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公開番号2025122389
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-21
出願番号2024017831
出願日2024-02-08
発明の名称シース、スタイレットおよび胚移植用カテーテル挿入キット
出願人ニプロ株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類A61M 25/10 20130101AFI20250814BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】子宮内に容易に挿入できるシースおよびスタイレットを提供する。
【解決手段】胚移植用カテーテルの子宮内への挿入を案内するためのシース10であって、中空筒状のシース本体11と、シース本体11の先端側に設けられ、内部に流体を導入および導出することにより膨張および収縮可能なバルーン20と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
胚移植用カテーテルの子宮内への挿入を案内するためのシースであって、
中空筒状のシース本体と、
前記シース本体の先端側に設けられ、内部に流体を導入および導出することにより膨張および収縮可能なバルーンと、
を備える、シース。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記シース本体の先端には、前記シース本体の開口を閉塞しないように配置され、丸みを帯びた形状を有する保護部材が設けられている、請求項1に記載のシース。
【請求項3】
前記バルーンの先端の少なくとも一部は、前記保護部材に覆われている、請求項2に記載のシース。
【請求項4】
前記バルーンと前記保護部材とは、接着剤を介して接合されている、請求項3に記載のシース。
【請求項5】
胚移植用カテーテルの子宮内への挿入を案内するために先行して挿入されるスタイレットであって、
筒状のスタイレット本体と、
前記スタイレット本体の先端側に設けられ、内部に流体を導入および導出することにより膨張および収縮可能なバルーンと、
を備える、スタイレット。
【請求項6】
前記スタイレット本体は中空形状を有する、請求項5に記載のスタイレット。
【請求項7】
請求項5または6に記載のスタイレットと、
前記スタイレットが内挿された状態で子宮内へ挿入されるシースと、
を備える、胚移植用カテーテル挿入キット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シース、スタイレットおよび胚移植用カテーテル挿入キットに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、生体外で受精された胚(受精卵)を子宮内に移植する際に使用される胚移植用器具が知られている。例えば、特許文献1には、可撓性のシースと、シース内に抜去可能に挿入される可撓性のスタイレットと、シースの先端より所定長さ突出する柔軟な胚移植用カテーテルとを備えた胚移植用器具が開示されている。
【0003】
特許文献1の器具を用いた胚移植の手順は、下記の通りである。
(1)胚移植用カテーテルの先端から胚を吸引する。
(2)スタイレットをシースに内挿し、挿入部位の形状に合わせてスタイレットの形状を整える。
(3)スタイレットが内挿されたシースを内子宮口まで挿入する。
(4)シースからスタイレットを抜き、胚移植用カテーテルをシース内に挿入する。
(5)胚移植用カテーテルの先端を子宮底から数cmの位置に留置する。
(6)胚を移植し、胚移植用カテーテルおよびシースを患者から抜く。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-129789号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、患者の子宮頸管の形状によっては、シースおよびスタイレットの挿入が困難な場合がある。また、シースおよびスタイレットを無理に挿入すると、出血のリスクがあり、好ましくない。
【0006】
本発明の目的は、子宮内に容易に挿入できるシースおよびスタイレットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様であるシースは、胚移植用カテーテルの子宮内への挿入を案内するためのシースであって、中空筒状のシース本体と、シース本体の先端側に設けられ、内部に流体を導入および導出することにより膨張および収縮可能なバルーンと、を備えることを特徴とする。
【0008】
上記構成によれば、子宮頸管等のシースの挿入が困難な部位において、バルーンを膨張させることにより、子宮頸管を拡張させることができる。そして、子宮頸管を拡張させた後に、バルーンを収縮させることで、シースを子宮内に容易に挿入させることができる。
【0009】
本発明に係るシースにおいて、前記シース本体の先端には、前記シース本体の開口を閉塞しないように配置され、丸みを帯びた形状を有する保護部材が設けられていることが好ましい。
【0010】
上記構成によれば、シースを子宮内に挿入する際に、シース本体の先端が膣や子宮頸管等に接触した場合であっても、シース本体の先端が丸みを帯びているため、膣や子宮頸管等の損傷を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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