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公開番号2025124188
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020071
出願日2024-02-14
発明の名称媒体排出装置及び電子機器
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65H 31/26 20060101AFI20250819BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】排紙部上の媒体が乱れてしまうことを抑制可能な媒体排出装置及び電子機器を提供する。
【解決手段】媒体排出部30は、第1ローラー31a及び第2ローラー31bによって媒体Mをニップして、媒体Mを排紙部14に排出する排出ローラー対31と、排出ローラー対31が媒体Mをニップするニップ位置Pnよりも下方に移動可能な媒体押圧部33aを有し、媒体押圧部33aにより媒体Mを押圧する第1押さえ部材33と、媒体押圧部33aを、ニップ位置Pnよりも下方の第1位置から、第1位置より上方の第2位置に持ち上げる持ち上げ部材34と、を備え、媒体押圧部33aは、媒体Mの排出方向における下流側の先端部がニップ位置Pnを通過するとき、持ち上げ部材34によって持ち上げられることにより、第1位置から第2位置に移動し、媒体Mの排出方向における上流側の後端部がニップ位置Pnを通過するとき、第2位置から第1位置に移動する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
媒体が載置される載置部に向けて前記媒体を排出する媒体排出装置であって、
第1ローラーと、前記第1ローラーの上方に位置する第2ローラーとを備え、前記第1ローラー及び前記第2ローラーによって前記媒体をニップして、前記媒体を前記載置部に排出するローラー対と、
前記ローラー対が前記媒体をニップするニップ位置よりも下方に移動可能な第1部材を有し、前記第1部材により前記媒体を押圧する第1押さえ部材と、
前記第1部材を、前記ニップ位置よりも下方の第1位置から、前記第1位置より上方の第2位置に持ち上げる持ち上げ部材と、を備え、
前記第1部材は、
前記媒体の排出方向における下流側の先端部が前記ニップ位置を通過するとき、前記持ち上げ部材によって持ち上げられることにより、前記第1位置から前記第2位置に移動し、
前記媒体の前記排出方向における上流側の後端部が前記ニップ位置を通過するとき、前記第2位置から前記第1位置に移動する、ことを特徴とする媒体排出装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
請求項1に記載の媒体排出装置であって、
前記媒体を前記ローラー対に向けて搬送する搬送部を備え、
前記第1押さえ部材は、第1回転軸を中心にして回転可能な部材であり、前記第1部材と、前記持ち上げ部材に接触する第2部材とを有し、
前記持ち上げ部材は、前記第1回転軸よりも前記排出方向における上流側に配置された第2回転軸を中心にして回転可能であり、前記媒体と接触する第3部材と、前記第2部材と接触する第4部材とを有し、
前記搬送部によって搬送される前記媒体が前記ニップ位置よりも前記排出方向における上流側で前記第3部材に接触すると、前記持ち上げ部材は、前記第2回転軸を中心にして第1方向に回転し、
前記持ち上げ部材が前記第1方向に回転することにより、前記第4部材が前記第2部材を押圧すると、前記第1押さえ部材は、前記第1回転軸を中心にして前記第1方向に回転し、
前記第1部材は、前記第1押さえ部材が前記第1方向に回転することにより、前記第1位置から前記第2位置に移動する、ことを特徴とする媒体排出装置。
【請求項3】
請求項2に記載の媒体排出装置であって、
前記媒体の前記後端部が前記持ち上げ部材から離間すると、前記持ち上げ部材が前記第2回転軸を中心にして、前記第1方向とは反対の第2方向に回転することにより、前記第4部材が前記第2部材から離間し、
前記第4部材が前記第2部材から離間すると、前記第1押さえ部材が前記第1回転軸を中心にして前記第2方向に回転することにより、前記第1部材が前記第2位置から前記第1位置に移動する、ことを特徴とする媒体排出装置。
【請求項4】
請求項2に記載の媒体排出装置であって、
前記第1部材が前記第1位置に位置する場合には、前記第1部材が前記第2位置に位置する場合に比べ、前記第1ローラーの軸方向から見て前記第1部材と前記第1ローラーとが重なる領域が大きい、ことを特徴とする媒体排出装置。
【請求項5】
請求項2に記載の媒体排出装置であって、
前記第1部材が前記第1位置に位置する場合には、前記第1部材が前記第2位置に位置する場合に比べ、前記第1部材の水平面に対する角度が大きい、ことを特徴とする媒体排出装置。
【請求項6】
請求項1に記載の媒体排出装置であって、
前記第1ローラーの軸方向に沿って配列された複数の前記第1押さえ部材を備える、ことを特徴とする媒体排出装置。
【請求項7】
請求項1に記載の媒体排出装置であって、
前記第1ローラーと同軸で回転する弾性部材によって構成され、前記第2ローラーとの間で前記媒体をニップする掻き出し部材を備える、ことを特徴とする媒体排出装置。
【請求項8】
請求項1に記載の媒体排出装置であって、
前記第1押さえ部材の前記第1部材よりも前記排出方向側にある前記載置部上において、前記ローラー対から排出された前記媒体を前記載置部に向けて押圧する第2押さえ部材を備える、ことを特徴とする媒体排出装置。
【請求項9】
媒体が載置される載置部に向けて前記媒体を排出する媒体排出装置であって、
第1ローラーと、前記第1ローラーの上方に位置する第2ローラーとを備え、前記第1ローラー及び前記第2ローラーによって前記媒体をニップして、前記媒体を前記載置部に排出するローラー対と、
前記ローラー対が前記媒体をニップするニップ位置よりも下方に移動可能な第1部材を有し、前記第1部材により前記媒体を押圧する第1押さえ部材と、
前記第1押さえ部材の前記第1部材よりも前記媒体の排出方向側にある前記載置部上において、前記ローラー対から排出された前記媒体を前記載置部に向けて押圧する第2押さえ部材と、を備え、
前記第1部材は、前記媒体が前記ローラー対によってニップされているとき、前記排出方向に沿って延在する、ことを特徴とする媒体排出装置。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の媒体排出装置を備えた電子機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体排出装置及び電子機器に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、一対の排紙ローラー対から用紙スタックに用紙を排出する用紙排出装置が記載されている。この用紙排出装置は、排出方向における排紙ローラー対の下流側に、互いに連動して揺動可能な第1及び第2の用紙押さえ部材を備えている。第1の用紙押さえ部材は、揺動端で用紙を押さえることにより、排出された用紙の後端が排紙ローラー対に残ってしまうことを抑制する。第2の用紙押さえ部材は、揺動半径が第1の用紙押さえ部材よりも短く、揺動端が第1の用紙押さえ部材の揺動端よりも上流側に位置している。排紙ローラー対から排出された用紙は、第2の用紙押さえ部材の揺動端に接触し、下方の用紙スタックに案内される。そして、用紙の後端が排紙ローラー対を通過すると、用紙の後端は、第1の用紙押さえ部材によって用紙スタックに向けて押し下げられる。この構成によれば、用紙の先端側が第1の用紙押さえ部材に接触することがないため、用紙の先端が第1の用紙押さえ部材によって用紙スタックに過度に押さえ付けられることが抑制される。この結果、摩擦抵抗によって用紙の移動が妨げられることが抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-60241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、用紙の先端側を第2の用紙押さえ部材で押さえる構成では、第2の用紙押さえ部材は、用紙の剛性が低い場合等に、排出方向と交差する用紙幅方向の端部を大きく押し下げてしまう恐れがある。この場合、排出される用紙の先端における幅方向の端部が用紙スタック上の用紙の後端と衝突することで、用紙スタック上の用紙が乱れてしまうことが起こり得る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
媒体排出装置は、媒体が載置される載置部に向けて前記媒体を排出する媒体排出装置であって、第1ローラーと、前記第1ローラーの上方に位置する第2ローラーとを備え、前記第1ローラー及び前記第2ローラーによって前記媒体をニップして、前記媒体を前記載置部に排出するローラー対と、前記ローラー対が前記媒体をニップするニップ位置よりも下方に移動可能な第1部材を有し、前記第1部材により前記媒体を押圧する第1押さえ部材と、前記第1部材を、前記ニップ位置よりも下方の第1位置から、前記第1位置より上方の第2位置に持ち上げる持ち上げ部材と、を備え、前記第1部材は、前記媒体の排出方向における下流側の先端部が前記ニップ位置を通過するとき、前記持ち上げ部材によって持ち上げられることにより、前記第1位置から前記第2位置に移動し、前記媒体の前記排出方向における上流側の後端部が前記ニップ位置を通過するとき、前記第2位置から前記第1位置に移動する。
【0006】
媒体排出装置は、媒体が載置される載置部に向けて前記媒体を排出する媒体排出装置であって、第1ローラーと、前記第1ローラーの上方に位置する第2ローラーとを備え、前記第1ローラー及び前記第2ローラーによって前記媒体をニップして、前記媒体を前記載置部に排出するローラー対と、前記ローラー対が前記媒体をニップするニップ位置よりも下方に移動可能な第1部材を有し、前記第1部材により前記媒体を押圧する第1押さえ部材と、前記第1押さえ部材の前記第1部材よりも前記媒体の排出方向側にある前記載置部上において、前記ローラー対から排出された前記媒体を前記載置部に向けて押圧する第2押さえ部材と、を備え、前記第1部材は、前記媒体が前記ローラー対によってニップされているとき、前記排出方向に沿って延在する。
【0007】
電子機器は、上記の媒体排出装置を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像読取装置の概略構成を示す斜視図。
画像読取装置の内部構成を示す断面図。
第1実施形態の媒体排出部の構成を示す側面図。
第1実施形態の媒体排出部の構成を示す平面図。
第1実施形態の媒体排出部が媒体を排出している様子を示す側面図。
第1実施形態の媒体排出部が媒体を排出している様子を示す側面図。
第1実施形態の媒体排出部が媒体を排出している様子を示す側面図。
第2実施形態の媒体排出部を示す側面図。
第2実施形態の媒体排出部を示す平面図。
第2実施形態の媒体排出部が媒体を排出している様子を示す側面図。
第2実施形態の媒体排出部が媒体を排出している様子を示す側面図。
第2実施形態の媒体排出部が媒体を排出している様子を示す側面図。
第3実施形態の媒体排出部を示す側面図。
第3実施形態の媒体排出部が媒体を排出している様子を示す側面図。
第3実施形態の媒体排出部が媒体を排出している様子を示す側面図。
第3実施形態の媒体排出部が媒体を排出している様子を示す側面図。
第3実施形態の媒体排出部が媒体を排出している様子を示す側面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
1.第1実施形態
以下、第1実施形態に係る画像読取装置1の構成について、図面を用いて説明する。
画像読取装置1は、搬送される用紙等の媒体Mに形成されている画像を読み取って、画像データを生成する電子機器である。
【0010】
各図には、互いに交差するX軸、Y軸及びZ軸が示されている。本実施形態では、X軸、Y軸及びZ軸は、互いに直交する。X軸は、画像読取装置1の設置面に対して平行であり、画像読取装置1の幅方向に対応する。Y軸は、画像読取装置1の設置面に対して平行であり、画像読取装置1の奥行き方向に対応する。Z軸は、画像読取装置1の設置面に対して垂直であり、画像読取装置1の高さ方向に対応する。
(【0011】以降は省略されています)

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