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公開番号
2025126047
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-28
出願番号
2024022413
出願日
2024-02-16
発明の名称
液晶組成物及び液晶素子
出願人
九州ナノテック光学株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09K
19/02 20060101AFI20250821BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】応答性とコントラストが良好である液晶素子の製造を実現できる液晶組成物、及び応答性とコントラストが良好である液晶素子を提供する。
【解決手段】重合可能な有機化合物と、液晶化合物とを含む液晶組成物であって、液晶組成物の比抵抗値が1×10
-11
Ω・m以上1×10
-5
Ω・m未満である液晶組成物。面状の第1の基材と、第1の基材の一方の面側に配置されていると共に導電性を有する第1の導電膜と、第1の導電膜の、第1の基材とは反対側に配置されていると共に液晶組成物を有する液晶層と、液晶層の、第1の導電膜とは反対側に配置されていると共に導電性を有する第2の導電膜と、第2の導電膜の、液晶層とは反対側に配置された面状の第2の基材とを備え、液晶組成物は、重合可能な有機化合物と、液晶化合物とを含み、液晶組成物の比抵抗値が1×10
-11
Ω・m以上1×10
-5
Ω・m未満である液晶素子。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
重合可能な有機化合物と、液晶化合物とを含む液晶組成物であって、
前記液晶組成物の比抵抗値が1×10
-11
Ω・m以上1×10
-5
Ω・m未満である
液晶組成物。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
ピペリジン化合物、リン酸化合物、またはハロゲン化合物から選ばれる少なくとも1つの添加化合物を含む
請求項1に記載の液晶組成物。
【請求項3】
前記添加化合物の含有量は、前記液晶組成物の全量基準で0.2~17質量%である
請求項2に記載の液晶組成物。
【請求項4】
前記液晶組成物の比抵抗値が1×10
-9
Ω・m以上1×10
-7
Ω・m未満である
請求項3に記載の液晶組成物。
【請求項5】
前記添加化合物の含有量は、前記液晶組成物の全量基準で5.0~14.0質量%である
請求項4に記載の液晶組成物。
【請求項6】
前記添加化合物は、ピペリジン-4-カルボン酸エチルであり、
前記添加化合物の含有量は、前記液晶組成物の全量基準で5.0~13.0質量%である
請求項4に記載の液晶組成物。
【請求項7】
面状の第1の基材と、
該第1の基材の一方の面側に配置されていると共に導電性を有する第1の導電膜と、
該第1の導電膜の、前記第1の基材とは反対側に配置されていると共に液晶組成物を有する液晶層と、
該液晶層の、前記第1の導電膜とは反対側に配置されていると共に導電性を有する第2の導電膜と、
該第2の導電膜の、前記液晶層とは反対側に配置された面状の第2の基材とを備え、
前記液晶組成物は、重合可能な有機化合物と、液晶化合物とを含み、
前記液晶組成物の比抵抗値が1×10
-11
Ω・m以上1×10
-5
Ω・m未満である
液晶素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は液晶組成物及び液晶素子に関する。詳しくは、例えば液晶ディスプレイに使用される液晶組成物、及び本発明の液晶組成物が使用された液晶素子に係るものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶表示パネルなどの液晶素子は、家庭用各種電気機器、測定機器、自動車用パネル、ワープロ、電子手帳、プリンター、コンピュータ、テレビなどに使用されている。
【0003】
液晶素子は、一対のガラス基板間に液晶層が封入された構成である。
また、ガラス基板には、液晶層に電界を印加するための電極が設けられ、この電界を制御することで、液晶層中に含まれる液晶分子の配向が変化し、画像を表示できる。
この液晶層を構成する材料が液晶組成物であり、従来、様々な液晶組成物が提案されてきた。
【0004】
例えば特許文献1には、2つの側鎖の間に2~4の環構造を有し、1つ以上の環構造が2,3-ジフルオロベンゼン骨格で、2つの側鎖がそれぞれ異なる環構造に連結する化合物における2,3-ジフルオロベンゼン骨格の位置が異なり、かつ、環構造の数が同じ化合物を2種以上含有する液晶組成物が記載されている。
【0005】
ここで、環構造の数をNとして、2つの側鎖の分子量が異なる場合は、分子量が大きい側鎖が連結する環構造の位置を1、分子量が小さい側鎖が連結する環構造の位置をNと定義し、その間の環構造を含めて順に1からNまで連続番号を付し、2つの側鎖の分子量が同じ場合は、側鎖が連結する環構造の位置を1、側鎖が連結しない環構造の位置を2と定義する。
このような液晶組成物は、結晶化温度が低く、相溶性に優れるという効果を発揮する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-27165号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、特許文献1に記載されているような強誘電性液晶組成物を有する液晶素子は、ネマチック液晶を有する液晶素子と比較して10倍以上の高速応答性が得られるが、強誘電性液晶組成物を用いて薄膜トランジスタ-駆動を行うには、比抵抗値の高い液晶材料が必須になる。
【0008】
そして、特許文献1に記載された液晶組成物の比抵抗値は、10
11
Ω・cm以上すなわち10
9
Ω・m以上であるが、このように比抵抗値が高いと、ヒステリシスが大きくなり、液晶素子の表示遅れや応答性の不具合が生じ、またコントラストも悪くなるという問題があった。
【0009】
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、応答性とコントラストが良好である液晶素子の製造を実現できる液晶組成物、及び応答性とコントラストが良好である液晶素子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するために発明者が鋭意研究を重ねた結果、従来の液晶組成物の比抵抗値10
9
Ω・m以上という値に比べて比抵抗値が非常に低く、しかも比抵抗値が特定の範囲に入る液晶組成物を液晶素子に使用したときに、応答性とコントラストが良好となることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、上記の目的を達成するために、本発明の液晶組成物は、重合可能な有機化合物と、液晶化合物とを含む液晶組成物であって、前記液晶組成物の比抵抗値が1×10
-11
Ω・m以上1×10
-5
Ω・m未満である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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