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公開番号
2025112479
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024006719
出願日
2024-01-19
発明の名称
微粒子分離装置
出願人
日本特殊陶業株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
B01D
43/00 20060101AFI20250725BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】微粒子が分離された流体を流路の外部へ排出するための構造を簡素化しやすい技術を提供する。
【解決手段】微粒子分離装置10は、流路FPを流れる流体90に含まれる微粒子91を超音波によって分離させる。微粒子分離装置10は、壁部20と、超音波発生部30と、を備える。壁部20は、第1方向に沿って延びる筒状をなし、内側に流路FPを構成する。超音波発生部30は、流路FP内に超音波を発生させる壁部20は、濾過部26を有する。濾過部26は、第1方向と直交する第2方向の少なくとも一方側において、流路FPを流れる流体90を濾過して壁部20の外側に排出させる。超音波発生部30は、微粒子91が第2方向において濾過部26から離れるように超音波を発生させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
流路を流れる流体に含まれる微粒子を超音波によって分離させる微粒子分離装置であって、
第1方向に沿って延びる筒状をなし、内側に前記流路を構成する壁部と、
前記流路内に超音波を発生させる超音波発生部と、を備え、
前記壁部は、前記第1方向と直交する第2方向の少なくとも一方側において、前記流路を流れる前記流体を濾過して前記壁部の外側に排出させる濾過部を有し、
前記超音波発生部は、前記微粒子が前記第2方向において前記濾過部から離れるように超音波を発生させる
微粒子分離装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記流路は、第1流路と、前記第1流路よりも下流側に配置される第2流路と、を含み、
前記壁部は、前記第1流路を構成する第1壁部と、前記第2流路を構成する第2壁部と、前記第1壁部を前記第2壁部につなぐ繋ぎ部と、を含み、
前記第2流路における前記第1方向に直交する断面の断面積は、前記第1流路における前記第1方向に直交する断面の断面積よりも小さく、
前記濾過部は、前記繋ぎ部に設けられる
請求項1に記載の微粒子分離装置。
【請求項3】
前記繋ぎ部は、前記第1方向と直交する面に沿って広がっている
請求項2に記載の微粒子分離装置。
【請求項4】
前記繋ぎ部は、前記流路の前記第2方向の長さが下流側に向かうにつれて小さくなるように傾斜した傾斜部を有する
請求項2に記載の微粒子分離装置。
【請求項5】
前記流路は、第1流路と、前記第1流路よりも下流側に配置される第2流路と、を含み、
前記壁部は、前記第1流路を構成する第1壁部と、前記第2流路を構成する第2壁部と、前記第1壁部を前記第2壁部につなぐ繋ぎ部と、を含み、
前記第2流路における前記第1方向に直交する断面の断面積は、前記第1流路における前記第1方向に直交する断面の断面積よりも小さく、
前記超音波発生部は、前記第1流路内に超音波を発生させる第1超音波発生部と、前記第2流路内に超音波を発生させる第2超音波発生部と、を含み、
更に、前記第1超音波発生部に第1駆動電圧を印加し、前記第2超音波発生部に前記第1駆動電圧とは周波数が異なる第2駆動電圧を印加する駆動部を備える
請求項1又は請求項2に記載の微粒子分離装置。
【請求項6】
前記超音波発生部の少なくとも一部は、前記濾過部よりも上流側に配置される
請求項1又は請求項2に記載の微粒子分離装置。
【請求項7】
前記超音波発生部は、セラミックスからなる圧電体を含み、
前記圧電体は、ニオブ酸カリウムナトリウムによって形成されている
請求項1又は請求項2に記載の微粒子分離装置。
【請求項8】
前記濾過部から排出される濾液を受けて、排出口から排出させる受け部を備える
請求項1又は請求項2に記載の微粒子分離装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、微粒子分離装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、固液分離装置を開示する。この固液分離装置は、原液を流通させる流路を備える。この流路には、静止定在音波発生手段と、移動定在音波発生手段とが上流側から順に設けられる。原液中の粒子は、静止定在音波発生手段が発生させる静止定在音波の節に捕捉され、粒子群を形成する。粒子群は、移動定在音波発生手段が発生させる移動定在音波の節の一方の流路壁側から他方の流路壁側への周期的な変位に伴って、他方の流路壁側に移動する。他方の流路壁側へ移動した粒子群は、濃縮粒子取出口から取り出され、流路の下流側へ導かれる清澄液と分離される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-151260号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の構成では、流路が、粒子群を取り出す流路と、清澄液を導く流路とに分岐されている。このような分岐構造を含む流路の場合、構造が複雑になりやすいという問題がある。
【0005】
本開示は、微粒子が分離された流体を流路の外部へ排出するための構造を簡素化しやすい技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の微粒子分離装置は、
流路を流れる流体に含まれる微粒子を超音波によって分離させる微粒子分離装置であって、
第1方向に沿って延びる筒状をなし、内側に前記流路を構成する壁部と、
前記流路内に超音波を発生させる超音波発生部と、を備え、
前記壁部は、前記第1方向と直交する第2方向の少なくとも一方側において、前記流路を流れる前記流体を濾過して前記壁部の外側に排出させる濾過部を有し、
前記超音波発生部は、前記微粒子が前記第2方向において前記濾過部から離れるように超音波を発生させる。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、微粒子が分離された流体を流路の外部へ排出するための構造を簡素化しやすい技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態の微粒子分離装置の正面図である。
図2は、第1実施形態の微粒子分離装置の断面図である。
図3は、第1実施形態の微粒子分離装置の側面図である。
図4は、第2実施形態の微粒子分離装置の断面図である。
図5は、第3実施形態の微粒子分離装置の断面図である。
図6は、第4実施形態の微粒子分離装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
以下では、本開示の実施形態が列記されて例示される。
【0010】
〔1〕流路を流れる流体に含まれる微粒子を超音波によって分離させる微粒子分離装置であって、
第1方向に沿って延びる筒状をなし、内側に前記流路を構成する壁部と、
前記流路内に超音波を発生させる超音波発生部と、を備え、
前記壁部は、前記第1方向と直交する第2方向の少なくとも一方側において、前記流路を流れる前記流体を濾過して前記壁部の外側に排出させる濾過部を有し、
前記超音波発生部は、前記微粒子が前記第2方向において前記濾過部から離れるように超音波を発生させる
微粒子分離装置。
(【0011】以降は省略されています)
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