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公開番号2025124329
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020302
出願日2024-02-14
発明の名称止水装置及び止水装置の設置構造
出願人文化シヤッター株式会社
代理人弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類E06B 5/00 20060101AFI20250819BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】 中柱が躯体開口部内の物体に干渉するのを防ぐ。
【解決手段】 想定される水の流れ方向に交差するようにして左右両側に並ぶ止水体10,10と、左右の止水体10,10を両端側で支える左右の支柱20,20と、左右の止水体10,10を中央側で支える中柱30とを備えた止水装置において、中柱30は、左右の止水体10,10を前記流れ方向の下流側から受ける中柱本体31と、中柱本体31から前記流れ方向の上流側へ突出して下方側不動面Fに止着される上流側支持部32とを具備する。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
想定される水の流れ方向に交差するようにして左右両側に並ぶ止水体と、左右の前記止水体を両端側で支える左右の支柱と、左右の前記止水体を中央側で支える中柱とを備えた止水装置において、
前記中柱は、左右の前記止水体を前記流れ方向の下流側から受ける中柱本体と、前記中柱本体から前記流れ方向の上流側へ突出して下方側不動面に止着される上流側支持部とを具備することを特徴とする止水装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記中柱本体には、前記上流側支持部が突出する方向を向くように、左右の前記止水体をそれぞれ下流側から受ける止水体受面が設けられていることを特徴とする請求項1記載の止水装置。
【請求項3】
前記止水体受面が、前記中柱本体の左右両側にそれぞれ設けられ、
左右の前記止水体受面の間に、左右の前記止水体をこれらの間で支持する支持柱が設けられ、
前記上流側支持部は、前記支持柱よりも上流側へ突出していることを特徴とする請求項2記載の止水装置。
【請求項4】
躯体開口部の両側の見付面よりも下流側に、前記中柱の構成部分を有しないことを特徴とする請求項1~3何れか1項記載の止水装置の設置構造。
【請求項5】
躯体開口部の内側に、開閉装置が設置され、
前記開閉装置よりも上流側に、前記中柱を設置したことを特徴とする請求項4記載の止水装置の設置構造。
【請求項6】
躯体開口部の両側の見付面に、それぞれ、左右の前記支柱を設け、前記見付面よりも上流側に前記中柱を設けたことを特徴とする請求項4記載の止水装置の設置構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、左右の止水体をこれらの中央側の中柱により支えるようにした止水装置、及び止水装置の設置構造に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
台風や集中豪雨などによる増水が建物や地下道等の躯体開口部に侵入すると、浸水による甚大な被害を及ぼすおそれがある。そこで、このような事態に備えて、建物や地下道などの躯体開口部の両側の見付面に、板状の止水体を支持するための支柱(スペーサ部材)を常設しておき、増水が発生したときには、常設の前記支柱に止水板を接続することで、前記躯体開口部を塞ぎ、水の侵入を阻むようにした止水装置が従来知られている(特許文献1参照)。
ところで、このような止水装置において、前記躯体開口部の横幅が比較的大きい場合には、左右に隣接するように止水体を二枚設け、これら二枚の止水体をその中央側の中柱に支えるようにしている。通常、このような中柱は、二枚の止水体が受ける水圧により下流側へ撓まないように、下流側に突出して下方側不動面に接する部分(以下、下流側支持部と称する)を一体的に有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-184754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記構成によれば、前記下流側支持部が躯体開口部の内側に位置する。
しかしながら、躯体開口部の内側には、ドア等の建具やシャッター装置が設置され場合が多い。このような場合、前記建具やシャッターカーテン等が、前記下流側支持部に干渉してしまうおそれがある。
そこで、従来では、躯体開口部の内側に、建具やシャッター装置等の開閉装置が設置される場合には、この開閉装置を外してから止水装置を設置するか、あるいは、止水装置を躯体開口部の見付面から上流側へ大きく離して設置し、この止水装置の支柱を、ブラケット等を用いて見付面に接続する必要があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このような課題に鑑みて、本発明の一つは、以下の構成を具備するものである。
想定される水の流れ方向に交差するようにして左右両側に並ぶ止水体と、左右の前記止水体を両端側で支える左右の支柱と、左右の前記止水体を中央側で支える中柱とを備えた止水装置において、前記中柱は、左右の前記止水体を前記流れ方向の下流側から受ける中柱本体と、前記中柱本体から前記流れ方向の上流側へ突出して下方側不動面に止着される上流側支持部とを具備することを特徴とする止水装置。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、以上説明したように構成されているので、中柱が躯体開口部内の物体に干渉するのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明に係る止水装置の一例を示す斜視図である。
同止水装置について、止水体を支柱及び中柱から外した状態を示す斜視図である。
止水体の要部斜視図である。
支柱の下部側を示す斜視図である。
中柱の下部側を示す斜視図である。
同止水装置について、止水体を支柱及び中柱に装着している様子を示す平面図である。
同止水装置について、止水体を支柱及び中柱に装着した状態を示す平面図である。
図7の(VIII)-(VIII)線に沿う縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
次に、本発明に係る実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
以下の説明において、上流側とは、想定される水の流れの方向における上流側を意味し、下流側とは、想定される水の流れの方向における下流側であって前記上流側に対する逆方向側を意味する。本実施形態では、屋外側から屋内側へ水が流れるものと想定している。
【0009】
止水装置1は、想定される水の流れ方向に略直交するようにして左右両側に並ぶ止水体10,10と、左右の止水体10,10をこれらの両端側で支える左右の支柱20,20と、左右の止水体10,10をこれらの中央側で支える中柱30とを備える(図1及び図2参照)。
【0010】
各止水体10は、横長矩形状の本体板11と、この本体板11の下側で左右側方へそれぞれ突出する下側係合突部12と、同本体板11の下側係合突部12よりも上側で左右側方へそれぞれ突出する上側係合突部13と、左右両側でそれぞれ支柱20と中柱30に係脱するラッチ装置14と、本体板11の一方(図示例によれば上流側)の面に設けられた複数の取手15とを一体的に具備する(図3参照)。
(【0011】以降は省略されています)

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