TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025135109
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-18
出願番号
2024032716
出願日
2024-03-05
発明の名称
オブジェクト、基材および読み取りシステム
出願人
パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
B42D
25/382 20140101AFI20250910BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約
【課題】利用者に容易に判別できないように情報を潜像させることができるオブジェクトを提供する。
【解決手段】オブジェクト1は、近赤外光を透過し、視認可能な可視情報が設けられた可可視層2と、可視層2の裏面に配置される基材3とを備える。基材3は、近赤外光を反射するメッシュパターン4と、メッシュパターン4が配置される溝部51が形成されたシート5とを備える。そして、基材3は、メッシュパターンで反射される近赤外光に潜在情報を付与する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
視認可能な可視情報が設けられかつ近赤外光を透過する可視層と、
前記可視層の裏面に配置される基材とを備え、
前記基材は、
近赤外光を反射するメッシュパターンと、
前記メッシュパターンが配置される溝部が形成されたシートとを備え、
前記基材は、前記メッシュパターンで反射される近赤外光に潜在情報を付与する、オブジェクト。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記基材は、前記可視層と前記シートとの間に位置する吸収体を備え、
前記吸収体は、近赤外光を吸収し、前記潜在情報に対応した模様を有する吸収部を有し、
前記基材は、前記吸収体を透過し、かつ、前記メッシュパターンで反射される近赤外光に前記潜在情報を付与する、請求項1に記載のオブジェクト。
【請求項3】
前記吸収体は、近赤外光を透過する透過シートをさらに有し、
前記吸収体の前記吸収部は、前記透過シートの一部を覆う、請求項2に記載のオブジェクト。
【請求項4】
前記メッシュパターンは、前記潜在情報に対応したパターン形状である、請求項1記載のオブジェクト。
【請求項5】
表面に設けられる可視層を透過する近赤外線を反射するメッシュパターンと、
前記メッシュパターンが配置される溝部が形成されたシートとを備え、
前記メッシュパターンで反射される近赤外光に潜在情報を付与する、基材。
【請求項6】
前記メッシュパターンは、前記潜在情報に対応したパターン形状である、請求項5記載の基材。
【請求項7】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のオブジェクトと、
前記オブジェクトから反射される近赤外光を受光して、前記潜在情報を読み取る読み取り装置とを備える、読み取りシステム。
【請求項8】
前記読み取り装置は、前記オブジェクトに向けて近赤外光を照射する光源をさらに備える、請求項7に記載の読み取りシステム。
【請求項9】
前記読み取り装置は、前記オブジェクトから反射される近赤外光とは異なる所定の波長帯域の光の透過率を減衰させるフィルタをさらに備える、請求項7に記載の読み取りシステム。
【請求項10】
請求項5または請求項6に記載の基材と、前記基材の表面に配置されており、視認可能な可視情報が設けられかつ近赤外光を透過する可視層とを有するオブジェクトと、
前記オブジェクトから反射される近赤外光を受光して、前記潜在情報を読み取る読み取り装置とを備える、読み取りシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、オブジェクト、基材および読み取りシステムに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
肉眼では視認できないように情報を潜在させ、近赤外光や電磁波を用いることでその潜在している情報を確認できるようにする技術が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1では、可視可能な第1の層(例えば紙)と、第1の層が透視可能なように第1の層の上に重ね合わされて第1の層が透視可能に構成された第2の層とを備える指標が開示されている(特許文献1の段落[0023]参照)。このものでは、第2の層が近赤外光を反射する素材で構成されており、第2の層に指標に関する情報が記されている。
【0004】
特許文献2には、紙又は不透明な樹脂からなる不透明層によって外部から遮蔽された場所にコードパターンを形成し、所定の周波数範囲の電磁波を利用してそのコードパターンを読み取る技術が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-146108号公報
特開2016-018271号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のように、上の層に指標に関する情報(例えば、2次元コードなど)を記した場合、その情報が顕微鏡や光学的な方法を用いることにより視認できてしまうおそれがある。
【0007】
そこで、オブジェクトに情報を潜在させるために、潜像をオブジェクトの中間層に設けることが考えられる。中間層に潜像を設ける方法として、金属製のパターンを用いる方法がある(例えば、特許文献2)。しかしながら、特許文献2の図2に示されているように、パターンの形成部分に段差が生じて、表面から触ったときに潜像されていることが認識されるおそれがある。また、例えば、トレーディングカードのように、表面にユーザーに視認させるための画像等が印刷されている場合に、その画像等にゆがみ等が生じてしまったり、表面の凹凸に起因して光の当たり方によっては表面にわずかな陰影が発生したり、肉眼でも何かしらの形状があるという認識が出来てしまうおそれがある。
【0008】
本開示は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、利用者に容易に判別できないように情報を潜像させることができるオブジェクトを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本開示の一態様は、オブジェクトであって、視認可能な可視情報が設けられかつ近赤外光を透過する可視層と、前記可視層の裏面に配置される基材とを備える。前記基材は、近赤外光を反射するメッシュパターンと、前記メッシュパターンが配置される溝部が形成されたシートとを備える。前記基材は、前記メッシュパターンで反射される近赤外光に潜在情報を付与する。
【発明の効果】
【0010】
本開示によると、利用者に容易に判別できないように情報を潜像させることができるオブジェクトを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
書籍
6か月前
個人
リフター
1か月前
個人
手帳
1か月前
個人
ノート
5か月前
個人
書類ホルダー
5か月前
個人
紙片収容保持具
8か月前
個人
ファイル
1か月前
個人
ページめくり穴
4日前
個人
ブランドハガキ
3か月前
個人
ダブルクリップ
7か月前
個人
折り曲げ式しおり
1か月前
個人
カレンダー
11日前
個人
メッセージカード
6か月前
FRC株式会社
学習ノート
5か月前
個人
吊下式カレンダー
7か月前
東洋紡株式会社
地図フィルム
10か月前
個人
脱着リーフ綴込み補助具
7か月前
個人
脱着リングノートシステム
8か月前
ネオライト工業株式会社
しおり
1か月前
株式会社リコー
綴じ装置
1か月前
ダイニック株式会社
ブッククロス
8か月前
有限会社ライト工房
起立する台紙
4か月前
個人
シート状印刷物セット
1か月前
独立行政法人 国立印刷局
潜像物
8か月前
個人
タロットカード解説書
6か月前
独立行政法人 国立印刷局
積層体
3か月前
独立行政法人 国立印刷局
積層体
3か月前
個人
冊子収容ケース
1か月前
個人
見開きアルバム立て掛け飾り具
4か月前
独立行政法人 国立印刷局
画像形成体
22日前
個人
環状具
9か月前
独立行政法人 国立印刷局
潜像画像形成体
3か月前
株式会社デュプロ
冊子作成システム
10か月前
個人
シートセット及びワークセット
2か月前
株式会社Luciaube
クリアファイル
8か月前
株式会社ユニオン産業
クリップ
8か月前
続きを見る
他の特許を見る