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公開番号
2025134384
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-17
出願番号
2024032263
出願日
2024-03-04
発明の名称
液体吐出ヘッド及び液体を吐出する装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B41J
2/14 20060101AFI20250909BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】130℃以上に加熱された溶融樹脂または溶融金属をノズルから良好に吐出することができる液体吐出ヘッド及び液体を吐出する装置を提供する。
【解決手段】液体吐出ヘッド1は、ノズル2を有するノズル板110と、ノズル2に連通する圧力室4を有する流路基板100とを有している。ノズル板110には、キュリー点が350℃以上もしくはキュリー点がない圧電体を有し、圧電体の駆動でノズル板110を振動させて、130℃以上に加熱された溶融樹脂または溶融金属をノズル2から吐出させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ノズルを有するノズル板と、
前記ノズルに連通する圧力室を有する流路基板とを有し、
圧電体を駆動して、前記圧力室内の液体を前記ノズルから吐出させる液体吐出ヘッドであって、
前記ノズル板は、キュリー点が350℃以上もしくはキュリー点がない圧電体を有し、前記圧電体の駆動によって前記ノズル板が振動するように構成され、
130℃以上に加熱された溶融樹脂または溶融金属を前記ノズルから吐出させることを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記ノズル板は、無機物からなる表面層を備えることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項3】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記圧力室の前記ノズル板に対向する側に液体が供給される開口を有することを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項4】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記圧力室の内周面に無機物からなる保護層を設けたことを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項5】
請求項4に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記保護層は、酸化金属、窒化金属、酸化セラミック、窒化セラミック、炭化物系セラミックからなることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項6】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記圧電体は、窒化アルミニウム、または、スカンジウム、イットリウム、チタニウム、マグネシウム、ハフニウム、ジルコニウム、スズ、クロムおよびホウ素のうち少なくともひとつを含む窒化アルミニウムであることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項7】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記流路基板と、前記圧力室へ液体を供給する供給液室を有する基板とが、前記溶融樹脂または前記溶融金属の溶融温度以上の溶融温度を有する金属で接合されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項8】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記ノズルと、前記圧力室とを複数有することを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項9】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記ノズルから吐出させる液体は、溶融金属であり、
前記溶融金属は、はんだであることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項10】
液体吐出ヘッドを備えた液体を吐出する装置において、
前記液体吐出ヘッドとして、請求項1に記載の液体吐出ヘッドを用いたことを特徴とする液体を吐出する装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッド及び液体を吐出する装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ノズルを有するノズル板と、ノズルに連通する圧力室を有する流路基板とを有し、圧電体を駆動して、圧力室内の液体をノズルから吐出させる液体吐出ヘッドが知られている。
【0003】
特許文献1には、上記液体吐出ヘッドとして、ノズルから溶融はんだを吐出して、半導体チップ等にはんだバンプを形成するものが記載されている。圧力室のノズル板に対向する対向壁に圧電体を設け、対向壁を振動させることで、ノズルから溶融はんだを吐出している。また、液体吐出ヘッドを覆うカバー部材にヒータを設けて、液体吐出ヘッド内部のはんだを溶融温度以上に加熱している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、圧電体の材料によって、はんだなどの130℃以上に加熱された溶融樹脂または溶融金属をノズルから良好に吐出できないおそれがあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、ノズルを有するノズル板と、前記ノズルに連通する圧力室を有する流路基板とを有し、圧電体を駆動して、前記圧力室内の液体を前記ノズルから吐出させる液体吐出ヘッドであって、前記ノズル板は、キュリー点が350℃以上もしくはキュリー点がない圧電体を有し、前記圧電体の駆動によって前記ノズル板が振動するように構成され、130℃以上に加熱された溶融樹脂または溶融金属を前記ノズルから吐出させることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、130℃以上に加熱された溶融樹脂または溶融金属をノズルから良好に吐出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態におけるノズル振動方式の液体吐出ヘッドを模式的に示す断面図。
液体吐出ヘッドを模式的に示す斜視図。
図1のX部分の拡大断面図。
液体を吐出する装置としての印刷装置の概略構成図。
本例の印刷装置の要部平面説明図。
本例の印刷装置の要部側面説明図。
本例の液体吐出ユニットの要部平面説明図。
本例の液体吐出ユニットの正面説明図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものである。以下の説明はこの発明における最良の形態の例であって、この特許請求の範囲を限定するものではない。
【0009】
図1は、本実施形態におけるノズル振動方式の液体吐出ヘッドを模式的に示す断面図であり、図2は、液体吐出ヘッドを模式的に示す斜視図である。
液体吐出ヘッド1は、ノズル板110と、流路基板100と、フレーム部材120とを有している。
【0010】
ノズル板110は、薄膜状であり、液体を吐出する複数のノズル2と、ノズル2の周囲に配置された環状の電気機械変換素子としての圧電素子5とを有している。流路基板100は、複数のノズル2に各々連通する複数の圧力室4(個別液室、加圧液室ともいう)を有している。フレーム部材120は、複数の圧力室4に通じる供給液室たる共通液室3を有している。また、液体吐出ヘッド1の両端には、外部の電源等の電気部品と接続するための電気接続パッド6が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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