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公開番号2025132319
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029788
出願日2024-02-29
発明の名称固体電解質の製造方法、セパレータの製造方法、電極の製造方法および蓄電デバイスの製造方法
出願人日本特殊陶業株式会社
代理人弁理士法人真明センチュリー
主分類H01B 13/00 20060101AFI20250903BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】界面抵抗を低減できる固体電解質の製造方法、セパレータの製造方法、電極の製造方法および蓄電デバイスの製造方法を提供する。
【解決手段】固体電解質の製造方法は、固体電解質の表面に力を加え、アルカリ金属塩を溶媒に溶解させた溶液が表面に存在する状態で固体電解質に新たな表面を作る操作を含む。セパレータの製造方法は、固体電解質の製造方法によって得られた固体電解質を配置する工程を含み、電極の製造方法は、固体電解質の製造方法によって得られた固体電解質を配置する工程を含み、蓄電デバイスの製造方法は、固体電解質の製造方法によって得られた固体電解質を配置する工程を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
固体電解質の製造方法であって、
前記固体電解質の表面に力を加え、アルカリ金属塩を溶媒に溶解させた溶液が前記表面に存在する状態で前記固体電解質に新たな表面を作る操作を含む固体電解質の製造方法。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記操作は不活性雰囲気において行われる請求項1記載の固体電解質の製造方法。
【請求項3】
前記操作では、前記固体電解質よりも硬い研削材によって前記表面に力を加える請求項1記載の固体電解質の製造方法。
【請求項4】
前記アルカリ金属塩はイミド塩である請求項1記載の固体電解質の製造方法。
【請求項5】
前記アルカリ金属塩は、リチウムビス(フルオロスルホニル)イミド、又は、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドである請求項4記載の固体電解質の製造方法。
【請求項6】
前記固体電解質は、Li,La,Zr及びOを含むガーネット型の結晶構造を有する請求項1記載の固体電解質の製造方法。
【請求項7】
前記固体電解質は、さらにMg及びSrを含む請求項6記載の固体電解質の製造方法。
【請求項8】
請求項1から7のいずれかに記載の固体電解質の製造方法によって得られた固体電解質を配置する工程を含むセパレータの製造方法。
【請求項9】
請求項1から7のいずれかに記載の固体電解質の製造方法によって得られた固体電解質を配置する工程を含む電極の製造方法。
【請求項10】
請求項1から7のいずれかに記載の固体電解質の製造方法によって得られた固体電解質を配置する工程を含む蓄電デバイスの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は固体電解質の製造方法、セパレータの製造方法、電極の製造方法および蓄電デバイスの製造方法に関する。
続きを表示(約 850 文字)【背景技術】
【0002】
固体電解質の表面の状態は固体電解質の界面抵抗に影響し、固体電解質の界面抵抗の増大は、固体電解質を含む蓄電デバイスの性能低下につながる。特許文献1に開示された先行技術は、固体電解質の界面抵抗の低減を図るため、固体電解質に熱処理を施す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7209636号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
先行技術では、固体電解質の周囲の雰囲気中の物質を含む膜が、熱処理時や熱処理後に固体電解質の表面に生成されるため、固体電解質の界面抵抗を低減する効果が乏しいという問題点がある。
【0005】
本発明は問題点を解決するためになされたものであり、界面抵抗を低減できる固体電解質の製造方法、セパレータの製造方法、電極の製造方法および蓄電デバイスの製造方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するための第1の態様は固体電解質の製造方法であって、固体電解質の表面に力を加え、アルカリ金属塩を溶媒に溶解させた溶液が表面に存在する状態で固体電解質に新たな表面を作る操作を含む。
【0007】
第2の態様は、第1の態様において、操作は不活性雰囲気において行われる。
【0008】
第3の態様は、第1又は第2の態様において、操作では、固体電解質よりも硬い研削材によって表面に力を加える。
【0009】
第4の態様は、第1から第3の態様のいずれかにおいて、アルカリ金属塩はイミド塩である。
【0010】
第5の態様は、第4の態様において、アルカリ金属塩は、リチウムビス(フルオロスルホニル)イミド、又は、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドである。
(【0011】以降は省略されています)

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