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公開番号
2025127323
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024023994
出願日
2024-02-20
発明の名称
内燃機関のバルブ支持構造
出願人
スズキ株式会社
代理人
弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類
F02F
1/24 20060101AFI20250825BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】開口部の近傍に配置されるバルブが摺動時に傾くことを防止して、バルブやバルブガイドが摩耗することを抑制できる内燃機関のバルブ支持構造を提供すること。
【解決手段】内燃機関1のバルブ支持構造は、シリンダヘッド2の後壁2Cに開口し、ウォータジャケット21に連通する開口部2Dと、気筒列方向Aで開口部2Dに対向し、かつウォータジャケット21を貫通して上下方向に延びる排気バルブガイド用ボス部2Aと、排気バルブガイド用ボス部2Aに、排気バルブガイド7Aを介して摺動自在に配置される排気バルブ7とを備えている。ウォータジャケット21内に補強用リブ23が配置されており、補強用リブ23は、排気バルブガイド用ボス部2Aから開口部2D側に延び、かつ、ウォータジャケット21の天井壁21Aから底壁21Bまで延びている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
シリンダヘッドに形成されたウォータジャケットと、
前記シリンダヘッドの気筒列方向の端部に位置する壁部に開口し、前記ウォータジャケットに連通する開口部と、
前記気筒列方向で前記開口部に対向し、かつ前記ウォータジャケットを貫通して上下方向に延びるバルブガイド用ボス部と、
前記バルブガイド用ボス部にバルブガイドを介して摺動自在に取付けられたバルブとを備えた内燃機関のバルブ支持構造であって、
前記ウォータジャケット内に補強用リブが配置されており、
前記補強用リブは、前記バルブガイド用ボス部から前記開口部側に延び、かつ、前記ウォータジャケットの天井壁から底壁まで延びていることを特徴とする内燃機関のバルブ支持構造。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記シリンダヘッドは、前記シリンダヘッドをシリンダブロックに締結するボルトが挿入される一対のヘッドボルト孔を有し、
前記一対のヘッドボルト孔は、前記シリンダヘッドにおける前記気筒列方向で前記バルブガイド用ボス部より前記壁部側に位置し、かつ、前記気筒列方向と交差する方向に延びる仮想直線に沿って配置されており、
前記補強用リブは、前記バルブガイド用ボス部から前記気筒列方向で前記仮想直線よりも前記壁部側に延びていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のバルブ支持構造。
【請求項3】
前記ウォータジャケットは、前記バルブガイド用ボス部の周辺から前記開口部に向かって冷却水を流す出口通路部を有し、
前記出口通路部は、前記気筒列方向と交差する方向で互いに対向して上下方向に延びる一対の内壁を有し、
前記一対の内壁は、冷却水の流れ方向で前記開口部に向かってその間隔が縮小する通路幅縮小部を有し、
前記補強用リブは、前記開口部側の先端部が冷却水の流れ方向で前記通路幅縮小部より前記バルブガイド用ボス部側に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関のバルブ支持構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関のバルブ支持構造に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
シリンダヘッドに設けられた排気バルブにおいて、バルブが上下動する際に発生するバルブガイドの摩耗を低減するバルブ支持構造が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載されるバルブ支持構造は、排気バルブをシリンダヘッドに移動可能に支持している。
【0004】
排気バルブは、シリンダヘッドに設けられた貫通孔を貫通するように配置され、排気バルブの軸部を移動可能に案内する円筒状のバルブガイドと、バルブガイドとシリンダヘッドとの間に配置された円筒状の緩衝材とを備えている。
【0005】
このバルブ支持構造によれば、バルブ軸部がバルブガイドに対して傾いた際、バルブガイドも軸部に合わせて傾くことでバルブの軸部とバルブガイドとの接触面積が大きくなる。これにより、バルブが上下動する際に発生するバルブガイドの摩耗が低減される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-80879号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、バルブ軸やバルブガイドが傾く要因の1つにシリンダヘッドの剛性が関与している。
【0008】
シリンダヘッドにはウォータジャケットが形成されており、シリンダヘッドの壁部にはウォータジャケットと連通する開口部が形成されている。開口部の近傍では、シリンダヘッドの剛性が小さいため、この開口部の近傍にバルブガイドが配置されている場合には、他の部位と比べてバルブ軸やバルブガイドの傾きが生じ易いという問題がある。
【0009】
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、開口部の近傍に配置されるバルブが摺動時に傾くことを防止して、バルブやバルブガイドが摩耗することを抑制できる内燃機関のバルブ支持構造を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、シリンダヘッドに形成されたウォータジャケットと、前記シリンダヘッドの気筒列方向の端部に位置する壁部に開口し、前記ウォータジャケットに連通する開口部と、前記気筒列方向で前記開口部に対向し、かつ前記ウォータジャケットを貫通して上下方向に延びるバルブガイド用ボス部と、前記バルブガイド用ボス部にバルブガイドを介して摺動自在に取付けられたバルブとを備えた内燃機関のバルブ支持構造であって、前記ウォータジャケット内に補強用リブが配置されており、前記補強用リブは、前記バルブガイド用ボス部から前記開口部側に延び、かつ、前記ウォータジャケットの天井壁から底壁まで延びていることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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