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公開番号
2025147562
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-07
出願番号
2024047865
出願日
2024-03-25
発明の名称
ICモジュール、並びに、このICモジュールを備えるインレット、非接触ICカード、RFIDタグ
出願人
マクセル株式会社
代理人
個人
主分類
G06K
19/077 20060101AFI20250930BHJP(計算;計数)
要約
【課題】ICチップに形成されたバンプとアンテナとが接合されるICモジュールにおいて、ICチップやアンテナに加わる外力により、ICチップからアンテナが分離することをより確実に防ぐ。
【解決手段】本発明は、一方の面15に一対のバンプ16・16が形成されたICチップ2と、1本のアンテナ線で形成されて各バンプ16に接合される無線通信用のアンテナ3とを備えるICモジュールを対象とする。アンテナ3は、アンテナ線が渦巻状に巻回されるコイル部7と、アンテナ線の始終端であって該コイル部7で囲まれる内側に向かって同方向に導出される一対のリード部8・8とを有する。各リード部8は、バンプ16上を通るようにICチップ2の上面15に沿ってそれぞれ配設されて、バンプ16に重なるリード部8がバンプ16に接合されている。そして、リード部8が、連結体19で覆われてICチップ2の上面15に固定されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一方の面(15)に一対のバンプ(16・16)が形成されたICチップ(2)と、1本のアンテナ線で形成されて各バンプ(16)に接合される無線通信用のアンテナ(3)とを備えるICモジュールにおいて、
アンテナ(3)は、アンテナ線が渦巻状に巻回されるコイル部(7)と、アンテナ線の始終端であって該コイル部(7)で囲まれる内側に向かって同方向に導出される一対のリード部(8・8)とを有し、
各リード部(8)は、バンプ(16)上を通るようにICチップ(2)の一方の面(15)に沿ってそれぞれ配設されて、バンプ(16)に重なるリード部(8)がバンプ(16)に接合されており、
リード部(8)が、連結体(19)で覆われてICチップ(2)の一方の面(15)に固定されていることを特徴とするICモジュール。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
平面視において、リード部(8)の導出基端側に位置するICチップ(2)の縁部(E1)と、該ICチップ(2)の縁部(E1)に臨むバンプ(16)の辺部(T1)との間に配設されるリード部(8)を基端側リード(L1)と規定したとき、該基端側リード(L1)が、連結体(19)で覆われてICチップ(2)に固定されている請求項1に記載のICモジュール。
【請求項3】
平面視において、リード部(8)の導出先端側に位置するICチップ(2)の縁部(E2)と、該ICチップ(2)の縁部(E2)に臨むバンプ(16)の辺部(T2)との間に配設されるリード部(8)を先端側リード(L2)と規定したとき、該先端側リード(L2)が、連結体(19)で覆われてICチップ(2)に固定されている請求項2に記載のICモジュール。
【請求項4】
平面視において、バンプ(16)上に配設されるリード部(8)を重畳リード(L3)と規定したとき、該重畳リード(L3)が、連結体(19)で覆われてICチップ(2)に固定されている請求項2または3に記載のICモジュール。
【請求項5】
ICチップ(2)は、リード部(8)の導出基端側に位置する縁部(E1)と、リード部(8)の導出先端側に位置する縁部(E2)とを有する、平面視で矩形状に形成されており、
一対のバンプ(16・16)が、ICチップ(2)の一方の面(15)の中心(C)よりもリード部(8)の導出先端側に位置する縁部(E2)側に偏倚した位置に左右に並べて配設されている請求項2に記載のICモジュール。
【請求項6】
連結体(19)が、液状樹脂(20)を固化してなるものである請求項1に記載のICモジュール。
【請求項7】
請求項1から6のいずれかひとつに記載のICモジュール(1)と、該ICモジュール(1)を保持する担持シート(4)とを含むインレット。
【請求項8】
請求項1から6のいずれかひとつに記載のICモジュール(1)を備える非接触ICカード。
【請求項9】
請求項1から6のいずれかひとつに記載のICモジュール(1)を備えるRFIDタグ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ICチップと、該ICチップに接合される無線通信用のアンテナとを有する非接触通信型のICモジュール、並びにこのICモジュールを備えるインレット、非接触ICカード、RFIDタグに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
この種のICモジュールの適用例としては例えば非接触ICカードを挙げることができる。かかる非接触ICカードの製造方法としては、ICモジュールの形成後、このICモジュールを含むインレットを形成し、さらにインレットの上下面に各種シートを配設して非接触ICカードを得る方法が知られている。インレットの公知例としては、例えば本特許出願人よる特許文献1を挙げることができ、そこでは、チップベース上に配設されたICチップとアンテナとを含むICモジュール(モジュール本体)の上下面のそれぞれに不織布シートを配するとともに、ICチップの被覆部分に保護層を形成してインレットを形成している。
【0003】
具体的には、アンテナの各リード部(各接続端子部)を、ICチップに形成されたバンプにそれぞれ溶接により接合しICチップとアンテナと電気的に接続して、これらICチップとアンテナとをICモジュールとして一体化したうえで、このICモジュールを上下一対の不織布シートで挟み込み、さらにICチップを被覆する保護層をチップベース上に形成している。保護層は、両不織布シートを溶着したのち、不織布シートのチップ被覆部に液状のUV硬化樹脂を含浸させ、これを硬化させて形成される。以上より、ICチップが不織布とUV硬化樹脂からなる保護層で覆われたICモジュールを形成している。なお、保護層を形成するためのUV硬化樹脂は、硬化後においてショア硬度が20以上90以下となるような素材が使用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-159049号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のようにICチップに保護層を設けると、当該保護層でICチップに加わる衝撃を分散・低減することが可能となり、ICモジュールとしての耐衝撃性などの外部応力耐性を向上させることができる。但し、特許文献1のインレットでは、保護層が形成されるまでの間にICモジュールに外力が加わると、すなわちICモジュールを一対の不織布シートで挟む過程、ICモジュールを挟んだ一対の不織布シートを溶着する過程、UV硬化樹脂を塗布して硬化させる過程において、不織布シートが捩れるなどしてICモジュールに外力が加わると、バンプとリード部との接合箇所(溶接箇所)が破断して、ICチップからアンテナが分離することがある。
【0006】
加えて、近年では、ICチップの外形寸法の小型化が進み、それに伴って、当該ICチップに形成されるパンプの小型化、さらに当該バンプにおける接合可能な部分の面積が小さくなる傾向にある。より具体的には、近年におけるICチップの外形寸法は、平面サイズで1mm角~4mm角程度と小型化が図られている。このような小型化されたICチップに形成されるバンプの外形寸法はさらに小さいものとなるため、バンプとアンテナとの接合強度を担保することが困難となりやすく、インレットの形成過程におけるバンプとリード部との接合箇所の破断はより顕著に生じる。
【0007】
本発明は、ICチップに形成されたバンプとアンテナとが接合されるICモジュールにおいて、ICチップやアンテナに加わる外力により、ICチップからアンテナが分離することをより確実に防ぐことを目的とする。
本発明は、外部応力等により破損し難い、信頼性に優れたインレット、非接触ICカード、RFIDタグを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、一方の面15に一対のバンプ16・16が形成されたICチップ2と、1本のアンテナ線で形成されて各バンプ16に接合される無線通信用のアンテナ3とを備えるICモジュールを対象とする。アンテナ3は、アンテナ線が渦巻状に巻回されるコイル部7と、アンテナ線の始終端であって該コイル部7で囲まれる内側に向かって同方向に導出される一対のリード部8・8とを有する。各リード部8は、バンプ16上を通るようにICチップ2の一方の面15に沿ってそれぞれ配設されて、バンプ16に重なるリード部8がバンプ16に接合されている。そして、リード部8が、連結体19で覆われてICチップ2の一方の面15に固定されていることを特徴とする。
【0009】
平面視において、リード部8の導出基端側に位置するICチップ2の縁部E1と、該ICチップ2の縁部E1に臨むバンプ16の辺部T1との間に配設されるリード部8を基端側リードL1と規定したとき、該基端側リードL1が、連結体19で覆われてICチップ2に固定されている。
【0010】
平面視において、リード部8の導出先端側に位置するICチップ2の縁部E2と、該ICチップ2の縁部E2に臨むバンプ16の辺部T2との間に配設されるリード部8を先端側リードL2と規定したとき、該先端側リードL2が、連結体19で覆われてICチップ2に固定されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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