合される磁性材で形成されたナット保持部材とを備える、ことを特徴とする請求項1に記載の落下防止具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ボルトとナットを使って構造物の組み立てを行う作業において、ボルトとナットの落下を防止する、落下防止具に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1及び2には、鉄塔等の高所作業において、ボルトやナットの落下を防止する落下防止具が記載されている。
【0003】
特許文献1では、マグネットを使用してボルトの頭体平面とナットの側面を吸着して保持し、セーフティコードで工具袋又は胴綱に取り付けることで、作業中のボルト及びナットの落下を防止している。
【0004】
一方、特許文献2では、ボルトとナットを有底穴に回転不能に収容して保持し、コイルワイヤーで作業員の体や周囲の構造物に取り付けるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5424839号公報
特許第4654226号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のように、セーフティコードで工具袋又は胴綱に取り付けると、ボルトやナットの落下は防止できるものの、取り付け作業後に保持部やセーフティコードが揺れ動き作業の邪魔になったり、保持部が鉄塔などに吸着したりする、という課題がある。
【0007】
一方、特許文献2には、吊着部をリストバンドに取り付ける構成が開示されており、特許文献1のように作業の邪魔になったり、鉄塔などに吸着したりする可能性は低いが、ボルトとナットによる締結作業が終了すると、保持部がリストバンドから垂れ下がった状態となる。このため、手を動かすたびに保持部が揺れ動いて煩わしく、構造物に引っかかる可能性もあり、危険ですらある。
【0008】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、作業性と安全性を向上できる、落下防止具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る落下防止具においては、作業者の左右の手首にそれぞれ装着される一組の第1、第2のリストベルトと、各々の一端が前記第1、第2のリストベルトに結合される第1、第2の吊り紐と、前記第1の吊り紐の他端に結合され、ボルトの頭部を磁力で吸着して保持する第1の保持部と、前記第2の吊り紐の他端に結合され、ナットの座面の裏面を磁力で吸着して保持する第2の保持部と、前記第1のリストベルトに設けられ、前記第1の保持部を磁力で吸着させて固定する第1の吸着固定部と、前記第2のリストベルトに設けられ、前記第2の保持部を磁力で吸着させて固定する第2の吸着固定部と、を具備することで、上述した課題を解決した。
【0010】
上記のような構成によれば、第1、第2の保持部をそれぞれ第1、第2のリストベルトの第1、第2の吸着固定部に吸着して固定できるので、取り付け作業後に第1、第2の保持部を固定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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