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公開番号
2025132317
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024029783
出願日
2024-02-29
発明の名称
固体電解質、イオン伝導体、シート、電極、セパレータ及び蓄電デバイス
出願人
日本特殊陶業株式会社
代理人
弁理士法人真明センチュリー
主分類
H01B
1/06 20060101AFI20250903BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】界面抵抗を低減できる固体電解質、イオン伝導体、シート、電極、セパレータ及び蓄電デバイスを提供する。
【解決手段】固体電解質は、Li,La,Zr及びOを含むガーネット型の結晶構造を有し、X線光電子分光法において、単色化したAlKα線を照射して検出されたO1sスペクトル中のLi-O結合に相当する第1ピークの面積強度を第1強度とし、第1ピークの結合エネルギーよりも結合エネルギーが大きい位置に存在するピークの面積強度を第2強度とし、単色化したCrKα線を照射して検出されたO1sスペクトル中のLi-O結合に相当する第3ピークの面積強度を第3強度とし、第3ピークの結合エネルギーよりも結合エネルギーが大きい位置に存在するピークの面積強度を第4強度としたときに、第2強度は第1強度よりも大きく、第4強度は第3強度よりも小さい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
Li,La,Zr及びOを含むガーネット型の結晶構造を有する固体電解質であって、
X線光電子分光法において、単色化したAlKα線を照射して検出されたO1sスペクトル中のLi-O結合に相当する第1ピークの面積強度を第1強度とし、前記第1ピークの結合エネルギーよりも結合エネルギーが大きい位置に存在するピークの面積強度を第2強度とし、
単色化したCrKα線を照射して検出されたO1sスペクトル中のLi-O結合に相当する第3ピークの面積強度を第3強度とし、前記第3ピークの結合エネルギーよりも結合エネルギーが大きい位置に存在するピークの面積強度を第4強度としたときに、
前記第2強度は前記第1強度よりも大きく、前記第4強度は前記第3強度よりも小さい固体電解質。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記第2強度および前記第4強度は、O-H、C-O、C-O
2
、C-O
3
及びS-Oのいずれか1以上の化学結合に対応する請求項1記載の固体電解質。
【請求項3】
Mg及びSrをさらに含む請求項1又は2に記載の固体電解質。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の固体電解質と、
非水溶媒にリチウム塩が溶解した電解液と、を含むイオン伝導体。
【請求項5】
請求項4に記載のイオン伝導体と、
前記固体電解質を結着するバインダーと、を含むシート。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の固体電解質を含む電極。
【請求項7】
保護層は請求項1又は2に記載の固体電解質を含み、前記保護層と接する電極。
【請求項8】
請求項6記載の電極を含む蓄電デバイス。
【請求項9】
請求項7記載の電極を含む蓄電デバイス。
【請求項10】
請求項1又は2に記載の固体電解質を含むセパレータ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は固体電解質、イオン伝導体、シート、電極、セパレータ及び蓄電デバイスに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
Li,La及びZrを含むガーネット型の結晶構造を有する酸化物系の固体電解質は、大気中の水分および二酸化炭素と反応して固体電解質の表面に異相を生成する。異相は固体電解質の界面抵抗を増加させ、イオン伝導率を低下させる。特許文献1に開示された先行技術は、不活性ガス雰囲気等において650℃以上の温度域で熱処理し、固体電解質のイオン伝導率を回復させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-219017号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
先行技術のように固体電解質の界面抵抗を低減する技術が要求されている。
【0005】
本発明はこの要求に応えるためになされたものであり、界面抵抗を低減できる固体電解質、イオン伝導体、シート、電極、セパレータ及び蓄電デバイスの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するための第1の態様は固体電解質であって、Li,La,Zr及びOを含むガーネット型の結晶構造を有し、X線光電子分光法において、単色化したAlKα線を照射して検出されたO1sスペクトル中のLi-O結合に相当する第1ピークの面積強度を第1強度とし、第1ピークの結合エネルギーよりも結合エネルギーが大きい位置に存在するピークの面積強度を第2強度とし、単色化したCrKα線を照射して検出されたO1sスペクトル中のLi-O結合に相当する第3ピークの面積強度を第3強度とし、第3ピークの結合エネルギーよりも結合エネルギーが大きい位置に存在するピークの面積強度を第4強度としたときに、第2強度は第1強度よりも大きく、第4強度は第3強度よりも小さい。
【0007】
第2の態様は、第1の態様において、第2強度および第4強度は、O-H、C-O、C-O
2
、C-O
3
及びS-Oのいずれか1以上の化学結合に対応する。
【0008】
第3の態様は、第1又は第2の態様において、Mg及びSrをさらに含む。
【0009】
第4の態様はイオン伝導体であって、第1から第3の態様のいずれかにおける固体電解質と、非水溶媒にリチウム塩が溶解した電解液と、を含む。
【0010】
第5の態様はシートであって、第1から第3の態様のいずれかにおける固体電解質、又は、第4の態様におけるイオン伝導体と、固体電解質を結着するバインダーと、を含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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