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公開番号
2025138386
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-25
出願番号
2024037441
出願日
2024-03-11
発明の名称
活性エネルギー線硬化性粘着シート、離型フィルム付き粘着シート、画像表示装置用積層体、画像表示装置、画像表示装置構成部材用活性エネルギー線硬化性粘着シート、及び活性エネルギー線硬化性粘着シートの製造方法
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09J
7/38 20180101AFI20250917BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】 粘着力及び機械強度に優れる粘着シートを提供する。
【解決手段】 (メタ)アクリル系重合体(A)、ラジカル重合性化合物(B)、及び光重合開始剤(C)を含有する粘着剤組成物から形成される活性エネルギー線硬化性粘着シートであって、
前記ラジカル重合性化合物(B)が、ホモポリマーとした時のガラス転移温度(Tg)が0℃以上の単官能(メタ)アクリレート(b1)を含む、活性エネルギー線硬化性粘着シート。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(メタ)アクリル系重合体(A)、ラジカル重合性化合物(B)、及び光重合開始剤(C)を含有する粘着剤組成物から形成される活性エネルギー線硬化性粘着シートであって、
前記ラジカル重合性化合物(B)が、ホモポリマーとした時のガラス転移温度(Tg)が0℃以上の単官能(メタ)アクリレート(b1)を含む、活性エネルギー線硬化性粘着シート。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記単官能(メタ)アクリレート(b1)が、分岐構造及び/又は環構造を有する、請求項1記載の活性エネルギー線硬化性粘着シート。
【請求項3】
前記単官能(メタ)アクリレート(b1)の沸点が150~350℃である、請求項1又は2に記載の活性エネルギー線硬化性粘着シート。
【請求項4】
前記ラジカル重合性化合物(B)の含有量が、前記(メタ)アクリル系重合体(A)100質量部に対して、0.5~30質量部である、請求項1又は2に記載の活性エネルギー線硬化性粘着シート。
【請求項5】
前記単官能(メタ)アクリレート(b1)の含有量が、前記ラジカル重合性化合物(B)に対して40質量%以上である、請求項1又は2に記載の活性エネルギー線硬化性粘着シート。
【請求項6】
前記光重合開始剤(C)が、水素引抜型光重合開始剤(c1)を含む、請求項1又は2に記載の活性エネルギー線硬化性粘着シート。
【請求項7】
前記光重合開始剤(C)が、水素引抜型光重合開始剤(c1)及び開裂型光重合開始剤(c2)を含む、請求項1又は2に記載の活性エネルギー線硬化性粘着シート。
【請求項8】
前記光重合開始剤(C)の含有量が、前記(メタ)アクリル系重合体(A)100質量部に対して0.1~10質量部である、請求項1又は2に記載の活性エネルギー線硬化性粘着シート。
【請求項9】
前記開裂型光重合開始剤(c2)に対する水素引抜型光重合開始剤(c1)の含有割合(c1/c2)が0.1~30である、請求項7記載の活性エネルギー線硬化性粘着シート。
【請求項10】
前記(メタ)アクリル系重合体(A)が、アルキル基の炭素数が1~15のアルキル基を有する(メタ)アクリレート(a1)由来の構造部位、及び極性基含有モノマー(a2)由来の構造部位を有するアクリル系重合体である、請求項1又は2に記載の活性エネルギー線硬化性粘着シート。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、活性エネルギー線硬化性粘着シート、離型フィルム付き粘着シート、画像表示装置用積層体、画像表示装置、画像表示装置構成部材用活性エネルギー線硬化性粘着シートの製造方法に関するものであり、さらに詳しくは、粘着力に優れるとともに、機械強度にも優れる活性エネルギー線硬化性粘着シート、離型フィルム付き粘着シート、画像表示装置用積層体、画像表示装置、画像表示装置構成部材用活性エネルギー線硬化性粘着シートの製造方法に関するものである。
続きを表示(約 3,700 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶ディスプレイ(LCD)、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ(OLED)等の画像表示装置や、タッチパネル等の画像表示装置と組み合わせて用いられる入力装置が広く用いられている。これらの画像表示装置や入力装置の製造等においては、光学部材を貼り合せる用途に透明な粘着シートが使用されており、画像表示装置と入力装置との貼合にも透明な粘着シートが使用されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、透明な両面粘着シートの少なくとも片側に、画像表示装置構成部材が積層してなる構成を備えた画像表示装置構成用積層体の製造方法として、紫外線照射によって1次架橋された光硬化性粘着シートを介して、2つの画像表示装置構成部材を積層した後、画像表示装置構成部材を介して前記光硬化性粘着シートに紫外線を照射して2次架橋させて硬化させる方法が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、(メタ)アクリル系重合体(A)、炭素-炭素二重結合を有するラジカル重合性官能基及びラジカル発生基を分子内に有する化合物(B)及び該化合物(B)以外の化合物からなる開始剤(C)を含む粘着剤組成物から粘着シートを形成することにより、凝集力の向上や酸を発生させないことによる信頼性や金属腐食が向上されることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2012/32995号
特開2020-76100号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1及び2に開示の粘着シートにおいては、凹凸を有する部材への追従性等は改善されているものの、近年ではガラス等の光学部材に対する更なる粘着力の改善が求められている。
一方で、粘着シートにおいては、製造時或いは搬送時、そして実装時において、信頼性の観点から機械強度も求められている。
【0007】
本発明はこのような背景下において、粘着力及び機械強度に優れる粘着シートを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
しかるに、本発明者等はかかる事情に鑑み、(メタ)アクリル系重合体(A)、ラジカル重合性化合物(B)及び光重合開始剤(C)を含有する粘着剤組成物から形成される活性エネルギー線硬化性粘着シートであり、ラジカル重合性化合物(B)として、ホモポリマーとした時のガラス転移温度(Tg)が比較的高めの単官能(メタ)アクリレート(b1)を用いることにより、粘着力及び機械強度に優れることを見出し、本発明を完成させた。
【0009】
即ち、本発明は、以下の態様を有する。
[1] (メタ)アクリル系重合体(A)、ラジカル重合性化合物(B)、及び光重合開始剤(C)を含有する粘着剤組成物から形成される活性エネルギー線硬化性粘着シートであって、
前記ラジカル重合性化合物(B)が、ホモポリマーとした時のガラス転移温度(Tg)が0℃以上の単官能(メタ)アクリレート(b1)を含む、活性エネルギー線硬化性粘着シート。
[2] 前記単官能(メタ)アクリレート(b1)が、分岐構造及び/又は環構造を有する、[1]記載の活性エネルギー線硬化性粘着シート。
[3] 前記単官能(メタ)アクリレート(b1)の沸点が150~350℃である、[1]又は[2]に記載の活性エネルギー線硬化性粘着シート。
[4] 前記ラジカル重合性化合物(B)の含有量が、前記(メタ)アクリル系重合体(A)100質量部に対して、0.5~30質量部である、[1]~[3]のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化性粘着シート。
[5] 前記単官能(メタ)アクリレート(b1)の含有量が、前記ラジカル重合性化合物(B)に対して40質量%以上である、[1]~[4]のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化性粘着シート。
[6] 前記光重合開始剤(C)が、水素引抜型光重合開始剤(c1)を含む、[1]~[5]のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化性粘着シート。
[7] 前記光重合開始剤(C)が、水素引抜型光重合開始剤(c1)及び開裂型光重合開始剤(c2)を含む、[1]~[6]のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化性粘着シート。
[8] 前記光重合開始剤(C)の含有量が、前記(メタ)アクリル系重合体(A)100質量部に対して0.1~10質量部である、[1]~[7]のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化性粘着シート。
[9] 前記開裂型光重合開始剤(c2)に対する水素引抜型光重合開始剤(c1)の含有割合(c1/c2)が0.1~30である、[7]記載の活性エネルギー線硬化性粘着シート。
[10] 前記(メタ)アクリル系重合体(A)が、アルキル基の炭素数が1~15のアルキル基を有する(メタ)アクリレート(a1)由来の構造部位、及び極性基含有モノマー(a2)由来の構造部位を有するアクリル系重合体である、[1]~[9]のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化性粘着シート。
[11] 周波数1Hzの剪断モードでの動的粘弾性測定により得られる、剪断貯蔵弾性率(G'(25℃))が100~800kPaである、[1]~[10]のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化性粘着シート。
[12] 前記活性エネルギー線硬化性粘着シートのゲル分率が30~95%である、[1]~[11]のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化性粘着シート。
[13] 前記活性エネルギー線硬化性粘着シートに、波長365nmの活性エネルギー線を積算光量が2000~5000mJ/cm
2
の範囲内のいずれかの照射量で照射した時の、60℃における対ガラス粘着力(P2(60℃))が3.5N/cm以上である、[1]~[12]のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化性粘着シート。
[14] 前記活性エネルギー線硬化性粘着シートに、波長365nmの活性エネルギー線を積算光量が2000~5000mJ/cm
2
の範囲内のいずれかの照射量で照射した時の、60℃における対ガラス粘着力(P2(60℃))に対する、23℃における対ガラス粘着力(P2(23℃))の比(P2(23℃)/P2(60℃))が、0.5~3.0である、[1]~[13]のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化性粘着シート。
[15] 前記活性エネルギー線硬化性粘着シートの60℃における対ガラス粘着力(P1(60℃))に対する、前記粘着シートに、波長365nmの活性エネルギー線を積算光量が2000~5000mJ/cm
2
の範囲内のいずれかの照射量で照射した時の、60℃における対ガラス粘着力(P2(60℃))の比(P2(60℃)/P1(60℃))が、0.6~1.5である、[1]~[14]のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化性粘着シート。
[16] JIS K 7127に準拠して、300mm/secの速度で測定される500%伸長時強度が0.2~2.5MPaである、[1]~[15]のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化性粘着シート。
[17] [1]~[16]のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化性粘着シートと、離型フィルムとが積層してなる構成を備えた離型フィルム付き粘着シート。
[18] 2つの画像表示装置構成部材が、[1]~[16]のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化性粘着シートを介して積層してなる構成を備えた、画像表示装置用積層体。
[19] [18]記載の画像表示装置用積層体を備えた、画像表示装置。
[20] [1]~[16]のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化性粘着シートからなる、画像表示装置構成部材用活性エネルギー線硬化性粘着シート。
[21] (メタ)アクリル系重合体(A)、ラジカル重合性化合物(B)及び光重合開始剤(C)を含有する粘着剤組成物を活性エネルギー線照射により硬化させる、[1]~[16]のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化性粘着シートの製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明の活性エネルギー線硬化性粘着シートは、粘着力及び機械強度に優れる。とりわけ、粘着シートの機械強度に優れるとともに、光学部材貼合後に活性エネルギー線照射を行った後の粘着力に優れた活性エネルギー線硬化性粘着シートである。そのため、本発明の活性エネルギー線硬化性粘着シートは、画像表示装置に用いる粘着シートとして好適に利用することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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