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公開番号
2025128519
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024025223
出願日
2024-02-22
発明の名称
乾燥装置
出願人
東レエンジニアリング株式会社
代理人
弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類
F26B
3/30 20060101AFI20250827BHJP(乾燥)
要約
【課題】基材が第一乾燥部から第二乾燥部に移行する際に、塗膜の温度が低下することを抑える。
【解決手段】乾燥装置10は、基材Wに塗布された塗膜Pを乾燥させる第一乾燥部11と、前記第一乾燥部11から移行した前記基材Wの前記塗膜Pを更に乾燥させる第二乾燥部12と、を有する。前記第一乾燥部11は、前記塗膜Pを加熱する第一加熱装置21と、前記第一乾燥部11の雰囲気温度を高める、又は、前記第一乾燥部11で前記基材W若しくは前記塗膜Pを加熱する第二加熱装置22と、を有する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材に塗布された塗膜を乾燥させる第一乾燥部と、
前記第一乾燥部から移行した前記基材の前記塗膜を更に乾燥させる第二乾燥部と、
を有し、
前記第一乾燥部は、
前記塗膜を加熱する第一加熱装置と、
前記第一乾燥部の雰囲気温度を高める、又は、前記第一乾燥部で前記基材若しくは前記塗膜を加熱する第二加熱装置と、
を有する、
乾燥装置。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記第一加熱装置は、前記塗膜に赤外線を照射する赤外線加熱装置を含む、
請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項3】
前記赤外線加熱装置は、前記塗膜に赤外線レーザを照射するレーザ照射器を含む、
請求項2に記載の乾燥装置。
【請求項4】
前記第一乾燥部は、前記基材が通る第一処理室を内部に有する第一筐体を有し、
前記第二乾燥部は、前記基材が通る第二処理室を内部に有する第二筐体を有し、
前記第一筐体と前記第二筐体とは隣接している、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の乾燥装置。
【請求項5】
前記第二加熱装置は、前記第一処理室に設けられ熱風を供給する供給ノズルを含む、
請求項4に記載の乾燥装置。
【請求項6】
前記供給ノズルは、前記第一処理室に設けられていて、前記第二処理室に向かう方向の速度成分を有する熱風を噴出する、
請求項5に記載の乾燥装置。
【請求項7】
前記供給ノズルは、前記第一加熱装置による前記塗膜に対する加熱領域よりも、前記基材の移動方向の上流側に位置する、
請求項6に記載の乾燥装置。
【請求項8】
前記第二加熱装置は、前記基材のうち、前記塗膜の塗布面の反対面側に位置し前記基材を加熱する、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の乾燥装置。
【請求項9】
前記第一乾燥部は、前記基材が通る第一処理室を内部に有する第一筐体を有し、
前記第一加熱装置は、前記第一処理室を通る前記基材の前記塗膜に赤外線を照射する赤外線加熱装置を含み、
前記赤外線加熱装置は、前記第一筐体の外に位置し、
前記第一筐体は、前記赤外線を通過させる開口を有する、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の乾燥装置。
【請求項10】
前記第二加熱装置は、熱風を供給する前段の供給ノズルを含み、
前記第二乾燥部は、熱風を供給する後段の供給ノズルを含む、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の乾燥装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乾燥装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
二次電池が有する電極は、様々な工程を経て製造される。その様々な工程のうちの一つとして、液体状の電極材料を基材に塗布し、その基材に形成された塗膜を乾燥させる工程が存在する。そのような工程を含む電極の製造方法が、特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-25051号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図4は、基材に塗布された塗膜を乾燥させる従来の乾燥装置の説明図である。乾燥装置90は、複数のステージ(処理領域)を有して構成され、基材Wを各ステージに搬送して塗膜Pの乾燥処理を行う。つまり、乾燥装置90は、第一ステージとして、塗膜Pを加熱して乾燥させる第一乾燥部91と、第二ステージとして、第一乾燥部91から移行した基材Wの塗膜Pを更に加熱して乾燥させる第二乾燥部92とを有する。
【0005】
第一乾燥部91は、赤外線加熱装置911を有する。赤外線加熱装置911は、赤外線により塗膜Pを加熱する。赤外線を塗膜Pに照射する場合、塗膜Pの表面温度を高めることは可能であるが、塗膜Pの全体にわたって温度が上昇していない場合がある。
第一乾燥部91から基材Wが移行する第二乾燥部92では、例えば熱風を用いて塗膜Pの乾燥が行われる。前記のとおり、第一乾燥部91において塗膜Pの全体が温度上昇しておらず、このため、基材Wが第二乾燥部92に移行する際、塗膜Pの温度は大きく低下する。
【0006】
図5は、塗膜Pの表面の温度を示すグラフである。図5の横軸は、第一乾燥部91及び第二乾燥部92における塗膜Pの温度の測定位置を示す。測定位置Q1は、赤外線の照射領域(加熱領域S1)に含まれ(図4参照)、この測定位置Q1で塗膜Pの表面の温度は高くなる。
測定位置Q2は、赤外線の照射領域から外れた位置である。測定位置Q2で、塗膜Pの表面の温度は急激に低下する(図5参照)。これは、前記のとおり赤外線によって塗膜Pの表面は高温となっているが、塗膜Pの全体の温度が高められていないためである。
【0007】
測定位置Q3は、第二乾燥部92の上流側位置である。第二乾燥部92では熱風が与えられて高温となっている。測定位置Q3で、一旦温度が低下した塗膜Pの温度が上昇する。
図5に示すように、基材Wが第二乾燥部92に移行する際に、塗膜Pの温度は大きく低下し、エネルギーのロスが大きくなるという課題がある。
【0008】
そこで、本発明は、基材が第一乾燥部から第二乾燥部に移行する際に、塗膜の温度が低下することを抑えることが可能となる乾燥装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の乾燥装置は、基材に塗布された塗膜を乾燥させる第一乾燥部と、前記第一乾燥部から移行した前記基材の前記塗膜を更に乾燥させる第二乾燥部と、を有し、前記第一乾燥部は、前記塗膜を加熱する第一加熱装置と、前記第一乾燥部の雰囲気温度を高める、又は、前記第一乾燥部で前記基材若しくは前記塗膜を加熱する第二加熱装置と、を有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の乾燥装置によれば、第一乾燥部から第二乾燥部に基材が移行する際に、塗膜の温度の低下が抑えられる。その結果、エネルギーのロスの低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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