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公開番号2025123649
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-25
出願番号2024019224
出願日2024-02-13
発明の名称工具類収納袋
出願人中国電力株式会社
代理人弁理士法人維新国際特許事務所,個人,個人,個人
主分類H02G 1/02 20060101AFI20250818BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】高圧カットアウトヒューズを取り出す際の負担に加えて、昇柱、降柱時の負担も軽減可能な工具類収納袋を提供する。
【解決手段】工具類収納袋1は、長尺工具を収納する長尺収納部2と、長尺収納部2の一方の面3に、長尺収納部2の長手方向Yに沿って設けられるポケット9~11を備え、ポケット9は、小ポケット9A~9Cを有し、小ポケット9A~9Cは、長尺収納部2の短手方向Xに沿って並列に配置され、それぞれ高圧カットアウトヒューズを収容する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
高所作業で使用される工具類を収納する工具類収納袋であって、
長尺工具を収納する長尺収納部と、
この長尺収納部の一方の面に、前記長尺収納部の長手方向に沿って設けられる複数のポケットを備え、
複数の前記ポケットのうち、最上段に配置される前記ポケットは、複数の小ポケットを有し、
複数の前記小ポケットは、前記長尺収納部の短手方向に沿って並列に配置されることを特徴とする工具類収納袋。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
複数の前記小ポケットは、それぞれ、前面に、前記長手方向に沿って形成されるスリットと、このスリットを挟んだ両側領域のうちの一方側に設けられる押さえ片と、前記両側領域のうちの他方側に設けられる第1の係合部材を備え、
前記押さえ片は、前記スリットの途中に配置され、かつ前記第1の係合部材と係合する第2の係合部材が設けられることを特徴とする請求項1に記載の工具類収納袋。
【請求項3】
前記小ポケットは、上端に開口する収納口と、この収納口を開閉する蓋体と、この蓋体の裏面に設けられる第3の係合部材を備え、
前記スリットは、前記両側領域に、前記第3の係合部材と係合する第4の係合部材が設けられることを特徴とする請求項2に記載の工具類収納袋。
【請求項4】
複数の前記小ポケットは、それぞれ、高圧カットアウトヒューズが収納されるとともに、三相交流の相表示が施されることを特徴とする請求項1に又は請求項2に記載の工具類収納袋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、高所作業で使用される工具類を収納する工具類収納袋に係り、特に、複数の高圧カットアウトヒューズを1本ずつ分けて収納するための複数の小ポケットを備える工具類収納袋に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、高所での保障業務において高圧カットアウトヒューズ取替作業を行う際には、新品の高圧カットアウトヒューズのほか、間接活線工具や、この間接活線工具の先端に着脱する先端工具等の工具類を、収納袋にそれぞれ収納して昇柱している。そして、柱上で、収納された高圧カットアウトヒューズや、他の工具類を取り出し、取替作業を行っている。
また、収納袋は、複数のポケットが設けられているものが使用される。よって、例えば、複数の高圧カットアウトヒューズを一のポケットへ収納し、先端工具をほかのポケットへ収納している。
ただし、高圧カットアウトヒューズは、三相交流の相毎にヒューズ容量が異なるため、ポケットから取り出す際に相の確認が必要である。
しかし、柱上という不安定な場所での確認は容易でないうえに、高圧カットアウトヒューズを落下させる危険性もあり、高い注意力を必要とするため、作業者の負担になっている。
このような課題を解決するため、近年、作業負担を軽減することができる技術が開発されており、それに関して既に発明が開示されている。
【0003】
特許文献1には「高圧カットアウトヒューズ筒収納具」という名称で、収納した高圧カットアウトヒューズ筒を取り出しやすい収納具に関する発明が開示されている。
特許文献1に開示された発明は、内部に高圧ヒューズを収容した円筒形状の高圧カットアウトヒューズ筒を収納する高圧カットアウトヒューズ筒収納具であって、 吊り下げ用の孔が設けられた収納具本体と、収納具本体に設けられ、高圧カットアウトヒューズ筒の一端側が上方から軸方向に沿って1本ずつ挿入される複数の収納部と、を備えることを特徴とする。
このような特徴を有する発明においては、収納部に、高圧カットアウトヒューズ筒が1本ずつ収納される。よって、収納された高圧カットアウトヒューズ筒が他の工具や他のヒューズ筒と引っ掛かること等がないため、収納及び取り出しを容易かつ迅速に行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-212499号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に開示された発明においては、複数の収納部は、収納具本体の両面に左右方向に並んで2個ずつ、計4個が設けられている。そのため、昇柱する際には、収納具本体の両面のいずれかが、常に作業者に向けられた状態になると考えられる。そのため、4個の収納部のうちの3個に、それぞれ高圧カットアウトヒューズ筒が1本ずつ収容される場合、高圧カットアウトヒューズ筒が作業者の体に接触し、昇柱や降柱が妨げられるおそれがある。
また、特許文献1に開示された発明においては、取替作業に必要な間接活線工具や先端工具を収納する収納具が別途必要になることから、かえって昇柱、降柱時の運搬の負担が増すおそれがある。
【0006】
本発明は、このような従来の事情に対処してなされたものであり、高圧カットアウトヒューズを取り出す際の負担に加えて、昇柱、降柱時の負担も軽減可能な工具類収納袋を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、第1の発明は、高所作業で使用される工具類を収納する工具類収納袋であって、長尺工具を収納する長尺収納部と、この長尺収納部の一方の面に、長尺収納部の長手方向に沿って設けられる複数のポケットを備え、複数のポケットのうち、最上段に配置されるポケットは、複数の小ポケットを有し、複数の小ポケットは、長尺収納部の短手方向に沿って並列に配置されることを特徴とする。
【0008】
このような構成の発明において、工具類とは、高圧カットアウトヒューズ、間接活線工具、この間接活線工具の先端に着脱する先端工具等であり、高所作業に必要な部材や工具をいう。
また、長尺工具とは、例えば、前述の間接活線工具をいう。さらに、複数のポケットは、高圧カットアウトヒューズや先端工具といった短尺工具類を収容するためのポケットである。そして、複数の小ポケットは、短尺工具類を、その種類や機能毎に区別して収容することができる。
【0009】
上記構成の発明においては、複数のポケットは、長尺収納部の一方の面に設けられているため、例えば、昇柱等の際に、長尺収納部の他方の面を作業者に向けた状態とすることで、短尺工具類が作業者の体に接触しない。
【0010】
第2の発明は、第1の発明において、複数の小ポケットは、それぞれ、前面に、長手方向に沿って形成されるスリットと、このスリットを挟んだ両側領域のうちの一方側に設けられる押さえ片と、両側領域のうちの他方側に設けられる第1の係合部材を備え、押さえ片は、スリットの途中に配置され、かつ第1の係合部材と係合する第2の係合部材が設けられることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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