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公開番号2025132333
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029809
出願日2024-02-29
発明の名称非水電解液および電気化学素子
出願人日本特殊陶業株式会社
代理人弁理士法人真明センチュリー
主分類H01M 10/0567 20100101AFI20250903BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】脱溶媒和抵抗を低減できる非水電解液および電気化学素子を提供する。
【課題手段】非水電解液は、200wtppb以上のジルコニウム及び30wtppb以上のランタンの少なくとも一方を含む。非水電解液は10wtppb以上のストロンチウムをさらに含んでもよい。非水電解液は、ジルコニウム及びランタンを含み、ジルコニウムの濃度に対するランタンの濃度の比率は0.2以上0.5以下であってよい。電気化学素子は非水電解液を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
２００ｗｔｐｐｂ以上のジルコニウム及び３０ｗｔｐｐｂ以上のランタンの少なくとも一方を含む非水電解液。
続きを表示（約 180 文字）【請求項２】
１０ｗｔｐｐｂ以上のストロンチウムをさらに含む請求項１記載の非水電解液。
【請求項３】
ジルコニウム及びランタンを含み、ジルコニウムの濃度に対するランタンの濃度の比率は０．２以上０．５以下である請求項１記載の非水電解液。
【請求項４】
請求項１から３のいずれかに記載の非水電解液を含む電気化学素子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は非水電解液および電気化学素子に関する。
続きを表示（約 850 文字）【背景技術】
【０００２】
電解質を非水溶媒に溶解した非水電解液は、溶媒分子に配位した状態で電荷担体（イオン）が存在する。特許文献１に開示された先行技術は、非水電解液を含む電気化学素子の入出力特性の向上のため、非水電解液が、溶媒和イオン液体、低粘度有機溶媒および負極界面安定化剤を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－１４５０５４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
非水電解液は、溶媒分子に配位した電荷担体が電極の界面で脱溶媒和して電極を移動するため、電気化学素子の入出力特性に影響を与える脱溶媒和抵抗を低減する技術が求められている。
【０００５】
本発明はこの要求に応えるためになされたものであり、脱溶媒和抵抗を低減できる非水電解液および電気化学素子の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
この目的を達成するための第１の態様は非水電解液であって、２００ｗｔｐｐｂ以上のジルコニウム及び３０ｗｔｐｐｂ以上のランタンの少なくとも一方を含む。
【０００７】
第２の態様は、第１の態様において、１０ｗｔｐｐｂ以上のストロンチウムをさらに含む。
【０００８】
第３の態様は、第１又は第２の態様において、ジルコニウムの濃度に対するランタンの濃度の比率は０．２以上０．５以下である。
【０００９】
第４の態様は電気化学素子であって、第１から第３の態様のいずれかの非水電解液を含む。
【発明の効果】
【００１０】
本発明の非水電解液は、２００ｗｔｐｐｂ以上のジルコニウム及び３０ｗｔｐｐｂ以上のランタンの少なくとも一方を含むため、脱溶媒和抵抗を低減できる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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