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公開番号
2025129986
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-05
出願番号
2024027018
出願日
2024-02-26
発明の名称
セラミックス部材、および基板保持部材
出願人
日本特殊陶業株式会社
代理人
弁理士法人i-MIRAI
,
個人
,
個人
主分類
H01L
21/683 20060101AFI20250829BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ガス流路を容易に形成することができ、基板の表面温度の均一性に寄与することができるセラミックス部材、および基板保持部材を提供する。
【解決手段】セラミックス部材100であって、セラミックス焼結体からなる基台110と、前記基台110の一方の主面112に形成された金属層120と、を備え、前記金属層120は、前記基台110の一方の主面112側の下面122と対向する上面124に開口したガス流路126を有し、前記基台110および前記金属層120は、前記ガス流路126に連通する1または複数の貫通孔130を有し、前記ガス流路126の表面は、前記金属層120のみが露出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
セラミックス部材であって、
セラミックス焼結体からなる基台と、
前記基台の一方の主面に形成された金属層と、を備え、
前記金属層は、前記基台の一方の主面側の下面と対向する上面に開口したガス流路を有し、
前記基台および前記金属層は、前記ガス流路に連通する1または複数の貫通孔を有し、
前記ガス流路の表面は、前記金属層のみが露出する、ことを特徴とするセラミックス部材。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記基台は、媒体流路が形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のセラミックス部材。
【請求項3】
前記金属層の厚みは、400μm以上1200μm以下である、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のセラミックス部材。
【請求項4】
前記金属層は、高周波電極である、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のセラミックス部材。
【請求項5】
前記基台の側面の少なくとも一部に形成され、前記金属層と電気的に接続された第2の金属層をさらに備える、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のセラミックス部材。
【請求項6】
基板保持部材であって、
セラミックス焼結体からなる基台と、
前記基台の一方の主面に形成された金属層と、
前記金属層の前記基台の一方の主面側の下面に対向する上面に接合層を介して前記金属層と接合された、基板載置面を有する静電チャックと、を備え、
前記金属層は、前記静電チャックの前記基板載置面に対向する下面と前記金属層の下面との間にガス流路を有し、
前記基台および前記金属層は、前記ガス流路に連通する1または複数の貫通孔を有し、
前記静電チャックは、前記基板載置面に開口し、前記ガス流路に連通する1または複数の第2の貫通孔を有し、
前記ガス流路の表面は、前記接合層または前記静電チャックの少なくとも一方、および前記金属層のみが露出する、ことを特徴とする基板保持部材。
【請求項7】
前記基台は、媒体流路が形成されている、ことを特徴とする請求項6に記載の基板保持部材。
【請求項8】
前記金属層の厚みは、400μm以上1200μm以下であることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の基板保持部材。
【請求項9】
前記金属層は、高周波電極である、ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の基板保持部材。
【請求項10】
前記基台の側面の少なくとも一部に形成され、前記金属層と電気的に接続された第2の金属層をさらに備える、ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の基板保持部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、セラミックス部材、および基板保持部材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
減圧容器内に基板(ウエハ)を設置し、基板上に原料ガスを供給して高周波電流(RF)などによって原料ガスをプラズマ化し、基板上に化学反応によって生成された物質を堆積させることで薄膜を形成するプラズマCVD等の成膜装置や、基板の表面に溝やパターン等を形成するため、プラズマを用いて削り取るプラズマエッチング装置において、静電チャック等に代表される基板保持部材が用いられている。
【0003】
このような半導体プロセスにおいては、製造歩留まりの向上や単位時間当たりの処理枚数を増加させるため、ウエハの温度をできるだけ早く目的の温度となるように冷却したり、温度を均一に保つといった処理が必要である。このような手段の一つとして基板の載置面にHeやArといった不活性ガスを供給することが行われている。
【0004】
特許文献1には、基板処理装置として、チャンバと、前記チャンバ内に設けられ、基板を載置する載置台と、高周波電力を印加する高周波電源と、前記チャンバ内に所望のガスを供給するガス供給源と、を備え、前記載置台は、冷媒を通す流路が形成された第1のセラミックスの基材と、前記第1のセラミックスの基材の基板が載置される側の主面及び側面に形成された第1の導電層と、前記第1の導電層上に積層され、載置された基板を静電吸着する静電チャックと、を有し、前記流路の体積は、前記第1のセラミックスの基材の体積以上であり、前記第1の導電層に印加された高周波電力により前記所望のガスからプラズマを生成し、該プラズマにより前記載置された基板をプラズマ処理する、ことを特徴とする基板処理装置が開示されている。
【0005】
特許文献1によれば、伝熱ガスは、第1のセラミックス基材を厚み方向に穿孔した伝熱ガス供給ラインが、第1のセラミックス基材に内包する経路と接続され、静電チャックの厚み方向に形成された貫通孔と経路が接続され、静電チャックの基板載置面側に伝熱ガスが供給されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2014-160790号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1では、第1のセラミックス基材には冷媒を通すための流路と、伝熱ガスを通すための流路が基材内に内包するように形成されている。このような場合、それぞれの流路はセラミックス基材の別の層に配置しなければならず、接合工程の増加による製造コストの上昇の虞や、セラミックス基材の厚み増加につながる。そのため伝熱ガスの流路をセラミックス基材の表面に露出する溝として加工する方法も考えられる。しかしながら、例えばセラミックス基材としてSiCを用いた場合、SiCは高硬度な材料であるため加工コストが高まるといった課題があった。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ガス流路を容易に形成することができ、基板の表面温度の均一性に寄与することができるセラミックス部材、および基板保持部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)上記の目的を達成するため、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の適用例のセラミックス部材は、セラミックス部材であって、セラミックス焼結体からなる基台と、前記基台の一方の主面に形成された金属層と、を備え、前記金属層は、前記基台の一方の主面側の下面と対向する上面に開口したガス流路を有し、前記基台および前記金属層は、前記ガス流路に連通する1または複数の貫通孔を有し、前記ガス流路の表面は、前記金属層のみが露出する、ことを特徴としている。
【0010】
これにより、ガス流路を容易に形成することができ、基板の表面温度の均一性に寄与することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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