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公開番号2025140914
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024040562
出願日2024-03-14
発明の名称ゴム組成物および防振ゴム
出願人株式会社SUBARU,スバルテクニカインターナショナル株式会社,富士ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人青海国際特許事務所
主分類C08L 75/04 20060101AFI20250919BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】引張モジュラスを向上させることにより、乗心地の向上と、操縦安定性の向上を両立する。
【解決手段】ゴム組成物は、ミラブルウレタンポリマーと、有機過酸化物架橋剤と、窒素表面積が30m2/g以上100m2/g以下のカーボンと、を備え、ミラブルウレタンポリマーのムーニー粘度ML(1+4)100℃は、29以上90以下であり、有機過酸化物架橋剤の含有割合は、ミラブルウレタンポリマー100質量部に対して、2質量部以上4質量部以下であり、カーボンの含有割合は、ミラブルウレタンポリマー100質量部に対して1質量部以上40質量部以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ミラブルウレタンポリマーと、
有機過酸化物架橋剤と、
窒素表面積が30m

/g以上100m

/g以下のカーボンと、
を備え、
前記ミラブルウレタンポリマーのムーニー粘度ML(1+4)100℃は、29以上90以下であり、
前記有機過酸化物架橋剤の含有割合は、前記ミラブルウレタンポリマー100質量部に対して、2質量部以上4質量部以下であり、
前記カーボンの含有割合は、前記ミラブルウレタンポリマー100質量部に対して1質量部以上40質量部以下である、ゴム組成物。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記ミラブルウレタンポリマーのムーニー粘度ML(1+4)100℃は、53以上78以下である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項3】
前記カーボンは、第1のカーボンと、前記第1のカーボンと前記窒素表面積が異なる第2のカーボンとを含む、請求項1または2のゴム組成物。
【請求項4】
前記第1のカーボンの窒素表面積は、30m

/g以上50m

/gであり、
前記第2のカーボンの窒素表面積は、70m

/g以上90m

/gである、請求項3に記載のゴム組成物。
【請求項5】
ミラブルウレタンポリマーと、
有機過酸化物架橋剤と、
窒素表面積が30m

/g以上100m

/g以下のカーボンと、
を備え、
前記ミラブルウレタンポリマーのムーニー粘度ML(1+4)100℃は、29以上90以下であり、
前記有機過酸化物架橋剤の含有割合は、前記ミラブルウレタンポリマー100質量部に対して、2質量部以上4質量部以下であり、
前記カーボンの含有割合は、前記ミラブルウレタンポリマー100質量部に対して1質量部以上40質量部以下であるゴム組成物が架橋されることにより得られるゴムを含む、防振ゴム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム組成物および防振ゴムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
車輪を路面に押さえつけて接地させるとともに、走行中において車輪から車体への振動の伝達を緩衝するために、車両には、車体と車輪とを連結するサスペンションシステムが設けられている。サスペンションシステムを構成する部材のうち、サスペンションブッシュには、振動を吸収する振動吸収機能が要求される。
【0003】
従来、サスペンションブッシュには、低コストであり、成形が容易であり、調達が容易である天然ゴム材料が広く用いられている。なお、天然ゴム自体は、車体を支えるには硬度が不十分であるため、天然ゴムをそのまま、サスペンションブッシュに適用することはできない。
【0004】
このため、補強材としてのカーボンを天然ゴムに添加した天然ゴム材料が、サスペンションブッシュ用の防振ゴムとして用いられている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-96769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、カーボンは、天然ゴムおよび合成ゴムの伸長および収縮を阻害する。このため、天然ゴムおよび合成ゴムの引張モジュラスは、カーボンの含有割合が多くなるに従って低下する。
【0007】
そこで、乗心地を向上させるためには、サスペンションブッシュ用のゴム中のカーボンの含有量を低下させることが考えられる。しかし、カーボンの含有量を低下させすぎると、転舵時の動き出しの遅れや、車体の動きの増加により安定性が悪化してしまい、乗心地のみならず操縦安定性が低下してしまうという問題が生じる。
【0008】
このため、乗心地の向上と操縦安定性の向上とを両立することができるゴム組成物の開発が希求されている。
【0009】
本発明は、このような課題に鑑み、引張モジュラスを向上させることにより、乗心地の向上と、操縦安定性の向上を両立することが可能なゴム組成物および防振ゴムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明の一実施の形態に係るゴム組成物は、
ミラブルウレタンポリマーと、
有機過酸化物架橋剤と、
窒素表面積が30m

/g以上100m

/g以下のカーボンと、
を備え、
前記ミラブルウレタンポリマーのムーニー粘度ML(1+4)100℃は、29以上90以下であり、
前記有機過酸化物架橋剤の含有割合は、前記ミラブルウレタンポリマー100質量部に対して、2質量部以上4質量部以下であり、
前記カーボンの含有割合は、前記ミラブルウレタンポリマー100質量部に対して1質量部以上40質量部以下である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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