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公開番号2025125859
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2024022086
出願日2024-02-16
発明の名称車両用開閉体制御装置
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人
主分類E05F 15/657 20150101AFI20250821BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】開閉体の容易な手動操作を可能にする。
【解決手段】車両用開閉体制御装置としてのドアECUは、車両に設けられた開閉体としてのスライドドアの駆動源となるモータの作動を制御するモータ制御部を備える。そして、モータ制御部は、利用者の手動操作によりスライドドアが開閉動作する場合には、モータ磁石の磁束を弱める方向の磁束が発生するようなモータ制御指令を演算する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両に設けられた開閉体の駆動源となるモータの作動を制御するモータ制御部を備え、
前記モータ制御部は、
利用者の手動操作により前記開閉体が開閉動作する場合には、モータ磁石の磁束を弱める方向の磁束が発生するようなモータ制御指令を演算する車両用開閉体制御装置。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記モータ制御部は、d/q座標系における電流ベクトル制御の実行により前記モータの作動を制御し、
前記手動操作時には、d軸電流が負の値となるように前記モータ制御指令を演算する
請求項1に記載の車両用開閉体制御装置。
【請求項3】
前記モータ制御部は、
前記手動操作時には、q軸電流が「0」となるように前記モータ制御指令を演算する
請求項2に記載の車両用開閉体制御装置。
【請求項4】
前記モータの駆動力に基づき前記開閉体を開閉駆動するパワーモードと、
前記モータの駆動力に基づいた前記開閉体の開閉駆動を行わないマニュアルモードと、
を備え、
前記モータ制御部は、前記マニュアルモードにある場合に、前記モータ磁石の磁束を弱める方向の磁束が発生するような前記モータ制御指令を演算する
請求項1~請求項3の何れか一項に記載の車両用開閉体制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用開閉体制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、駆動源を有して車両の開閉体を開閉動作させる車両用の開閉体制御装置がある。そして、このような開閉体制御装置には、例えば、特許文献1に示すパワースライドドア装置等のように、その駆動源にブラシレスモータを用いるものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-180245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
また、車両においては、手動により開閉体が操作されることがある。更に、このとき、その操作入力に基づきモータが回転することにより回生電流が発生する。そして、これにより生ずる回生トルクが負荷となることで、その開閉体の手動操作が重くなるという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る車両用開閉体制御装置は、車両に設けられた開閉体の駆動源となるモータの作動を制御するモータ制御部を備え、前記モータ制御部は、利用者の手動操作により前記開閉体が開閉動作する場合には、モータ磁石の磁束を弱める方向の磁束が発生するようなモータ制御指令を演算する車両用開閉体制御装置。
【0006】
上記構成によれば、利用者による手動操作時、その外力により回転するモータに回生トルクが生じ難い状態にすることができる。そして、これにより、比較的小さな操作力で、容易に、その利用者が開閉体を手動操作することができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、容易に開閉体の手動操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、パワースライドドア装置の概略構成図である。
図2は、パワースライドドア装置の制御ブロック図である。
図3は、制御モードの切り替え処理を示すフローチャートである。
図4は、d軸電流を負の値にすることによる弱め界磁制御の説明図である。
図5は、手動操作時のd軸電流指令値を演算する際に用いる制御テーブルの模式図である。
図6は、手動操作判定の処理手順を示す別例のフローチャートである。
図7は、手動操作判定の処理手順を示す別例のフローチャートである。
図8は、別例の電流センサの概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、車両用開閉体制御装置を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
(スライドドア)
図1に示すように、車両に設けられた開閉体としてのスライドドア1は、図示しない車両の側面に支持されて前後方向に移動することにより、その車両の側面に設けられたドア開口部を開閉する。具体的には、このスライドドア1は、車両前方側(図1中、左側)に移動することにより、そのドア開口部を閉塞する全閉状態となる。また、このスライドドア1は、車両後方側(銅図中、右側)に移動することにより、そのドア開口部を介して乗員が乗降することのできる開状態となる。そして、スライドドア1には、このスライドドア1を開閉操作するためのドアハンドル3が設けられている。
【0010】
また、このスライドドア1には、複数のロック装置5が設けられている。尚、このスライドドア1には、このスライドドア1を全閉位置で拘束する全閉ロックとしてのフロントロック5a及びリアロック5bが設けられている。更に、スライドドア1には、このスライドドア1を全開位置で拘束するための全開ロック5cが設けられている。そして、本実施形態のスライドドア1において、これらの各ロック装置5は、リモコン6を介してドアハンドル3に連結されている。
(【0011】以降は省略されています)

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