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公開番号2025136208
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024034493
出願日2024-03-07
発明の名称情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類G06Q 50/08 20120101AFI20250911BHJP(計算;計数)
要約【課題】診断対象物の過去の診断書類に診断情報として記載されている変状部分の情報を用いることで、診断対象物の新たな診断書類の作成をより効率化できる情報処理システムを提供すること。
【解決手段】診断システムは、通信端末である描画装置と、情報処理装置である描画装置と、を含む情報処理システムであって、変状オブジェクトに対応付ける付加情報を推定する推定部と、診断対象物が撮影された展開画像に重畳させて、変状オブジェクト及び推定部により推定された付加情報を表示する表示制御部と、変状オブジェクト、変状オブジェクトの位置及び推定部が推定した付加情報を対応付けて記憶部に記憶させる記憶制御部と、新たな変状展開図を作成する場合に、記憶部に対応付けて記憶されている変状オブジェクト、変状オブジェクトの位置及び推定部により推定された付加情報を用いて、付加情報の入力画面のデータを生成する生成部と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
通信端末と、情報処理装置と、を含む情報処理システムであって、
診断対象物の変状の位置が変状オブジェクトで表示されている過去の変状展開図に基づいて、前記変状オブジェクトに対応付ける付加情報を推定する推定部と、
前記診断対象物が撮影された展開画像に重畳させて、前記変状オブジェクト及び前記推定部により推定された付加情報を表示する表示制御部と、
前記変状オブジェクト、前記変状オブジェクトの位置、及び前記推定部により推定された付加情報を対応付けて記憶部に記憶させる記憶制御部と、
新たな変状展開図を作成する場合に、前記記憶部に対応付けて記憶されている前記変状オブジェクト、前記変状オブジェクトの位置、及び前記推定部により推定された付加情報を用いて、前記新たな変状展開図に表示されている前記変状オブジェクトの付加情報の初期設定がされた前記付加情報の入力画面のデータを生成する生成部と、
を有する情報処理システム。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記推定部により推定された付加情報の修正を受け付ける受付部、
を更に有する請求項1記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記変状展開図は、CAD(Computer-Aided Design)データで表されており、前記展開画像に重畳させて前記変状オブジェクトが表示されるレイヤ構造である
請求項1又は2記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記推定部は、前記CADデータに含まれる前記変状オブジェクト及びテキストボックスの位置情報に基づき、前記テキストボックスの情報を用いて前記変状オブジェクトと対応付ける前記付加情報を推定する
請求項3記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記推定部は、前記変状オブジェクトが表示されているレイヤのレイヤ名を用いて前記変状オブジェクトと対応付ける前記付加情報を推定する
請求項3記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記推定部は、機械学習済みの学習モデルを用いて、前記変状オブジェクトと対応付ける前記付加情報を推定する
請求項3記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記診断対象物は、トンネル、道路、又は法面である
請求項3記載の情報処理システム。
【請求項8】
診断対象物の変状の位置が変状オブジェクトで表示されている過去の変状展開図に基づいて、前記変状オブジェクトに対応付ける付加情報を推定する推定部と、
前記診断対象物が撮影された展開画像に重畳させて、前記変状オブジェクト及び前記推定部により推定された付加情報を表示する表示制御部と、
前記変状オブジェクト、前記変状オブジェクトの位置、及び前記推定部により推定された付加情報を対応付けて記憶部に記憶させる記憶制御部と、
新たな変状展開図を作成する場合に、前記記憶部に対応付けて記憶されている前記変状オブジェクト、前記変状オブジェクトの位置、及び前記推定部により推定された付加情報を用いて、前記新たな変状展開図に表示されている前記変状オブジェクトの付加情報の初期設定がされた前記付加情報の入力画面のデータを生成する生成部と、
を有する情報処理装置。
【請求項9】
情報処理装置が、
診断対象物の変状の位置が変状オブジェクトで表示されている過去の変状展開図に基づいて、前記変状オブジェクトに対応付ける付加情報を推定する推定ステップと、
前記診断対象物が撮影された展開画像に重畳させて、前記変状オブジェクト及び前記推定ステップにより推定された付加情報を表示する表示制御ステップと、
前記変状オブジェクト、前記変状オブジェクトの位置、及び前記推定ステップにより推定された付加情報を対応付けて記憶部に記憶させる記憶制御ステップと、
新たな変状展開図を作成する場合に、前記記憶部に対応付けて記憶されている前記変状オブジェクト、前記変状オブジェクトの位置、及び前記推定ステップにより推定された付加情報を用いて、前記新たな変状展開図に表示されている前記変状オブジェクトの付加情報の初期設定がされた前記付加情報の入力画面のデータを生成する生成ステップと、
を行う情報処理方法。
【請求項10】
情報処理装置に、
診断対象物の変状の位置が変状オブジェクトで表示されている過去の変状展開図に基づいて、前記変状オブジェクトに対応付ける付加情報を推定する推定手順、
前記診断対象物が撮影された展開画像に重畳させて、前記変状オブジェクト及び前記推定手順により推定された付加情報を表示する表示制御手順、
前記変状オブジェクト、前記変状オブジェクトの位置、及び前記推定手順により推定された付加情報を対応付けて記憶部に記憶させる記憶制御手順、
新たな変状展開図を作成する場合に、前記記憶部に対応付けて記憶されている前記変状オブジェクト、前記変状オブジェクトの位置、及び前記推定手順により推定された付加情報を用いて、前記新たな変状展開図に表示されている前記変状オブジェクトの付加情報の初期設定がされた前記付加情報の入力画面のデータを生成する生成手順、
を実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
トンネル等の構造物は、コンクリートで覆工されているため、経年変化により、ひび割れ等の変状が起こる。ひび割れ等の変状が起こっているトンネル等の構造物は、放置しておくと、コンクリート片が剥がれ落ちて、通行中の車両又は人等に損害を与える可能性がある。そのため、検査業者は、トンネル等の構造物の定期的な検査を行い、国や都道府県等に検査結果を報告している。検査業者は、国又は自治体等によって定められた書類を提出することで検査結果を報告する。
【0003】
ここで、検査業者がトンネルの検査結果を報告する例を説明する。検査業者は、トンネルの検査の際にコメント等が記載された野帳、トンネル内の変状部分を撮影することで得られた変状写真、及び、トンネルの長さ等を示すトンネル台帳に基づいて、国や都道府県等に提出する書類を作成する。提出する書類は、変状展開図、写真位置図、写真台帳、及びトンネル点検結果総括表である。写真位置図は、変状展開図に含まれていてもよい。
【0004】
変状展開図は、トンネルの変状部分のひび割れ等を視覚的に表わした図面である。検査業者は、野帳、変状写真、及びトンネル台帳を確認しながら、パソコンのCAD(Computer-Aided Design)等により、ひび割れ等の線の描画、ひび割れ等の幅の入力等を行い、変状展開図を作成する(例えば特許文献1参照)。
【0005】
写真台帳は、変状写真を添付して判定結果等を記載する台帳である。検査業者は、写真台帳に変状写真を添付するとともに、野帳に記載されたコメント等を参考にして判定結果等を含む診断情報を入力する。さらに、検査業者は、写真台帳に添付した変状写真がトンネルのどの部分の写真であるかを明確にするため、変状展開図上に、写真台帳に添付した変状写真と対応づける番号を入力する。
【0006】
また、トンネル点検結果総括表は、トンネルの長さ等の情報及び判定結果等を含む診断情報を記載する表である。検査業者は、トンネル台帳に基づいてトンネル点検結果総括表のトンネルの長さ等を記載し、野帳に記載されたコメント等に基づいて変状の判定結果等を含む診断情報を入力する。さらに、検査業者は、判定結果等を示す変状部分と写真台帳に添付した変状写真とを関連付けるため、トンネル点検結果総括表上に、写真台帳に添付した変状写真と対応づける番号を入力する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、検査業者が診断対象物の検査結果を報告するために国や都道府県等に提出する書類(以下、診断書類と呼ぶ)を作成する従来の技術では、診断対象物の過去の診断書類に診断情報として記載されている変状部分の情報を、診断対象物の新たな診断書類の作成に用いていない。なお、特許文献1は、診断対象物の過去の診断書類に診断情報として記載されている変状部分の情報を、診断対象物の新たな診断書類の作成に用いるという観点の開示がない。
【0008】
本発明の一実施形態は、診断対象物の過去の診断書類に診断情報として記載されている変状部分の情報を用いることで、診断対象物の新たな診断書類の作成をより効率化できる情報処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態は、通信端末と、情報処理装置と、を含む情報処理システムであって、診断対象物の変状の位置が変状オブジェクトで表示されている過去の変状展開図に基づいて、前記変状オブジェクトに対応付ける付加情報を推定する推定部と、前記診断対象物が撮影された展開画像に重畳させて、前記変状オブジェクト及び前記推定部により推定された付加情報を表示する表示制御部と、前記変状オブジェクト、前記変状オブジェクトの位置、及び前記推定部により推定された付加情報を対応付けて記憶部に記憶させる記憶制御部と、新たな変状展開図を作成する場合に、前記記憶部に対応付けて記憶されている前記変状オブジェクト、前記変状オブジェクトの位置、及び前記推定部により推定された付加情報を用いて、前記新たな変状展開図に表示されている前記変状オブジェクトの付加情報の初期設定がされた前記付加情報の入力画面のデータを生成する生成部と、を有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一実施形態によれば、診断対象物の過去の診断書類に診断情報として記載されている変状部分の情報を用いることで、診断対象物の新たな診断書類の作成をより効率化できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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