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公開番号2025132400
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029933
出願日2024-02-29
発明の名称車両下部構造
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人R&C
主分類B62D 25/20 20060101AFI20250903BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】フレーム部材の内部空間に収容された被収容部材の損傷を防止可能な車両下部構造を提供する。
【解決手段】車両下部構造は、内部に第一空間70が形成された第一フレーム部材7と、内部に第二空間50aが形成され、第一フレーム部材7と溶接により接合された第二フレーム部材5と、第一空間70及び第二空間50aに亘って収容された電気配線又は配管から成る被収容部材20と、を備え、第一フレーム部材7の側壁71と、側壁71に対向する第二フレーム部材5の開口縁50とに亘って溶接部8が形成されており、側壁71は、側壁71に形成された貫通孔72に被収容部材20が挿通された状態で、被収容部材20を覆うように第二空間50aに向かって延在した延在部73を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
内部に第一空間が形成された第一フレーム部材と、
内部に第二空間が形成され、前記第一フレーム部材と溶接により接合された第二フレーム部材と、
前記第一空間及び前記第二空間に亘って収容された電気配線又は配管から成る被収容部材と、を備え、
前記第一フレーム部材の側壁と、当該側壁に対向する前記第二フレーム部材の開口縁とに亘って溶接部が形成されており、
前記側壁は、当該側壁に形成された貫通孔に前記被収容部材が挿通された状態で、前記被収容部材を覆うように前記第二空間に向かって延在した延在部を有する車両下部構造。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記延在部は、前記側壁と一体的に前記貫通孔の外縁から前記第二空間に延在している請求項1に記載の車両下部構造。
【請求項3】
前記延在部は、前記第一フレーム部材とは別部材であり、当該別部材が前記側壁に固定されている請求項1に記載の車両下部構造。
【請求項4】
前記延在部は、円筒状本体と、当該円筒状本体の端部から外側に屈曲形成された円環状フランジとで構成されている請求項1~3の何れか一項に記載の車両下部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両下部構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両走行源としてモータを備えた車両は、モータを駆動させるためのバッテリを備えている。バッテリは乗員の足元であるフロアに配置されている。そのため、車両の衝突時において、バッテリの破損による感電や漏電火災を防止するため、車両に加えられた衝撃を吸収しバッテリを保護するための車両下部構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の車両下部構造は、サイドシル内にエネルギー吸収部材を配置し、フロアクロスメンバ等が車幅方向においてサイドシルと接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-56569号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のサイドシルやフロアクロスメンバ等のフレーム部材は、内部に空間が形成されており、この空間は何も活用されずに車両スペースの有効活用がされていない。その結果、バッテリ容量に制約を受けることから、衝撃吸収機能に影響のない範囲で、フレーム部材の内部に配管や電気配線等を収容することが有効である。一方、一対のフレーム部材を溶接により接合する際、溶接の際に生じるガス等に起因して火の粉が飛び散り、配管や電気配線等が損傷するおそれがあった。
【0006】
そこで、フレーム部材の内部空間に収容された配管や電気配線等の損傷を防止可能な車両下部構造が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る車両下部構造の特徴構成は、内部に第一空間が形成された第一フレーム部材と、内部に第二空間が形成され、前記第一フレーム部材と溶接により接合された第二フレーム部材と、前記第一空間及び前記第二空間に亘って収容された電気配線又は配管から成る被収容部材と、を備え、前記第一フレーム部材の側壁と、当該側壁に対向する前記第二フレーム部材の開口縁とに亘って溶接部が形成されており、前記側壁は、当該側壁に形成された貫通孔に前記被収容部材が挿通された状態で、前記被収容部材を覆うように前記第二空間に向かって延在した延在部を有する点にある。
【0008】
本構成のように、第一フレーム部材の第一空間及び第二フレーム部材の第二空間に亘って電気配線又は配管から成る被収容部材を収容すれば、車両スペースの有効活用を図ることが可能となる。このとき、第一フレーム部材の側壁と、側壁に対向する第二フレーム部材の開口縁とに亘って溶接部が形成されているため、溶接の際に生じるガス等に起因して火の粉が飛び散り、配管や電気配線等が損傷するおそれがある。
【0009】
そこで、本構成における側壁は、被収容部材を覆うように第二空間に向かって延在した延在部を有しているため、溶接部から開口側の第二空間に向かって火の粉が飛び散ったとしても、延在部によって火の粉が被収容部材に接触する不都合を防止できる。
【0010】
よって、フレーム部材の内部空間に収容された配管や電気配線等の損傷を防止可能な車両下部構造となっている。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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