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公開番号
2025123138
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024019040
出願日
2024-02-09
発明の名称
融雪レドーム及びその製造方法
出願人
三恵技研工業株式会社
代理人
個人
主分類
G01S
7/03 20060101AFI20250815BHJP(測定;試験)
要約
【課題】ヒーター線の断線を防止し、繰り返し使用に対する耐久性を向上する。
【解決手段】第1の樹脂基材3と第2の樹脂基材4を積層配置して電磁波透過性の基体2が構成され、基体2の面方向に配線されるヒーター線5が第1の樹脂基材3と第2の樹脂基材4との間で埋設され、ヒーター線5の一方の接続部51と一のワイヤーハーネス接続端子71とが導通接続され、ヒーター線5の他方の接続部52と他のワイヤーハーネス接続端子72とが導通接続されていると共に、一方の接続部51よりも電磁波透過領域R側のヒーター線5の部分に第1冗長配線部53が局所的に設けられ、他方の接続部52よりも電磁波透過領域R側のヒーター線5の部分に第2冗長配線部54が局所的に設けられている融雪レドーム1。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の樹脂基材と第2の樹脂基材を積層配置して電磁波透過性の基体が構成され、
前記基体の面方向に配線されるヒーター線が前記第1の樹脂基材と前記第2の樹脂基材との間で埋設され、
前記ヒーター線の一方の接続部と一のワイヤーハーネス接続端子とが導通接続され、
前記ヒーター線の他方の接続部と他のワイヤーハーネス接続端子とが導通接続されていると共に、
前記ヒーター線の一方の接続部よりも電磁波透過領域側の前記ヒーター線の部分に第1冗長配線部が局所的に設けられ、
前記ヒーター線の他方の接続部よりも電磁波透過領域側の前記ヒーター線の部分に第2冗長配線部が局所的に設けられていることを特徴とする融雪レドーム。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記基体の電磁波透過領域以外の領域における前記第1の樹脂基材と前記第2の樹脂基材との間に第1金属材と第2金属材とが相互に隔絶されるように埋設され、
前記第1金属材の載置面に前記ヒーター線の一方の接続部と一のワイヤーハーネス接続端子とが載置され、前記ヒーター線の一方の接続部と前記一のワイヤーハーネス接続端子とが前記第1金属材に対して固着されるようにして、前記ヒーター線の一方の接続部と前記一のワイヤーハーネス接続端子とが導通接続され、
前記第2金属材の載置面に前記ヒーター線の他方の接続部と他のワイヤーハーネス接続端子とが載置され、前記ヒーター線の他方の接続部と前記他のワイヤーハーネス接続端子とが前記第2金属材に対して固着されるようにして、前記ヒーター線の他方の接続部と前記他のワイヤーハーネス接続端子とが導通接続されていることを特徴とする請求項1記載の融雪レドーム。
【請求項3】
前記第1冗長配線部が蛇行して形成され、
前記第2冗長配線部が蛇行して形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の融雪レドーム。
【請求項4】
前記第1冗長配線部と前記第2冗長配線部のそれぞれの蛇行において、蛇行の繰り返し数が1回以上であると共に蛇行の変動幅が前記ヒーター線の線幅の5倍以上であることを特徴とする請求項3記載の融雪レドーム。
【請求項5】
前記ヒーター線の一方の接続部よりも先端側に前記一方の接続部と連なる第1先端冗長配線部が局所的に設けられ、
前記ヒーター線の他方の接続部よりも先端側に前記他方の接続部と連なる第2先端冗長配線部が局所的に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の融雪レドーム。
【請求項6】
前記第1先端冗長配線部が蛇行して形成され、
前記第2先端冗長配線部が蛇行して形成されていることを特徴とする請求項5記載の融雪レドーム。
【請求項7】
電磁波透過性の第1の樹脂基材の一の面に隔絶するように形成された第1凹部と第2凹部とに、それぞれ第1金属材と第2金属材を嵌合して配置する第1工程と、
前記第1の樹脂基材の一の面に所定パターンでヒーター線を布線し、前記第1金属材の露出する載置面に前記ヒーター線の一方の接続部を載置し且つ前記ヒーター線の一方の接続部よりも電磁波透過領域側の前記ヒーター線の部分に第1冗長配線部を局所的に形成すると共に、前記第2金属材の露出する載置面に前記ヒーター線の他方の接続部を載置し且つ前記ヒーター線の他方の接続部よりも電磁波透過領域側の前記ヒーター線の部分に第2冗長配線部を局所的に形成する第2工程と、
前記第1金属材の露出する載置面に一のワイヤーハーネス接続端子を載置し、前記ヒーター線の一方の接続部と前記一のワイヤーハーネス接続端子とを前記第1金属材に対して固着して、前記ヒーター線の一方の接続部と前記一のワイヤーハーネス接続端子とを導通接続すると共に、前記第2金属材の露出する載置面に他のワイヤーハーネス接続端子を載置し、前記ヒーター線の他方の接続部と前記他のワイヤーハーネス接続端子とを前記第2金属材に対して固着して、前記ヒーター線の他方の接続部と前記他のワイヤーハーネス接続端子とを導通接続する第3工程と、
前記第1金属材の載置面及び前記第2金属材の載置面の側に射出成形して電磁波透過性の第2の樹脂基材を形成し、前記第2の樹脂基材を前記第1の樹脂基材に固着すると共に、前記第1の樹脂基材と前記第2の樹脂基材との間に、前記ヒーター線、前記第1金属材、前記一のワイヤーハーネス接続端子、前記第2金属材、前記他のワイヤーハーネス接続端子を埋設する第4工程を備えることを特徴とする融雪レドームの製造方法。
【請求項8】
前記第2工程において、前記ヒーター線の一方の接続部よりも先端側に前記一方の接続部と連なる第1先端冗長配線部を局所的に形成し、前記ヒーター線の他方の接続部よりも先端側に前記他方の接続部と連なる第2先端冗長配線部を局所的に形成することを特徴とする請求項8記載の融雪レドームの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば融雪機能を有する車載レーダー装置用レドームのような融雪レドーム及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、融雪機能を有する車載レーダー装置用レドームとして特許文献1のレドームがある。特許文献1のレドームでは、第1の樹脂基材と第2の樹脂基材との間に溝に沿うように配線されたヒーター線が埋設され、電磁波透過領域以外の領域における第1の樹脂基材と第2の樹脂基材との間に第1金属板と第2金属板とが相互に隔絶されるように埋設され、第1金属板の載置面にヒーター線の一方の端部と一のワイヤーハーネス接続端子とが載置されて固着され、第2金属板の載置面にヒーター線の他方の端部と他のワイヤーハーネス接続端子とが載置されて固着されている。そして、第1金属板と第2金属板により、樹脂基材に配線したヒーター線の端部とワイヤーハーネス接続端子とを導通接続する際に発生する熱が樹脂基材を溶かすことを防止できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7158818号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1のレドームでは、ヒーター線の一方の端部より電磁波透過領域側のヒーター線の部分と、ヒーター線の他方の端部より電磁波透過領域側のヒーター線の部分とが、それぞれ直線状に配線されている。この構成では、発熱時のヒーター線の熱膨張と発熱停止時のヒーター線の収縮の繰り返しにより、直線状部分に引張応力が繰り返し加わり、直線状部分に断線が生じやすくなる。そのため、ヒーター線の断線を防止し、ヒーター線の繰り返し使用に対する耐久性を向上することができるレドームが求められている。
【0005】
本発明は上記課題に鑑み提案するものであり、ヒーター線の断線を防止し、ヒーター線の繰り返し使用に対する耐久性を向上することができる融雪レドーム及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の融雪レドームは、第1の樹脂基材と第2の樹脂基材を積層配置して電磁波透過性の基体が構成され、前記基体の面方向に配線されるヒーター線が前記第1の樹脂基材と前記第2の樹脂基材との間で埋設され、前記ヒーター線の一方の接続部と一のワイヤーハーネス接続端子とが導通接続され、前記ヒーター線の他方の接続部と他のワイヤーハーネス接続端子とが導通接続されていると共に、前記ヒーター線の一方の接続部よりも電磁波透過領域側の前記ヒーター線の部分に第1冗長配線部が局所的に設けられ、前記ヒーター線の他方の接続部よりも電磁波透過領域側の前記ヒーター線の部分に第2冗長配線部が局所的に設けられていることを特徴とする。
これによれば、ヒーター線の一方の接続部よりも電磁波透過領域側に局所的に設けられる第1冗長配線部により、一方の接続部近傍のヒーター線部分に繰り返し加わる熱応力を分散、低減することができると共に、ヒーター線の他方の接続部よりも電磁波透過領域側に局所的に設けられる第2冗長配線部により、他方の接続部近傍のヒーター線部分に繰り返し加わる熱応力を分散、低減することができる。従って、ヒーター線の断線を防止し、ヒーター線の繰り返し使用に対する耐久性を向上することができる。
【0007】
本発明の融雪レドームは、前記基体の電磁波透過領域以外の領域における前記第1の樹脂基材と前記第2の樹脂基材との間に第1金属材と第2金属材とが相互に隔絶されるように埋設され、前記第1金属材の載置面に前記ヒーター線の一方の接続部と一のワイヤーハーネス接続端子とが載置され、前記ヒーター線の一方の接続部と前記一のワイヤーハーネス接続端子とが前記第1金属材に対して固着されるようにして、前記ヒーター線の一方の接続部と前記一のワイヤーハーネス接続端子とが導通接続され、前記第2金属材の載置面に前記ヒーター線の他方の接続部と他のワイヤーハーネス接続端子とが載置され、前記ヒーター線の他方の接続部と前記他のワイヤーハーネス接続端子とが前記第2金属材に対して固着されるようにして、前記ヒーター線の他方の接続部と前記他のワイヤーハーネス接続端子とが導通接続されていることを特徴とする。
これによれば、第1金属材と第2金属材を設けることにより、樹脂基材に配線したヒーター線の接続部とワイヤーハーネス接続端子とを導通接続する際に発生する熱が樹脂基材を溶かし、損傷させることを防止することができる。
【0008】
本発明の融雪レドームは、前記第1冗長配線部が蛇行して形成され、前記第2冗長配線部が蛇行して形成されていることを特徴とする。
これによれば、蛇行経路の冗長長さによってヒーター線部分に繰り返し加わる熱応力をより確実に分散、低減することができ、ヒーター線に対する熱応力による伸長・収縮の影響をより確実に低減することができる。また、蛇行経路によりヒーター線5の融雪に必要な所要線幅を確保しつつ、冗長経路の長さを伸ばすことができる。
【0009】
本発明の融雪レドームは、前記第1冗長配線部と前記第2冗長配線部のそれぞれの蛇行において、蛇行の繰り返し数が1回以上であると共に蛇行の変動幅が前記ヒーター線幅の5倍以上であることを特徴とする。
これによれば、熱応力の分散性をより一層高めることができる。
【0010】
本発明の融雪レドームは、前記ヒーター線の一方の接続部よりも先端側に前記一方の接続部と連なる第1先端冗長配線部が局所的に設けられ、前記ヒーター線の他方の接続部よりも先端側に前記他方の接続部と連なる第2先端冗長配線部が局所的に設けられていることを特徴とする。
これによれば、第1先端冗長配線部によっても一方の接続部近傍のヒーター線部分に繰り返し加わる熱応力を分散、低減することができると共に、第2先端冗長配線部によっても他方の接続部近傍のヒーター線部分に繰り返し加わる熱応力を分散、低減することができる。従って、ヒーター線の断線をより確実に防止し、ヒーター線の繰り返し使用に対する耐久性を一層向上することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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