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公開番号
2025129912
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-05
出願番号
2024026887
出願日
2024-02-26
発明の名称
チタン合金とその製造方法
出願人
国立大学法人東北大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C22C
14/00 20060101AFI20250829BHJP(冶金;鉄または非鉄合金;合金の処理または非鉄金属の処理)
要約
【課題】室温および高温で、高い強度を有するTi-Al-O-X型のチタン合金と、その製造方法を提供する。
【解決手段】本発明のチタン合金は、酸素を1~5at%、アルミニウムを7~15at%、かつβ相安定化元素を1.5~12at%の比率で含有し、残部がチタンと不可避不純物からなり、α相、および、α
2
相とβ相とβ
1
相とラーベス相のうち一種以上の析出相、が存在する組織を有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
酸素を1~5at%、アルミニウムを7~15at%、かつβ相安定化元素を1.5~12at%の比率で含有し、残部がチタンと不可避不純物からなり、
α相、および、α
2
相とβ相とβ
1
相とラーベス相のうち一種以上の析出相、が存在する組織を有する、ことを特徴とするチタン合金。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記β相安定化元素として、モリブデン、クロム、鉄のうち、一種以上を含有する、ことを特徴とする請求項1に記載のチタン合金。
【請求項3】
前記β相安定化元素として、前記モリブデンを1.5~12at%の比率で含有する、ことを特徴とする請求項2に記載のチタン合金。
【請求項4】
前記β相安定化元素として、前記クロムを1.5~12at%の比率で含有する、ことを特徴とする請求項2に記載のチタン合金。
【請求項5】
前記β相安定化元素として、前記鉄を1.5~9at%の比率で含有する、ことを特徴とする請求項2に記載のチタン合金。
【請求項6】
請求項1または2のいずれかに記載のチタン合金の製造方法であって、
前記チタン、前記アルミニウム、前記β相安定化元素、および、酸素を含むチタンを溶解する混合物作製工程と、
900℃以上、1300℃以下の均質化処理を行う均質化処理工程と、を有することを特徴とするチタン合金の製造方法。
【請求項7】
前記均質化処理工程の後に、500℃以上、850℃以下の時効処理を行う時効処理工程を、さらに有する、ことを特徴とする請求項6に記載のチタン合金の製造方法。
【請求項8】
請求項1または2のいずれかに記載のチタン合金の製造方法であって、
前記チタン、前記アルミニウム、前記β相安定化元素、および、酸素を含むチタンを溶解する混合物作製工程と、
500℃以上、850℃以下の時効処理を行う時効処理工程と、を有することを特徴とするチタン合金の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、チタン合金とその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
チタン合金は、軽量であり、生体適合性が高く、かつ耐食性に優れるため、航空機等の高温部材、医療部材、高耐食部材として利用されている。特に高温部材では、燃費向上などの観点から、高比強度化、耐用温度の上昇が求められている。
【0003】
現在最も広く利用されているTi-6Al-4V、ニアα型合金は、α相(A3)とβ相(A2)の相分率によって特性が制御されており、耐熱性に優れるα相を強化、安定化することで、高温における強度が得られている。α相安定化元素としては、Al、Sn、Zrが広く利用されているが、それらの添加量が増加すると、α
2
-Ti
3
Al相(D0
19
)が析出し、脆化を招くことがあると考えられている。現在利用されているα+β型の合金は、このα
2
相が析出しない最大の量までα相安定化元素が添加されており、α相による強化の余地は大きくはないと言える。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
小柳禎彦:まてりあ、第58巻、第4号(2019)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、室温および高温で、高い強度を有するTi-Al-O-X型のチタン合金と、その製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用している。
【0007】
(1)本発明の一態様に係るチタン合金は、酸素を1~5at%、アルミニウムを7~15at%、かつβ相安定化元素を1.5~12at%の比率で含有し、残部がチタンと不可避不純物からなり、α相、および、α
2
相とβ相とβ
1
相とラーベス相のうち一種以上の析出相、が存在する組織を有する。
【0008】
(2)上記(1)に記載のチタン合金において、前記β相安定化元素として、モリブデン、クロム、鉄のうち、一種以上を含有してもよい。
【0009】
(3)上記(2)に記載のチタン合金において、前記β相安定化元素として、前記モリブデンを1.5~12at%の比率で含有してもよい。
【0010】
(4)上記(2)に記載のチタン合金において、前記β相安定化元素として、前記クロムを1.5~12at%の比率で含有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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